山形新幹線「つばさ」の解説。おすすめ座席はA席。景色のいい区間は福島~米沢。

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鉄道

山形新幹線「つばさ」は全車指定席です。原則として特急券を買った時点で自分の席が決まります。景色がいい席で迷っているなら「A席」をおすすめします。窓枠は全席共通です。景色のいい区間は福島~米沢間。同区間は別ルートを建設する構想もありますので、ご利用はお早めに。

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山形新幹線とは

新幹線と在来線を走る

山形新幹線は、福島ー(山形)ー新庄を結ぶ新幹線です。

東北新幹線と直通運転していて、実態は東京ー新庄間の運行全区間に対して山形新幹線と呼ぶこともあります。

正確に説明すると、山形新幹線の福島ー新庄間は奥羽本線を走る在来線の特急列車です。特急列車を「山形新幹線」、在来線の普通列車を「山形線」と案内することが多いです。

奥羽本線の福島ー新庄間は、新幹線の車両が走れるように工事をし、線路の幅を広げています。所詮は在来線なので同区間内での最高速度は130km/hに制限されていますが、新幹線に乗り換えなしで直通運転し、東北新幹線内では275km/h運転されています。

東北新幹線区間はフル規格、山形新幹線区間はミニ新幹線と呼ばれています。これらを合わせて「幹在特」ということもあります。

幹在特の概念は、特急料金の計算や制度を理解するのに重要となりますが、しかし料金は検索すればわかる時代です。突き詰めるとややこしいので、やめておきましょう。

列車名は「つばさ」

山形新幹線の列車名は「つばさ」で統一されています。

もともとは上野と秋田を奥羽本線経由で結ぶ特急列車として活躍していた「つばさ」ですが、この名称が新幹線になっても残り続けています。

一時期、別の名称にしようという動きがありましたが、JR及び山形県民の反対を受けて廃案に。裏を返せば「つばさ」が地域に強く根付いているともいえるでしょう。

すでに引退しましたが、山形新幹線内完結の足湯を連結した観光特急も「とれいゆつばさ」という列車名称でしたね。

山形新幹線「つばさ」の座席

2列-2列です

山形新幹線「つばさ」の車両は、在来線区間を走る関係で、一般的な新幹線よりも幅が狭くなっています。

その結果、座席配置は2列-2列になっています。

東京(新庄)に向かって左側(右側)がA席、右側(左側)がD席です。

座席にはひじ掛けがあり、隣の座席との仕切りとして機能しています。

赤を基調とした車内は落ち着きがあります。

コンセントあります(一部車両を除く)

コンセントが各座席窓側に配置されていて、移動中のバッテリー切れの心配もありません。ただし、通路側座席にはコンセントがありませんので、窓側のキープがオススメですが、窓側の人は通路側の人が困っていそうであれば譲り合いを。

なお、つばさに使用される車両はE3系2000番台と呼ばれる車両が大多数を占めていますが、E3系1000番台という古いタイプが数編成残っており、これにはコンセントがないという情報があります。万が一に備えてモバイルバッテリーの準備をおすすめします。

山形新幹線のおすすめ座席

こだわりなければ「A席」がおすすめ

山形新幹線は2列席ですので、AD席が窓側、BC席が通路側となります。

窓は1席につき1枚なので、どの席に座っても窓枠は同じ。特別な事情がない限り、席を選ぶ基準は進行方向左右どちらか、という点に限られます。

景色を見たい人はAD席、トイレが近い人はBC席がいいでしょうが、もし迷っているのであればA席をおすすめします。

山越え前後に広がる「福島盆地」

A席に座ると、福島盆地を見下ろす景色を楽しめます。

この景色は奥羽本線の庭坂(平野部最後の駅)を出て山に向かう区間で見られます。高度を稼ぐためにS字に曲げられた線路を登る途中に、窓から眼下に広がります。

また、進行方向に目を凝らすと、これから走る奥羽本線の線路を見渡すこともできます。奇跡的に対向列車に恵まれるといい写真が撮れそうですね。

東京方面の「つばさ」に乗車した際の前方風景です(架線が見えます)

