青森と函館を結ぶ津軽海峡フェリーを降りたあと、函館駅に出るなら直通バスがありますが、函館市内をバスで観光する予定があるならカンパスがオトクです。徒歩で乗船する方はご参考ください。

津軽海峡フェリーについて
津軽海峡フェリーは、青森県と北海道を結ぶ航路で、青森ー函館間の津軽海峡ロードと、大間ー函館間のノスタルジックロードを運航しています。

フェリーは自動車で本州と北海道を行き来する人にとって欠かせない選択肢ですが、青函トンネルを通る鉄路が新幹線になったことでコストが跳ね上がり、それを避ける人たちがフェリーを選択することも多くなっているようです。
自動車を使わず、公共交通機関でフェリーターミナルまでやってきて、自動車無しで乗船することを「徒歩乗船」などと言いますが、新幹線が開業した今、これまで以上に「徒歩乗船」に関する情報は必要とされているのではないかと思います。
このブログでは青森ー函館間の移動について解説しており、本ページでは「函館フェリーターミナルから函館駅まで」を掲載しています。
函館フェリーターミナルから函館駅までのアクセス方法
Google mapによると、徒歩約1時間、4.9kmだそうです。なので、みなさん元気に歩きましょうね。
「あー楽勝だね(白目)」
ということで終わらせようかと思いましたが、もう少し楽なルートがあるのでご紹介しますね。
シャトルバスを利用する場合
函館駅に行き、そこで旅程をクローズするのであれば「シャトルバス」を利用するのが最も手っ取り早いです。函館帝産バスが運行する観光バス仕様の車両です。
函館フェリーターミナルから函館駅まではダイレクトアクセスで30分程度。9時頃から18時頃に発着するフェリーに合わせて運航されています。多少の待ち時間は生じるかもしれませんが、概ねフェリーの時刻表を参照しながらダイヤを組んでいるように見受けられます。
しかも安いですよ。片道320円で到着です。
函館バスを利用する場合
初めにお伝えしておかなければなりませんが、この方法では「函館駅へ直接アクセスすることは出来ません」ので、ダイレクトに向かいたい方は上記のシャトルバスを利用してください。
「函館バス」を利用する場合は、五稜郭バス停で乗り換えが必要です。
16系統 | 津軽海峡フェリー→五稜郭 | 約2本/時 |
多数系統 | 五稜郭→函館駅前 | 多数運行 |
でもね、面倒くさそうなこのルートにもメリットがあるのでここに書いているんですよ。興味があれば読み進めてくださいね。

1日乗車券「カンパス」が活用できる
函館バスでは「函館近郊」が800円で1日乗り放題になる「カンパス」という乗車券を発売しています。

で、カンパスのフリーエリアの西の果てが、なんと「津軽海峡フェリー」バス停なのです!
つまり、津軽海峡フェリーで乗り付けた人がこの乗車券を使えば、エリアの端っこから活用できるということ。これはオトクな予感がしますよね。
その予感は当たっていて、
- 1系統 函館山登山バス
- 2系統 ロープウェイシャトル
- 3系統 元町ベイエリア号
- 5系統 五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス
などの観光路線はすべてカンパスで乗れます。
函館バスで夜景を見に行くこともでき、五稜郭にも行けて、ベイエリアにも行ける。
カンパスを買えば「フェリーを降りてから函館駅までと、函館市内の観光がセット」で800円ということ。
この事実に目を付けた私は、カンパスを利用した函館バスでのアプローチ一択でした。
みなさんもぜひ、活用してみてくださいね。
カンパスの買い方
カンパスの買い方ですが、
- 函館バス車内
- 函館駅前バス案内所
- 函館バス各営業所
- セブンチケット
で購入できるそうです。
フェリーで到着する場合は「函館バス車内」で買うか、セブンチケットで買っておくかのどちらかですね。セブンチケットで買っておいた場合も、函館バス車内での引き換えになります。車内での手続き簡素化と、クレジットカードで買えるというのが利点でしょう。
私が利用した時はWebでも買えたのですが、本記事執筆時点(2021年6月)では取り扱いがないようですね。状況が変わりましたらこちらにアップいたします。
函館観光を写真でどうぞ
津軽海峡フェリーから函館駅に向かう途中に立ち寄った五稜郭周辺はこんな感じ。人がいないような写真に見えますが、頑張って人が移り込まないように努力した結果であって、賑わっていないわけではないですよ。中心街です。

函館の街には路面電車も走っていますよ。カンパスだけでは乗れませんが、共通1日乗車券もあるので、鉄分が足りていない方は是非どうぞ。

函館に着いた後、ベイエリアをお散歩しに行きました。まぁ交通マニアの私、バスに乗りたかっただけですけどね。
お散歩でもお散バスでも何でもいいですけど、とりあえずベイエリアに到着。

おしゃれなスタバ発見しましたよ。2階建ての贅沢な構造で、店内はゆったりしていました。いつものコーヒーが出てきますが、特別なスタバの時間を楽しめますよ。

倉庫街を行くのは「3系統 ベイエリア号」です。かわいいバスですよね。この写真を撮ったのもスタバの2階席からです。

ついにバス停の名前になってしまった「ラッキーピエロ」は、函館で有名なバーガーチェーンです。ぜひお立ち寄りください。
ではまた。
函館帝産バスについては
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函館バスについては
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