【超減便】仙台市地下鉄の時刻表は暗記可能。全線で同じ運転間隔なのは仙台乗継への配慮か。

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鉄道
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仙台市地下鉄では、利用数低迷や諸経費高騰を受けた減便を経てデータイム10分間隔で運行されています。利用者の多い南北線も、利用者の少ない東西線も10分間隔。やや不平等なように見えますし、減便というだけで落ち込んでいましたが、実際に利用してみて「まぁこれはアリ」と考え直しました。その理由は(1)仙台駅での乗継。同駅で各方面とも4-6分の乗り継ぎ時間が設けられていて、ゆっくり行けばピッタリ間に合うように設計されています。ただし、各駅での待ち時間が長くなり利便性が低下している点は紛れもない事実。10分間隔であることを活かし、(2)各駅での発車時刻を「末尾1桁」で覚え、発車時刻に合わせて行動しましょう。減便を嘆いても仕方がありませんから、徐々に順応していきましょう。

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仙台市地下鉄とは

仙台市地下鉄は、宮城県仙台市にある主要な公共交通機関の一つです。

仙台駅を中心に南北線と東西線が運行されており、100万人の人口を抱える仙台市内を効率的に移動する手段として重要な役割を果たしています。

南北線

1987年から営業している南北線は、泉中央ー仙台ー富沢間を結んでいます。

特に泉中央方面からの通勤通学客の輸送が旺盛。本州最北端の地下鉄駅である泉中央ですが、あくまで仙台の北の玄関口であり、同駅から周辺地域への路線バスが多く運行されています。

長町周辺では大型商業施設を複数抱えていて、中でもザ・モール仙台長町はショッピングモールの老舗。地下鉄長町南駅と直結しています。

南北線では新型車両の導入も計画されており、更なる移動の質向上に一役買うことが期待されています。

東西線

2015年に開業した東西線は、荒井ー仙台ー八木山動物公園間を結んでいます。

青葉山駅や川内駅に隣接した東北大学や、国際センターへの大量輸送に対応し、仙台駅から青葉通り方面に向かう利用者の利便性が大きく向上しました。かつて日本で最も標高が高い地下鉄駅であった八木山動物公園駅の周辺には、市内の一大レジャースポットが立ち並んでいます。公共交通機関でのアクセスが強化されたことで交通渋滞への対策にもなっているでしょう。

仙台駅の東側でも、東西線の開業を機に地域の人口が増えています。イオンスタイルがオープンした卸町~六丁の目付近は4号バイパスにも近く、電車も自動車も便利な街。終点の荒井駅周辺とともに、新たなマンション建設も活発に進んでいます。

昼間は「10分に1本」

しかし、コロナ禍を経て利用者が低迷したうえ、国内外の情勢による諸経費の高騰も重なり、減便を余儀なくされます。

一生懸命頑張って穴を掘ったのに…

ガラガラの東西線…

さすがにそうなりますよね。(※若干悪意のある写真の撮り方をしております)

これまでは7分30秒に1本の間隔で運行されていた地下鉄各線は、日中10分に1本まで減らしました。

※東西線の土休日の時刻表です(平日は夕方に本数が回復します)

東西線は分かります。でも…ある程度利用が見込めるはずの南北線まで巻き添え的に減便。

この大改正により、各線では土休日に20本以上が削減され、利用者にとって大打撃となりました。

10分間隔となる時間帯
平日:概ね11時~14時
土休日:概ね11時~22時
※駅によりズレがあるので目安として。

ちょうど電車が行ってしまったら…10分待ち。

とみざわさん。待ってる間にカロリーゼロじゃないっすよ。さすがにキツいですよこれは。

「はぁ!?」「もう使わない」などと言いたくなる気持ちも分かります。

でも落ち着いて。

最大限、出来る限り考えてくれています。

仙台駅での乗り継ぎ

10分に1本。そして、仙台駅での乗り換えは約4分。この絶妙なバランスが活かされています。

南北線も東西線も、ダイヤの中心は仙台駅で考えられていて、

南北線では両方向とも概ね00分に発車。
東西線では両方向とも概ね05分に発車。

こうすることで、東西線⇔南北線で乗り換えようとする利用客が、仙台駅において最低限の待ち時間で乗り継げるように工夫がされています。仙台駅における乗り継ぎの”全ての組み合わせ”において、可能な限り待ち時間が短くなるようになっています。

実際に使ってみた経験として「まぁこれはアリ」だと判断します。タイミング悪く乗り継げなかったり、無理に乗り継ごうとエスカレーターを歩くこともなくなりました。

これを実現するには、東西線10分間隔、南北線8分間隔ではダメなんです。間隔がずれるとタイミングが合わなくなりますから、どちらの列車間隔も合わせなければなりません。

その結果の南北線巻き添えともいえるわけですね。

それでも「乗り継ぐ客なんてそんなにいない」「それよりも南北線の利便性を」っていう心の声は聞こえてきますが、じっと我慢して書いております。

では、次項のような発想の転換はいかがでしょうか。

各駅の時刻表は「末尾1桁」で暗記可能

7分30秒間隔なんてわかりにくい。分かりやすい10分間隔にしてくれた。ありがとう。

どうでしょう。10分間隔だから、末尾1桁を覚えておくだけで各駅の時刻表が分かってしまう。

以下の時刻表をご参考。たったこれだけで全駅の発車時刻が分かります。

スマホで調べなくても何分に電車が来るか分かっちゃうんです。もう検索アプリは不要です。

素晴らしき10分間隔。いや~ありがたい。

…ですね。

まとめ

仙台市地下鉄の超減便ダイヤについて、以下の知見を得ました。

  • データイムは10分に1本に減便
  • 平日は日中対象、土休日は11時以降ほぼ終日対象
  • 東西線も南北線も同じ間隔で運行
  • 仙台駅の乗継には最大限の配慮が見られる
  • 各駅の時刻表は「末尾1桁」で暗記できる

仙台市地下鉄としても利用促進を図りたいところ。この減便は仕方がなかったのでしょう。

減便後の新時代に順応し、賢く使っていけるといいですね。

仙台市地下鉄
>> こちら

ではまた。

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