山形県内で広がる「奥羽山脈」

山越えの後は進行方向右側に、平野の向こうに広がる奥羽山脈の山々を見ることができます。

多くの時間帯で「日陰」

A席を選ぶと、多くの時間帯で日陰になります。

特に福島~米沢間では北側の座席になりますので、ほぼすべての時間帯で日陰に。

日差しを気にすることなくカーテンを開けることができそうです。

南北に移動する山形県内では、午前中に乗車する場合を除き日陰になります。

日陰側に座ると、眩しくないだけでなく、景色も逆光にならないので一石二鳥ですよ。

噂のタワマン「スカイタワー41」

ちょっとマニアックですが、かみのやま温泉付近を走行中に、突如として現れる高層マンションが有名です。

これは「スカイタワー41」と呼ばれるタワマンで、高さは134m。2022年現在では、東北地方にはこれよりも高い建物は宮城県にしかないそうですよ。

ひときわ目立つので、A席からであれば絶対に見つけられます。

最前列席はテーブルが大きい

最前列席のテーブルは壁に設置されていて、他の座席よりも大きいタイプとなります。

荷物が多くなりがちなお子様連れの場合は、一番前の席がいいでしょう。前の座席を蹴ってしまう心配もありませんね。(あまり暴れると後ろの方のテーブルが揺れるのでその点は注意です)

なお、最前列席にはコンセントが2席ともついていますよ。

山形新幹線のおすすめ区間は「福島~米沢」

山越え区間は景色がいい

山形新幹線の一番の見どころは福島県から山形県に向かう区間です。

特に本気を出すのは庭坂(福島県側最後の平野駅)と関根(山形県側最初の平野駅)の間です。

山形新幹線でも速度を落とす同区間は板谷峠と呼ばれる山越えの難所です。

この区間は秘境駅と言われる山奥の駅が点在し、普通列車で巡るのも楽しいところ。ただし、普通列車の本数が極端に少なく、新幹線ばかりが走る区間となっています。

もちろん新幹線はどの駅にも止まらず、シェルターに囲まれた薄暗い駅を次々と通過していきます。

いくつもの沢を越えていきます。

新幹線に乗りながらにして、森の中を駆け抜ける様はなかなか味わえませんよね。

東京から山形新幹線に乗っていると飽きてくるころかもしれません。山形からだとそろそろ眠くなってくるころかもしれません。一方、携帯電話の電波も通じずに不便だなとも思うかもしれません。

でも、福島~米沢間だけは外の景色を楽しんでみましょう。山形新幹線「つばさ」の最大の見どころですよ。

私が知る限りでは、同様の”新幹線の山越え”は秋田新幹線の雫石ー田沢湖間がありますが、他はなかなか…フル規格の新幹線の場合は山を越えずにトンネルをぶち抜いてしまうんですよね。

新トンネルルートの建設計画

おすすめしてきた山越え区間ですが、これは景色を楽しみたい人にとっては最高の区間ではあるものの、速達化を進めたい新幹線にとっては難所になっています。

現在、山形新幹線においては、前述の庭坂付近のS字カーブ付近からの山越えルートを外れて、関根駅付近まで新しいトンネルで貫く計画が持ち上がっています。

このトンネルが完成すると、山形駅まで10分程度の時間短縮が見込まれるうえ、悪天候時の運休も回避しやすくなります。

新幹線の速達化には一役買いますが、山越えする新幹線を楽しめるのはその時までとなります。

景色を楽しみたいみなさんは、お早目のご乗車を。

まとめ

山形新幹線「つばさ」に乗車し、以下の知見を得ました。

  • 山形新幹線は在来線を走行します
  • 山越え区間「福島~米沢」は一番の絶景スポットです
  • おすすめ座席はA席(特別な事情がない場合)
  • 将来はトンネルで山越え区間を貫きます

ではまた。

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