津軽今別駅とともに津軽海峡線の記憶をたどる(奥津軽いまべつ駅の昔の姿)

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鉄道
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2006年、かつて存在した本州と北海道を結ぶ津軽海峡線の津軽今別駅を訪れました。わずか2往復の特急列車のみが停車する田舎駅ですが、線路だけは立派。まっすぐ伸びる4本の線路は幅が広くとられていて、当時から「新幹線規格」を意識した造りになっていました。津軽二股駅と階段でつながる無人駅。今では「北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅」として生まれ変わっています。

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津軽今別駅とは

津軽今別駅は、かつて津軽海峡線に存在した本州側の途中駅です。JR北海道が管轄する無人駅。

※駅構内の踏切から撮影したものです

津軽線の津軽二股駅と繋がっていましたが、こちらはJR東日本。会社が異なることもあるのか、階段ひとつで繋がっているのに乗換駅には指定されず、駅名も統一されていませんでした。

周辺には道の駅があるだけの小さな駅でしたが、青函トンネル内で緊急事態が発生した際には、当駅と知内駅が地上からの防災拠点となるため、運行上は大変重要な役割がありました。

津軽今別駅の記録

2006年当時使用していた携帯電話(いわゆるガラケー)のカメラを使って撮影した写真です。ブレなどはご容赦ください。※三厩ー竜飛崎間のランニングを兼ねた旅行で、カメラを持っていませんでした。

道の駅は夕方に閉まります

龍飛崎を観光した帰り、津軽線の津軽二股駅で途中下車し、津軽海峡線に乗り換えました。

田舎の事情を知らない私は道の駅なら開いているだろうとお店に向かいましたが、施設は18時には閉まってしまい、20時発の列車まで2時間以上、空腹に耐えながら何もない駅で過ごすことになりました。

当時はスマートフォンなど普及しておらず、ただひたすら、途方にくれながら駅に籠るのみ。

やがて日が暮れると漆黒の闇となり、いよいよ外に一歩も出られなくなります。

駅の見学

津軽今別駅は2面2線のホーム。その間は駅構内の踏切で繋がっています。

開業当初から将来的に新幹線を通す構想があり、構内の用地は広めに確保されています。

上下線は踏切で連絡

一直線に続く線路は本州と北海道を結ぶ大動脈。その途中にひっそりホームが添えられています。

※駅構内の踏切から撮影したものです

津軽二股駅側から見た津軽今別駅。5枚の看板で存在を示しています。

ちなみに、津軽海峡線を通る旅客列車が特急に統一される頃には、津軽今別駅の一日の乗降客数は0~1人まで落ち込んでいたようです。日常的な利用者はほぼ皆無だったと言えます。

そのため、停車する列車本数も最低限。わずか2往復しか止まりません。

上の写真をよく見るとわかりますが、津軽今別駅を挟んで、木古内ー蟹田間は普通列車が皆無のため、乗車券のみで特急に乗車することができました。当然ですが、この特例は新幹線には受け継がれていません。

奥津軽いまべつ駅の開業

2016年に北海道新幹線が開業し、奥津軽いまべつ駅として生まれ変わりました。

昔のホームも新幹線規格に合っているのでそのまま使えそう…ではありますが、当然そんなことはありえるはずもなく、新幹線駅としてきれいに生まれ変わりました。

在来線時代と比べ、新幹線と貨物列車が行き交う同駅は、津軽今別駅時代とは比べ物にならないほど線形も複雑になったそうです。

同駅の前後は新幹線と貨物列車が走れるように3本のレールが敷かれています。しかし、新幹線駅構内には貨物列車が入らないような特殊な配線になっているようです。

そこまで頑張って作った同駅の乗降客数は30人前後に急上昇。作った甲斐かありましたね。

まとめ

奥津軽いまべつ駅の前世にあたる「津軽今別駅」について、以下の記憶をたどりました。

  • 1日2本のみ停車
  • 特急のみだが、蟹田までは特急料金不要
  • 道の駅併設も、営業時間は短め
  • 新幹線開業前から「新幹線規格」を意識した造り

今ではもう、津軽今別駅の当時の姿を見ることはできません。

代わりに立派になった奥津軽いまべつ駅の駅舎を見ることができます。

ではまた。

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