今や全国に展開するスターバックスでは、訪れた店舗でスターバックスカード決済するとマイストアパスポートに店舗のデジタルスタンプが押されるシステムがあります。100店舗達成の記念に、どのような基準でスタンプが押印されるのかを解説します。一言で言えば「スターバックスカードで支払えば数円でも押印」ですが、支払いがない場合は押印されません。モバイルオーダーも対象です。ただし、eチケット利用による引換えで会計0円となる場合は対象外。旅行好きが効率的にスタンプを貯める方法もお教えします。
スタバのマイストアパスポートとは
デジタルスタンプ帳です
このブログ記事では、全国のスタバで展開されているサービス「マイストアパスポート」について詳しく紹介します。
一言で言えば「デジタルスタンプ帳」で、店舗でスターバックスカードを利用すると自動でスタンプが集まっていきます。
そのスタンプはマイページからいつでも確認でき、これまでに訪れたスタバの記録を見ることができます。
初めにお伝えすると、マイストアパスポートを使い倒しても、金銭的な特典は一切ありませんから、そのような特典を探している方にこの先を読んでいただいても何も出てきません。笑
一方、スタバを愛する人にとっては、来店した記録として手元に残りますから「こんなお店にもあったなぁ」などと思い返すことができる、とても嬉しいシステムになっています。
ただし、その扱いは控えめ。My Pageの端の方に小さくリンクが貼られています。

ストアスタンプ
まず、マイストアパスポートの基本的な仕組みを解説します。
お店を利用すると、その店舗のスタンプが押印されます。
そのスタンプをタップすると、
- 店舗からのメッセージ
- 店舗の最終利用日
- 店舗の利用回数
を確認することができます。
利用者は「あの店舗にはこんなこだわりがあるんだ」と知ることができますし、スタバにとっても「そういえばしばらく行ってないなぁ」などと見返させることで、再来店のきっかけにも繋げることができるでしょう。

メダル
一定の条件に達すると、ストアスタンプとは別にメダルがもらえます。これらのメダルは、ストアスタンプの実績と連携しています。
都道府県メダル
旅行者にとって嬉しいのが「都道府県メダル」でしょう。
各都道府県の店舗を1回以上利用すると、当該都道府県のメダルが得られます。
メダルがもらえるだけでなく、日本地図に色が塗られていきます。
めざせ全国制覇として頑張っています。

店舗数メダル(トラベラー)
集めたスタンプ数に応じて、店舗数のメダルが得られます。
より多くの店舗を渡り歩くことによってメダルが増えていきますので、お出かけが多い人に有利でしょう。
何店舗巡ればメダルがもらえるか、というのは非公開ですが、筆者の例として、
1店舗目、10店舗目、50店舗目、100店舗目でメダル付与、でした。
現在157店舗ですが、150店舗目が押されませんでした。
100の次は200…なかなか困難な道のりです。
来店数メダル(リピーター)
各店舗の来店回数(最大値)に応じて、リピーターのメダルが得られます。
行きつけの店舗に何度も訪れるタイプであれば、このメダルが増えていきます。
お出かけをあまりしない人でも増えていくでしょう。
こちらも基準は非公開ですが、某同一店舗に135回訪れている筆者の例として、
1回目、30回目、50回目、100回目でメダル付与、でした。
こちらもなかなか大変そうですね。
10回目で音沙汰なしというのは、リピーターとして認められるには厳しい道のりだということですね。
スタバと旅行者は相性がいい
実は「スタバ」と「旅行者」は相性がいいと言われています。(※勝手に私が言っています)
その理由の一つに「ワンモアコーヒー」という”おかわり制度”が挙げられます。
ワンモアコーヒーとは、ドリップコーヒー(Hot/Ice)またはカフェミスト(Hot)を購入したレシートを同日中に持参すれば、同サイズのドリップコーヒー(Hot/Ice)を130円、カフェミスト(Hot)を185円で購入できるシステムです。
1回目の購入がスターバックスカードの場合
ワンモア ドリップコーヒー:130円
ワンモア カフェミスト:185円
1回目の購入がスターバックスカードではない場合
ワンモア ドリップコーヒー:190円
ワンモア カフェミスト:245円
前述のように、スタバは全国に展開するカフェチェーンとして事業を拡大しているのですが、その日のうちであれば別店舗でも可。
繰り返します。
別店舗でも可。
この「別店舗でも可」というのが、旅行者にとって肝になります。
1回目は東京駅で購入して新幹線に乗車し、2回目(ワンモア)で新大阪駅到着時に立ち寄ったり、
1回目は羽田空港で購入して航空機に搭乗し、2回目(ワンモア)で石垣空港到着時に一息入れたり、
1回目は足柄SAで購入してから運転し、2回目(ワンモア)で浜名湖SAで休憩するもよし。
一見当たり前のように見えて、他のチェーンではあまり見ない「他店舗可」のシステムこそ、格段に旅行者がスタバを使いやすくなっている所以なのです。
また、のちに「マイストアパスポート」の観点でも重要な情報となるので押さえておきましょう。
ストアスタンプが押される基準
とりあえずスターバックスカードで支払っておけばストアスタンプの対象となります。
公式発表として、ストアスタンプは以下の条件が達成となった際に押印されます。
Web登録済スターバックス カードでお支払いいただいたご利用店舗のスタンプが反映されます。
スターバックス(こちら)
スターバックスカードでお支払いで対象
ご利用店舗でスターバックスカードを使って支払えば、ストアスタンプが集まります。
スターバックスカードには様々な種類があり、例えば
- カードタイプ
- スマホ表示タイプ
- LINE
などがありますが、いずれも「Webのマイページから連携させていれば対象」となります。
Mobile Order & Payでも対象
スタバのアプリから注文できるMobile Order & Payを利用した場合でも、ストアスタンプの対象となります。
わざわざレジに並ばなくてもドリンクを受け取ることができ、ついでにスタンプも貯まるのは嬉しいですよね。

