【複数店舗利用OK!】中部国際空港(国内線)でプライオリティパスを使えるレストランと入浴施設。注意点あり。

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世界中の空港でラウンジを使えるプライオリティパス。実は国内線利用時でも使える場所があります。名古屋・中部国際空港にはプライオリティパスを利用して3,400円相当の食事をいただけるレストランの他、大浴場+軽食を楽しめるスパがあります。同一日に両店舗を使うことも可能。店舗の場所、食事の内容、使える航空券の種類、利用上の注意点などを解説します。特に重要な情報として、レストランの店舗名は「THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR」と「ぼてぢゅう」、大浴場+軽食は「SOLA SPA 風の湯」(くつろぎ処)です。当日の中部国際空港発着航空券が必要ですが、制限エリア外なので国内線利用でもOK。使えないプライオリティパスもあるほか、従来の対象店舗であった「Ethan Stowell Pizza & Pasta」は閉店済みなので注意です。

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プライオリティパスとは

このページをご覧の方はすでにご存じだと思いますが、念のための復習です。

世界中空港でラウンジが使えるカードです

プライオリティパスは、英国に拠点を置く企業が発行する会員カードです。

当日(一部は24時間以内)の航空券と組み合わせることで、世界中の対象ラウンジを利用することができます。

上級会員向けに航空会社が運営するラウンジも一部利用可能で、多くの人から重宝されています。国内では、(期間限定とは思いますが)成田空港の国際線ANAラウンジを利用することができます。

会員には3種類あって、

  • スタンダード:都度32ドルかかります
  • スタンダード・プラス:10回まで無料
  • プレステージ:何度でも無料

それぞれ年会費が異なりますので、自分に合ったプランを契約することになりますが、直接申し込むのは稀ですし、何よりナンセンス。多くの場合はクレジットカード経由で契約することになります。

クレジットカードと連携が取れている

プライオリティパスは、旅行系に強みを持つクレジットカードとの相性がいいです。

例えば、楽天のプレミアムカードを申し込むと、プライオリティパス(プレステージ)を無料で申し込むことができます。もちろん楽天プレミアムカードの年会費(11,000円)はかかりますが、プライオリティパスの年会費分で元を取れてしまうのです。セゾンプラチナアメリカンエキスプレスカード(年会費22,000円)でもプライオリティパスを無料で入手可能。私はこちらを所持しています。

これらのカードは、裏でプライオリティパスと連携が取れていて、独自の契約水準が設けられています。代表例として同伴者料金が挙げられます。本家は32ドル/人ですが、独自に”値引き”されて3,300円(楽天)や2,200円(セゾン)となっています。

日本国内でプライオリティパスが使える場所

国内線利用時のプライオリティパスはほぼ使えない

残念ながら、プライオリティパスは国際線(世界)に強く、国内線ではほぼ使えないと考えてもらって構いません。

対象ラウンジが国際線制限エリア内にあることが多いためです。

これでは、海外に行かない人であればプライオリティパスは意味をなさないのではないか…

と思いますよね。

国内線でもプライオリティパスが使える場所がある

実は、国内線利用時にも使える場所が数箇所あります。例えば、

  • 中部国際空港
  • 関西国際空港
  • 成田空港

上記の空港であれば、国内線でも利用できます。

しかもラウンジではなく、レストランやスパ、カプセルホテルなど、多種多様です。(レストラン等がラウンジ代わりになっています)

今回は「中部国際空港」で使える場所をご紹介します。

サービス内容

THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR

THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BARでは、3,400円相当のお食事をいただけます。

受付で資格確認を済ませたら、席に案内されます。

特に決まったコースはなく、メニュー表から好きなものを好きなだけ頼んでOKです。

お会計の際に、合計金額から3,400円引きになるとイメージしておけば分かりやすいでしょう。

私のおすすめは、

肉増しバーガー+ポテト+ドリンクのセット。

合計3,330円ですので、プライオリティパス利用により無料となります。

少しの追加料金をお支払いいただけるのであれば、サーロインステーキなどもいただけるようです。

ぼてぢゅう

2023年10月4日に追加となりました。

ぼてぢゅうでも、3,400円相当のお食事をいただけますが、少々勝手が異なります。

前項目の店舗とは異なり、定められたメニューの中から1品ずつ選んでいくスタイルとなります。

・選べるメイン1品(ミックスお好み焼/ミックス月見焼そば/ミックスモダン)
・金賞からあげ ぼてから
・大阪塩バターどら焼1個
・ドリンク1杯(ソフトドリンク又はアルコール)

十分、おなか一杯になるメニューが楽しめます。

SOLA SPA 風の湯

大浴場部分は撮影禁止ですが、施設の特性を踏まえ大浴場以外でも”人物が映り込む可能性がある撮影”を控えております。施設内部の写真については公式サイト等をご参照ください。

