【クーポンアプリ攻略】かながわ旅割(いざ、神奈川!)の感想とおトクな活用法を解説

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現地滞在
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コロナ禍の観光業を支えるために始まっている「地域割」は、制度概要こそ全国レベルで展開されているものの、細かい仕組みは自治体ごとに任されています。神奈川県版を利用したので、使い方と感想を述べます。値引きに関しては好印象ですが、同時に配布されるクーポンが使いにくいとの意見が多い中、私は快適に利用することができました。ポイントをお伝えします。
なお、本記事では地域割が実施されていたころの内容を示しておりますが、全国旅行支援割に移行した後もご参考いただけるよう、記事の修正を加えております。

クーポンアプリの利用に関してお困りの方が多いと思いますので、お急ぎの場合は後半の項目【クーポンアプリの使い方】までお進みください。

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かながわ旅割(いざ、神奈川!)とは

かながわ旅割は、2022年4月上旬から5月31日9月30日まで展開されている「地域割」の神奈川県版です。10月からは「いざ、神奈川!」という名称で、全国旅行割として運用されています。

ワクチン接種またはコロナ陰性証明を条件に、宿泊費の最大40%値引きと、地域クーポンの提供を受けられます。ここでは割愛しますが、日帰り旅行でも補助を受けることができるようですので、併せて活用するといいでしょう。

本ページでは宿泊について記載しています。

出典:いざ、神奈川!

神奈川県民はもちろん、近隣県だけでなく、全国の人が利用できるものとなりました。

※感染拡大状況下でない場合は、12歳未満の同伴の子どもはワクチン接種状況や検査有無にかかわらず利用できます。感染拡大状況下では、6歳以上の同伴の子どもにも検査が必要です。

ワクチンの接種要件に対して、検査を受けるなどして要件をクリアすれば同等の補助を受けることができます。
※かつて神奈川県民はワクチン2回接種後でOKでしたが、現在では3回接種が必要です

これはおトクなので、使わない手はないですよね。

もっとも、神奈川県内の宿泊施設の料金が跳ね上がっており、この制度を使ってやっと今までくらいの水準というケースもありますが…

宿泊費の割引を利用

かながわ旅割は、ホテル直販のほか、複数の旅行会社や旅行サイトで予約ができます。神奈川県に限らず、地域割の旅行として、私自身はホテル直販と「じゃらん」での予約経験がありますが、

  • 割引前の金額で予約し、現地支払い時に値引きされる
  • 予約時に値引きクーポンを利用し、割引後の金額で予約する

など、予約サイトによって少しずつシステムが違いますので注意しましょう。

予約で損をしないために

本項目では「地域割」の内容を書いています。10月以降はシステムが変わっていますので、読み飛ばしてください。
10月以降は、原則として40%引き+クーポン3000円付与(休日は1000円)に変更となっております。

かながわ旅割の対象プランを予約するとき、値引きのイメージは下記です。

12,000円(大人2人)のプランを予約する場合(1人あたり6,000円)
宿泊プラン:12,000円
支援金額:6,000円
支払金額:6,000円
さらにクーポン4,000円分付与

という感じです。実質2,000円で宿泊可能となります。

ここで注意なのは、11,800円のプランなどはやめておいた方がいい、という点です。

11,800円(大人2人)のプランを予約する場合(1人あたり5,900円)
宿泊プラン:11,800円
クーポン割:3,000円注)
支払金額:8,800円
さらにクーポン2,000円分付与

という感じで、実質6,800円支払っていることになります。
※注)制度の解釈を変えて、5,000円の値引きクーポンが利用可能となることもあるようです

つまり、割引前の金額が安ければ割引後の金額が安くなる…というわけではないので、少しだけ算数の頭を使って予約しましょう。

大人2人で予約の場合は、12,000円のプランがコスパ良好。このことは宿泊施設側もよく分かっていて、ベースの料金を少し上げたり、朝食を付けたりして上手く調整してくれているケースも見受けられます。

露骨な値上げに賛否があるようですが、私は別にいいのではないかと思っています。

チェックイン時に必要な書類

チェックインの際は、

  • 全員分の身分証明書
  • (A)ワクチン接種証明書(アプリ・写しも可)
  • (B)陰性証明書(画面提示も可)

