「リゾートビューふるさと」のおすすめ座席と指定席の取り方。子連れにも。

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鉄道
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リゾートビューふるさとは、長野県内を走る観光列車の一つです。長野ー松本ー南小谷間を走行します。景色の良い区間を走行する同列車のおすすめ座席をご紹介。長野-松本間のゆったりとした移動手段としてもアリ。指定席はえきねっとから取れます。子どもと乗っても安心の乗って楽しい列車です。

2023年10月1日から、乗って楽しい列車の指定席料金が840円に改訂されました。

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リゾートビューふるさととは

コンセプト

リゾートビューふるさとは、長野県内の篠ノ井線と大糸線を走行する観光列車です。

コンセプトは「ふるさとを思い起こさせる美しい風景が広がる列車」です。

2両編成の車両は、在来線の線路が敷いてあるエリアはどこでも走れるディーゼルカーですが、ハイブリット機構を備えた環境に配慮した設計になっています。

運行区間

運行区間は長野ー松本ー南小谷間

これが発表されたときは驚いた人もいたでしょう。

長野駅から松本駅まで篠ノ井線を南下したかと思えば、そこで列車の進行方向を変えて、今度は大糸線を北上します。

松本駅で運行を区切ることなく通しで利用することができるので料金面でもメリットがあります。

リゾートビューふるさとの特徴

広い座席あります

リゾートビューふるさとは、2-2列の4列シートですが、前後の幅が大変広くなっています。

座席の前後の幅のことを「シートピッチ」といい、通常は970mm程度です。

それが、リゾートビューふるさとの場合は1200mmもあります。新幹線や特急列車のグリーン車並みのシートピッチを普通車で楽しむことができます。

後ろの方への配慮は必要ですが、あくまで車両の機能として、リクライニングシートが深く倒れます。

間隔が広すぎる列車特有の設備として、各座席ともテーブルが2つずつついています。

また、足元はすっきりとしていて、足の長い人でも心置きなく伸ばすことができます。

各車両の展望席(後述)側最前列席に座ると、若干足元が狭く感じるものの、窮屈とは全く思いません。よほど長い脚の持ち主でない限りは気にする必要はないでしょう。

展望スペースあります

この種の観光列車に欠かせないのが展望席ですよね。

リゾートビューふるさとには展望席が設けられています。

展望席を含む先頭車両の空間はフリースペースとなっていて、誰でも利用できます。

譲り合って利用しましょう。

車内販売あります

リゾートビューふるさとは快速列車なのにもかかわらず、車内販売員が乗車されています。

長野県名産のお土産品を中心に取り揃えているようですので、ぜひ買ってみましょう。

リンゴジュースは210円です。車内でキンキンに冷えた状態で手に入りますので、姨捨駅などで動き回った後には特にオススメですね。

遊び心あります

後方座席に違和感を覚えて振り向いてみると…

おいおい…笑

ちゃんとマスクをしていてえらいですが「座席を回転してのご利用はお控えください」と言われていませんでしたっけ?

ちなみに全車指定席の列車の一部座席は車掌枠としてブロックされていて、何らかのエラーでダブルブッキングが生じた際や、満席時に飛び乗りされた方がいらっしゃったときに案内されます。

おそらくその席を活用して遊んでいるのではないかと思います。

おすすめ座席

A席とD席の見どころ

沿線の景色がいいと言われるリゾートビューふるさとですが、見どころたっぷりですので、もし全区間乗るのであればA席でもD席でもOKです。

長野ー松本間

長野ー松本間の見どころは「姨捨山からの善光寺平」です。

この景色は長野→松本で進行方向左側の眼下に広がります。

よって、同区間ではA席がおすすめです。

松本ー南小谷間

松本ー南小谷間の見どころは、車窓に大きく広がる「立山連峰」の景色。

※2006年に白馬駅付近で撮影した写真をイメージとして載せています(ブレています)

これは、松本→南小谷で進行方向左側に見えます。

よって、同区間ではD席がおすすめです。

先頭座席は「好みが分かれる」

ちなみに進行方向先頭の座席に座ると、展望スペースが目の前に広がります。よく言えば開放的、悪く言えば目立つ。好みで選びましょう。ちなみに私なら先頭座席の一択ですね。