少額の商品でも対象
スターバックスカードを使って支払いさえすれば、少額でもストアスタンプの対象となります。
購入品が「キッズミルク(220円)」だけであったとしても、しっかり押してもらえます。

ワンモアコーヒーでも対象
繰り返しですがスターバックスカードでの支払いがあればいいわけです。
もちろん「ワンモアコーヒー(130円)」利用時でも、ストアスタンプの対象となります。

eTicket利用時も対象(支払いがある場合)
スターが貯まり、700円分のドリンクチケットを手にすることもあるでしょう。
このようなチケットを利用する場合であっても、差額が生じ、それをスターバックスカードを使って支払えばストアスタンプの対象となります。
680円のドリンクに対してチケットを利用し、料金を支払うことなくドリンクを受け取ると、ストアスタンプの対象とはなりませんが、
720円のドリンクに対してチケットを利用し、20円のみを支払った場合はストアスタンプの対象となります。

ストアスタンプが押されないケース
当然ではありますが、スターバックスカードで支払わないと、個人の支払いの履歴として残らず、会員情報との紐づけができないため、ストアスタンプの対象外となります。
現金やクレジットカードで支払うと対象外
ご利用店舗で現金を利用したり、うっかりクレジットカードやSuicaなどで支払ってしまうと、ストアスタンプの対象外となります。
当然と言えば当然ですよね。
後付けもできないので気を付けましょう。
eTicketで支払いが完結すると対象外
ご利用店舗でeTicketを利用し、支払いの代金が0円となった場合は、ストアスタンプの対象外となります。
eTicketを利用することで会員情報との紐づけはできているはずですが、ストアスタンプは押されないので気を付けましょう。
店舗閉店後もスタンプは残る
店舗の拡大を続けるスタバですが、その一方で一部店舗は閉店しています。
もし、獲得済みの店舗が閉店してしまったとしても、スタンプは残り続けます。
宮城県松島市の「松島離宮店」はタリーズに業態変更されましたが、今でも当時のスタンプは残っています。

