【竜飛海底駅】青函トンネル内で下車できた時代

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鉄道

北海道新幹線が通る青函トンネルには、かつて2つの海底駅があり、そのうち竜飛海底駅には2013年までツアー参加で途中下車も可能でした。当時の様子をご紹介します。

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竜飛海底駅とは

青函トンネル内には、緊急時に地上へ繋がる緊急避難場所が2ヵ所あります。かつてそれらは駅として設置されていて、本州側が竜飛海底駅、北海道側が吉岡海底駅として営業。そのうち竜飛海底駅は2013年まで営業が続けられました。

駅として自由に利用できるわけではありませんでしたが、見学ツアーに申し込むことで下車が可能に。

唯一普通乗車券のみで乗車できた快速「海峡」が廃止された後も、特急列車が海底駅に停車。見学客の対応を続けていましたが、2013年にこの取り扱いが廃止に。

これ以降、緊急時を除いて乗客がこの駅で降りることは無くなりました。

この記事では、2010年に竜飛海底駅を訪れた際の記録を共有しますので、興味のある方は先にお進みください。

竜飛海底駅の紹介

竜飛海底駅で降りるには

竜飛海底駅で降りるには、見学に申し込む必要がありました。見学券(2,040円)は全国のみどりの窓口で購入できました。見学コースによって到着列車と出発列車が決められています。私は函館から入り、青森に抜けるコースを選択しましたが、その逆や、とんぼ返りのプランもあったと記憶しています。

指定された列車に乗らなければ、見学ツアーに参加することが出来ませんでした。

竜飛海底駅で降りた後

特急白鳥で下車した光景がこちら。坑道の先に特急列車が見えます。特急列車から下車した後は、地上に出るまでの間、単独行動は出来ませんでした。

列車が去った後は線路を見せてもらうことが出来ました。ここを今では新幹線が通ります。

「駅」ですから、駅名標も明示されています。2021年となった今は、竜飛海底はもちろん、吉岡海底も津軽今別も現存しません。

本坑(列車が通るメインのトンネル)の横に小さいトンネルが並行して掘られていて、緊急時はここを通って近くの北海道側出口・本州側出口・吉岡海底駅・竜飛海底駅のいずれか最も近いところに避難することになります。

一時避難の際に利用されると思われるベンチやトイレもあります。

立ち入り禁止の先も、ずーっとつながっています。

10年後の未来を予測していたのか、消毒液も設置されていました。当時は珍しい光景だったので、写真に収めたのだと思います。

この先はケーブルカーで出口に向かいます。非常時は階段で登ることもできる設計になっていて、その段数は約1300段。あの土合駅の約3倍となります。

出口は青函トンネル記念館の中にあります。このツアーに参加すると、記念館の見学も可能となるほか、外に出ることもできます。階段国道で有名な国道339号線も近いです。

時間になったらホームに戻ります。帰りの電車も指定されていて、このツアーではスーパー白鳥22号で八戸方面に向かいました。

2010年当時は「竜飛海底駅の廃止」は発表になっておりませんでした。しかし、常識的に考えて新幹線を停車させることは絶対にないだろうと、誰もが想像していました。実際に廃止になったわけですが、上の写真でカメラを構えている人たちも「ここに来るのは最後だろう」と思っていたはずです。

青函トンネルにまつわる先見の目

青函トンネルっていつできたかご存じですか?

開業は1987年ですが、着工は1961年だそうです。当時はまだ東海道新幹線も開業していませんでしたが、既に「青函トンネルには将来的に新幹線も通す」ことを計画し、新幹線の規格にも対応できるようにトンネルのサイズを決めました。

この時の判断が誤っていれば、北に向かう新幹線の終着駅は青森。そこから先をどうやって進めるか、もう1本掘るのか、自治体の費用負担はどうするのか、今になってもめることになっていたかもしれません。

未来を予測するって、大切ですね。

ではまた。

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