SOLA SPA 風の湯では、以下のメニューから1つ選択するのが原則となります。

※SPAメニューを選択して3,400円引きの特典を受けることもできます。

  • 入浴+名古屋めしメニュー+ドリンク1杯
  • 入浴+韓国料理メニュー+ドリンク1杯

受付時に資格確認を済ませたら、ロッカーキーとお食事券相当の”札”を渡されます。

入浴施設は、一般的な大浴場(+サウナ)ですので、過度の期待は禁物

しかし、湯船に浸かりながら滑走路を眺めることができるのは斬新。露天風呂こそないものの、展望デッキが併設されていて、大浴場からそのまま進めます。

普通なら許されない“ありのままの姿による航空機鑑賞”を楽しむことができます。笑

お湯から上がったら、お食事の時間です。

名古屋めしや韓国料理の内容は時期により異なるようです。

ドリンクはアルコールも選択できます。ソフトドリンクを選択すると食後にアイスクリームが付きますので、飲めない人もオトクに食事ができるでしょう。

お店までの道順

THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR

このレストランは「Flight of Dreams」の中にあります。

この建物は、多くの航空機が発着する第一ターミナルからは距離があります。

上記写真右側の長い通路をひたすら進んでこないといけません…

名鉄線の改札口を出たら左側に進みましょう。

あとはひたすら進むだけですが、動く歩道が5-6本続きますので、その程度の覚悟はしておきましょう。

レストランはスターバックスの隣にあります。

ここまでくれば迷うことはないでしょう。

ぼてぢゅう

ぼてぢゅうは、中部国際空港第1ターミナル内「4F」にあります。

Flight of Dreamsではありませんので、間違えないようにしましょう。

4Fに上がると広いエリアに出ます。

エスカレーターを上がったら右側を意識し、スカイタウンの中に入って行きましょう。

次の項目で示すくつろぎ処の近くにあります。

SOLA SPA 風の湯(くつろぎ処)

SOLA SPA 風の湯は、中部国際空港第1ターミナル内「4F」に上がっていただき、向かって右側の「ちょうちん横丁」の中にあります。

第1ターミナルは、中部国際空港の各航空会社がカウンターを構えるメインのターミナルですから、上記レストランよりも便利な立地となります。

ちょうちん横丁の奥の方に進むと、大浴場のほのかな香りが漂ってきます。

お店の前には「プライオリティパス」の案内は出ていませんが、中に入ればプライオリティパス利用者向けの受付が設けられています。

プライオリティパス利用時の注意点

当日の航空券が必要です

プライオリティパスを使って食事をするときは、当日に中部国際空港を発着する航空券を用意の上、レストランまたは入浴施設の受付に向かう必要があります。

航空券は「紙の搭乗券」や「モバイル搭乗券」が必要です。

やむを得ない場合はeチケット控えでご相談いただくことになると思いますが、断られるケースもあります。原則として「搭乗券」が必要というのがルールとなっております。

「航空券」であれば、その運賃種別は問われません。普通運賃でも、割引運賃でも、ツアー運賃でも、特典航空券でも対象になります。

※ごく一部のツアー運賃では航空券に名前が入っていないケースがあり、この場合は対象外となる可能性があります。ただそのようなツアーは添乗員付きと思われますので、勝手に行動して食べている暇はないでしょう。

受付での説明は「お客様から積極的に求めよう」

上記施設ではプライオリティパスの利用者が多いので、受付時に十分な説明を受けられないことがあります。

リピーターにとっては円滑と言えますから、これは決して悪いことではないと思います。

必要であれば「初めてでわからないので教えてほしい」と伝えれば、親切丁寧にご説明いただけます。

分からないことはこちらから積極的に尋ね、快適に利用しましょう。

受付時間に注意

レストランや入浴施設は24時間営業ではありません。

レストラン:10:00-21:00(ぼてじゅうの例)
入浴施設:10:00-21:00
※食事のLOは30分前まで、入浴施設の入場は60分前まで

時間が限られておりますので、搭乗便によっては利用できません

例えば、JAL209便で羽田空港からセントレアに到着した場合、セントレア到着が21:00のため、どちらのサービスも受けられなくなります。

本家アメックス提携のプライオリティパスは対象外

ごく一部のプライオリティパスは利用対象外となっています。

いわゆる「本家アメックス」から発行されるプライオリティパスは、レストランの無料特典を利用することはできなくなっているようです。

中部国際空港においても、レストランにおいては提携対象外のため使えないようです。

なお、本家ではないセゾンプラチナアメリカンエキスプレスカードであれば対象で、問題なく使えます。私も左記カードを利用していますが、ちゃんと利用できましたのでご安心ください。

楽天プレミアムカードに回数制限が設定されます

2023年11月1日に、楽天プレミアムカード利用者にとって「厳しいニュース」が発表されました。具体的には、

海外ラウンジの利用可能回数を5回/年に制限する

というものです。

このルールは2025年から適用される予定ということで、さすがの楽天も罪悪感があるのか、この変更による年会費の返金対応も開始しています。

このような”改悪”が行われる可能性もありますので、プライオリティパスを利用する際には最新の情報をチェックするようにしましょう。

レストランが変更されることがあります

かつてはレストラン「Ethan Stowell Pizza & Pasta」で利用することができました。

このイタリアンレストランでも、3,400円相当の食事を楽しめました。

サービスの内容
・ピザまたはパスタ(1品)
・ミニサラダ
・ドリンク(90分飲み放題)

この内容が、プライオリティパスで無料になっていたのです。

しかし、今では店舗閉店により利用することができなくなりました。

このように、プライオリティパスの対象店舗は変更になることがありますので、先々に「プライオリティパス利用が大前提の旅行」を組み込むのは少々リスキーです。

その点をご了承のうえで旅行の計画を立てていきましょう。

まとめ

中部国際空港でプライオリティパスを利用し、以下の知見を得ました。

  • 中部国際空港では、国内線利用でもプライオリティパスを利用できる。
  • Flight of Dreams内のTHE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BARが対象で、3,400円相当の食事を楽しめる。
  • ターミナル1の「ぼてぢゅう」も新たに対象になっている。
  • 入浴+軽食の「SOLA SPA 風の湯」(くつろぎ処)でも利用でき、定められたセットメニューから選択できる。
  • 出発便の他、到着便の航空券でも利用できる
  • Flight of Dreamsは遠い

賢く活用し、オトクに旅行しましょう。

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ではまた。

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