またのお越しをお待ちしております。というのが切ないですが、それも永遠の思い出ということで。
効率的にストアスタンプを集める方法(基本編)
ドリップコーヒーを飲む場合
もしあなたがスタバのコーヒーを飲める人である場合。
ワンモアコーヒーを最大限駆使して店舗を巡れば、1セット2スタンプのペースで貯まっていきます。
ストアスタンプをためる=スターバックスカードで決済ですから、ワンモアの金額も安い水準で楽しめます。
ただでさえオトクなワンモアコーヒーを、できるだけ別店舗で利用することにより、多くのストアスタンプをためることができます。
ドリップコーヒーが苦手な場合
カスタマイズでお気に入りを探してみよう
スタバのコーヒーはちょっと特殊なので、苦手な人がいることも知っています。しかし、ワンモアコーヒーはドリップコーヒーを用いた商品が対象となっています。
…であれば、カスタマイズしてみてはいかがでしょうか。意外とお気に入りが見つかるかもしれません。
例えば、ミルクを追加(55円、カフェミスト)すれば飲みやすくなります。
また、ホイップを追加(55円、ウインナーコーヒー)すればマイルドな口当たりになります。
カフェインがダメなのであれば、デカフェに変更(55円)すれば夜でも安心して飲めますし、口当たりも軽くなります。
いずれもベースはドリップコーヒーですが、まるで異なるドリンクに仕上がりますのでやってみるといいかもしれません。
スターバックスラテが対象になることがあります
期間限定ではありますが、スターバックスラテもワンモアの対象になることがあります。
金額は少々高めです(実績として250円程度)が、対象となるのであればチャンスですね。
eTicketを利用する場合
もしあなたがeTicketを持っていて、それを使いたい場合。
お目当てのドリンクがeTcketの額面を下回るのであればお支払いが発生しないので、ストアスタンプがもらえず少々もったいないことになります。
もちろんスタンプのために飲みたくもない高額商品を注文するのは本末転倒なのですが、もしeTicketの額面を下回るような使い方をするのであれば、既にストアスタンプを持っている店舗で利用するのがマイストアパスポートの観点では好ましいでしょう。
どうしても初めての店舗で使いたいのであれば、額面を上回るようにサイズアップしたり、カスタマイズをするといいでしょう。お支払いは数円でも対象になりますので。…って、ちょっと必死すぎますが。
CVクーポンを使う場合
稀に、レシートの下にアンケートクーポンが付いてくることがあります。
これはカスタマーヴォイスクーポン(CV)と言って、次回来店の際にトールサイズの好きなドリンクを注文することができます。
このクーポンを利用すると、トールサイズであれば何でも飲めます。カスタマイズをしても、まとめて無料にしてくれますから、通常であればとてもオトク。
しかし、スタンプを集めたいのであれば話は別。ドリンクのみで支払いを発生させることはできません。
このクーポンを使うときには、フードを一緒に頼むか、既にストアスタンプを獲得している店舗で利用するのがいいでしょう。

効率的にストアスタンプを集める方法(旅の達人編)
もしあなたが旅人であれば、旅の途中でストアスタンプを集める行動に出るでしょう。釈迦に説法かもしれませんが、下記の中で知らないことがあれば取り入れてみてください。
申し遅れましたが、当サイトは公共交通機関を専門にしております。下記の中で気になった記事があればご参考くださいね。
JR沿線なら途中下車を駆使
もし鉄道で旅をしていて、利用路線がJR線であれば、乗車券の距離や経路を工夫して「途中下車できる」きっぷに仕立て上げましょう。
乗車券の途中下車に関しては下記の記事で詳しく説明しています。距離を長くし、一筆書きのように経路を組むのがコツです。
東京メトロ沿線なら改札外乗換を駆使
もし東京メトロを利用して移動するのであれば、オレンジ色の改札を活用した改札外乗換を積極的に取り入れて、自由の身となれる60分間の間にスタバ巡りを楽しみましょう。
東京メトロの路線を乗り継ぐ際にオレンジ色の改札があったらラッキー。60分間、改札の外に出ることができます。
高速道路の大き目なSAにはスタバあり
最近では、高速道路のSAにスタバが出店しているケースが多く見られます。大き目のSAに立ち寄った際にはチェックしてみましょう。県境を跨いでから別のスタバに寄れば、都道府県スタンプも効率的に集めることができます。

イオンモールとスタバはセット
SA以上に相性がいいのが、イオンモールとスタバです。イオンモールに立ち入れば、ほぼ必ずスタバが見つかります。
イオンレイクタウンなどの巨大な施設であれば、敷地内に5店舗くらいあることも。
イオンモールに行ってまとめて集めちゃいましょう。

まとめ
スタバのマイストアスタンプを集めてみて、以下の知見を得ました。
- スターバックスカードで決済するとスタンプが集まる
- スタンプを集めても特に特典はないが、スタバが好きな人は嬉しくなる
- 店舗が閉店してもスタンプは残る
- ストアスタンプが押される条件は、少額でもスターバックスカードで決済すること
- eTicketを使って支払いが0円となった場合は、ストアスタンプは押されない
- ドリップコーヒーのワンモア制度を利用すればオトクに集められる
- 途中下車等の旅行術も要チェック
ではまた。