青森ターミナルから津軽海峡フェリーに乗り、函館まで行きました。初めての場合はどうやってフェリーターミナルまで行くのかで悩みますが、そんな人のお役に立てるよう、アクセスについてまとめてみました。バスでのアクセスにも複数の選択肢がありますのでご参考ください。

津軽海峡フェリーの概要
津軽海峡フェリーは、本州と北海道を船で繋ぐ公共交通機関です。青森ー函館線の他、大間ー函館線も運航。
2016年に北海道新幹線が開業して以来、利用者が激減…!?
かと思いきや、逆に活況を呈しているようです。

自動車を利用する人はこれまで通りフェリーを使います。
それに加え、青函トンネルを通過できる手段が在来線特急から北海道新幹線へ、問答無用にグレードアップされたことでコストが跳ね上がり、鉄道を敬遠した利用者が徒歩で乗船するようにもなったと言います。
私も乗りましたので、乗船レポートは別にまとめる予定ですが、まずは港へのアクセス方法を記録します。
徒歩での乗船が増えるなか、みなさまのご不安解消になれば幸いです。
青森駅から青森ターミナルへのアクセス方法
津軽海峡フェリーによると、青森ターミナルは青森駅から徒歩45分とのこと。
…っておい!そんな歩けるか!!
「ねぶたん号」を利用する場合
バスでのアクセス方法は2種類あって、まずは「ねぶたん号」について解説します。
バスの種類 | 運賃 | 乗車時間 | ターミナルまで | 運行時間帯 |
ねぶたん号 | 300円 | 約12分 | 直通乗り入れ | 日中のみ |
青森市営バス | 260円 | 約15分 | 下車後徒歩10分 | 幅広く運行 |
「ねぶたん号」は、津軽海峡フェリーの青森ターミナル内に直接乗り入れています。ねぶたん号の運賃は300円均一です。

これでいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、難点が一つ。

本数が少なく、運行時間帯も昼間に限られています。
24時間運航を続けているフェリーへの接続手段としては、これだけでは足りない印象です。
「青森市営バス」を利用する場合
ねぶたん号の運行本数の少なさを補ってくれるのが、「青森市営バス」の沖館・新田線です。
バスの種類 | 運賃 | 乗車時間 | ターミナルまで | 運行時間帯 |
ねぶたん号 | 300円 | 約12分 | 直通乗り入れ | 日中のみ |
青森市営バス | 260円 | 約15分 | 下車後徒歩10分 | 幅広く運行 |
こちらも本数が多いとは言えませんが、観光だけではなく通勤通学需要にも対応する路線なので、運行時間帯に幅があります。
青森駅東口を出発後、駅を大きく迂回するルート上の市街地で乗客を拾いながら西口側に回り、フェリーターミナルに近い「新田」バス停に向かうため、「ねぶたん号」と比べるとやや時間がかかります。

新田バス停で下車。青森駅からの運賃は260円です。降りたらバスが進む方向に歩いていきます。

しばらくすると立体交差の信号にぶつかりますので、フェリーふ頭方面に右折します。

するとほどなくしてフェリーターミナルが見えてきます。入口にはファミリーマートがありますので、ドリンクなどを調達しておきましょう。

車のレーンが並んでいますが、徒歩乗船の人はレーン左側の歩道を歩いていきましょう。

徒歩10分程度で到着。天気が良ければ楽勝の距離です。
>> 青森市営バス時刻表
ちょっとお得な情報
青森市営バスでフェリーターミナルに向かう際(またはその逆)で使える、ちょっとおトクな小技を紹介。
実は青森市営バス、青森駅から乗る場合と、新町一丁目(駅から1つめの停留所)から乗る場合とで、60円も運賃が変わります。

駅から直接向かう場合は青森駅から乗車した方が良いですが、前泊などで青森市街地に滞在している場合は「新町一丁目」バス停から乗車してみてください。
新町一丁目は街中のアーケード街にあります。前泊後、朝に飛び乗りたいなら、アーケードに面しているダイワロイネットホテルなどが便利かもしれません。
私はドトールで朝ごはんを食べた後に乗りました。同店舗の目の前(道路反対側)です。

>> ドトール青森新町通り店
青森ターミナル内の様子
青森ターミナルはフェリーの運航と同様に24時間営業です。
セルフチェックイン機
インターネットでの決済が済んでいればQRコードをかざすだけの簡単手続きです。

新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、体調確認があります。その場で体温を測定することはなく自己申告制ですが、体調がすぐれないときは乗船を控えましょう。
売店もあります
ターミナル内には売店もあって、フェリー関連グッズなどの記念品をゲットできます。なお、2021年5月現在、現金決済のみとなっています。

寝泊りは禁止です
ターミナル内にはひじ掛けのないタイプのベンチがずらりと並んでいて、深夜便の待ち時間にも快適に過ごすことが出来そうですが、寝泊りは禁止と明記されています。

搭乗口
乗船は3階の搭乗口から。乗船券に印刷されたQRコードをかざして通り、ボーディングブリッジを歩いて乗り込みます。まるで飛行機みたいです。

おまけ)飛行機と船の関係
「まるで飛行機みたいです」と書いてしまった人の責任として触れておきます。
正確には飛行機が「まるで船みたい」なのです。飛行機はさまざまな場面で船の文化を引き継いでいます。
「空港」だって空のみなとと書きますし、機体のことを「シップ」ということもありますよね。ボーディングブリッジだって、先にできたのは船のようです。
飛行機に乗りなれている現代人ですが、ぜひ船に乗ったときは共通点を探してみてくださいね。
津軽海峡フェリー
>> こちら
津軽海峡フェリーを利用した際のレポートは
>> こちら
津軽海峡フェリーから函館駅までの移動に関しては
>> こちら
ではまた。