姨捨駅では長時間停車があります

リゾートビューふるさとの一番の見どころは「姨捨駅」と思います。

長野駅を朝に発車する南小谷行きの便では、姨捨駅での停車時間が30分以上確保されていて、思う存分景色を楽しむことができます。

車内販売員のアテンダントさんも、ホーム上に出て記念撮影のお手伝いをしてくれます。

駅舎の中でくつろぐことも可能ですが、乗り遅れ注意です。

子どもと乗っても安心です

この項目内にはトイレの写真がありますので、お食事中の方はご了承くださいませ。

リゾートビューふるさとは子ども歓迎仕様です。

展望席が楽しい

展望席という自由に動ける空間があるのは、子どもにとってうれしいですよね。

我が子の場合、前面展望にはあまり興味はないらしく、むしろソファのようになっているところで好き勝手座るのが好きだったようです。度が過ぎないようにコントロールするのが難しいんですけどね。

※この子の隣にも座れます

停車時間に開放されます

子どもにとって車内で長い時間過ごすのは退屈ですが、リゾートビューふるさとでは途中駅で長めの停車時間が設けられています。

車外に出て体を動かすことができるので、上手いことリフレッシュしながら歩を進めることができます。

トイレが広いです

リゾートビューふるさとには広くてきれいなトイレが設置されています。

※利用者がいないタイミングで撮影(このあと私がきれいに利用させていただきました)

トイレの中にはおむつ台も設置されていますので、赤ちゃん連れでも安心ですね。

なお、2両編成の車内に1箇所しかありませんので、なるべく早く済ませる努力は必要です。

車内はにぎやかです

電車の中では静かにしないといけないのは、観光列車でも同じ。

しかし、リゾートビューふるさとの車内では、みなさんがそれぞれ楽しい時間を過ごされています。

もちろん騒ぎ立てるのはよろしくありませんが、子連れの人にとって多少の騒音は許容される空気感、安心ですよね。

指定席券の取得方法

料金の解説

おとなの場合

JRの列車に乗車するには運賃が必ず必要で、これは乗車区間により異なります。

これに加え、リゾートビューふるさとは全車指定席ですので、指定席券(840円/乗車)が別に必要です。

なお、快速列車ですので、特急料金は必要ありません。

乗車区間運賃指定席券合計
長野ー松本1,1708402,010
松本ー南小谷1,3408402,180
長野ー南小谷2,3108403,050

なお、リゾートビューふるさとと別の列車を乗り継ぐ場合には、運賃は通しで支払うことができます。100キロを超える乗車券であれば途中下車もできます。

こどもの場合

こどもが利用する場合でも、乗車券や指定席券のルールはおとなと同じです。

ただし、乗車券や指定席券の金額が大人の半額になります。

乗車区間こども
運賃
こども
指定席券
こども
合計
長野ー松本5804201,000
松本ー南小谷6704201,090
長野ー南小谷1,1504201,570

ご旅行で利用される場合は乗車券として「週末パス」を利用するのがいいかもしれません。大人は8,880円かかりますが、こどもは2,600円に抑えられていますので、利用価値が高くなります。
>> ご参考

※2023年10月に指定席料金の改訂がありました(子どもは半額です!!)

なお、2名以下の未就学児を同伴する場合、未就学児の分は原則として無料です。ただし、座席を使用する場合は有料で、こどもの指定席券のほかに乗車券も必要になります。

詳しくは下記の記事をご参考ください。

指定席の取り方

全車指定席のリゾートビューふるさと。指定席を確保しなければ乗車することができません。

指定席は「えきねっと」での取得が便利です。

えきねっとの予約画面から「のってたのしい列車(観光列車)」から進むと操作が簡単です。

リゾートビューふるさとの指定席券は、比較的取りやすい部類に入りますので、焦らず計画を立てましょう。

えきねっと
>> こちら

まとめ

リゾートビューふるさとに乗車し、以下の知見を得ました。

  • 乗車券+840円で乗れる快適な快速列車
  • 篠ノ井線区間ではA席、大糸線区間ではD席がおすすめ
  • 最前列席は好みが分かれる
  • 展望席は譲り合って利用しよう
  • 子連れでも安心して使える

リゾートビューふるさと
>> こちら

ではまた。

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