を見せる必要があります。(A)(B)はどちらか一方でOKです。

宿泊施設によって、入念にチェックしたり、適当だったりしますが、やるべき準備はやっておきましょう。

クーポンアプリについて

ここからが難易度上がるのですが…問題は「地域クーポンの使い勝手」です。

神奈川県の場合は、基本的にアプリにチャージして使用する方法が取られているのですが、スマホに慣れていない方には抵抗がありますし、慣れている人にも躓きポイントがあります。

クーポンアプリのメリット

紙のクーポンで運用している自治体が多いのですが、この場合はおつりが出ず、端数の扱いに困ってしまいます。

その点、スマホにチャージして、利用する店舗で金額を入力し、決済することで利用できます。紙のクーポンとは異なり「1円単位で使うことができる」というのが最大のメリット

お店にしても、いちいち紙媒体を処理する必要がないため楽でしょう。

クーポンアプリのデメリット

まず、スマホを利用できない人orスマホアプリの利用に強い抵抗を感じる人にとっては、門前払いのシステムです。

抵抗がない層にとっても、クーポンアプリを利用した際の感想として

  • そもそも登録ができなかった
  • チャージ金額を利用できなかった

などの口コミが散見されていて、これらがそのままデメリットになるでしょう。

私も「そもそも登録ができなかった」状態だったために試行錯誤しましたが、とりあえず使って帰ってくることはできましたので、後ほど解説します。

クーポンアプリの使い方

この項目ではかながわ旅割(地域割)として一例を示していますが、全国旅行支援に移行してからも、基本的な操作・システムは同じです。

つまづきポイント
1) Resion Payの会員登録ができない
2) 使えるお店が少ない

地域クーポンは、ホテル側で登録してくれた情報に紐づいたQRコードからチャージすることができます。通常はプリントアウトした紙を渡してくれると思います。

紙のまま使用することもできますが、紙として使えるお店は限られます。※使い物にならないほど想像以上に限られます

アプリのダウンロード

クーポンアプリは「Resion Pay」というシステムを使います。iOS/Android対応です。

以下からダウンロードしてください。

Resion Pay
>> こちら
別タブで開くようになっていますので、ダウンロードしたら帰ってきてください

アプリの登録

アプリに新規登録する際は、電話番号の入力が必要です。

登録時にワンタイムパスワード方式で認証(受信するSMSに書かれている番号を入力する)が必要なのですが、これが上手くいかない人がほどんとです。

うまくいかない最大の原因は、自身のスマホの設定にあるようです。

Resion PayのSMSは海外から発信されるらしく、海外発信のSMSを拒否する設定になっていると永遠に届きません。

着眼点は「海外SMSの着信」です

各キャリアの案内に従い、海外SMSの拒否設定を確認してみましょう。

DoCoMoの場合(ahamoを含みます)
>> こちら
My DoCoMoからSMS拒否設定を変更できます

auの場合
>> こちら
海外事業者ブロック機能をOFFにしてください

ソフトバンクの場合
>> こちら
My Softbankにログインし、海外からの電話番号拒否設定を受け取るにしてください。

チャージの方法

チャージは簡単です。アプリ内の画面から直感操作できます。

【チャージ】をクリックするとカメラが起動しますので、紙のQRコードを読んでください。設定金額がチャージされると思います。

1回チャージすると、紙として利用することはできなくなりますが、アプリで使えず紙でしか受け付けない店舗は1つもありませんので、その点はご安心ください。

利用の方法

利用の際は、【支払い】から店舗QRコードを読み取ることから始めます。

支払金額を確認したのち、店舗の方が見ている前で自分で入力し、決済することで完了します。

お店の収益にも関係するので店員さんも真剣にみてくれると思いますが、くれぐれも金額の入力ミスには注意しましょう。

使えるお店が限られる

利用できる店舗の一例

かながわ旅割のクーポンを利用できる店舗が限られています。

GoToトラベルの地域クーポンを使うときに苦戦した人も多いと思いますが、それ以上に使い勝手が悪いので、事前に目星をつけておくと動きやすいでしょう。

クーポンが使えるお店は、Resion Payアプリ内の【近くの使えるお店】をタップすると地図が開きますので、その画面から探すことができます。

ちなみに私たちは、桜木町駅前にある「モスプレミアム」で使用しました。ここはモスバーガーの高級店舗といった感じ。大人2人子ども1人で4000円以上かかりましたので、クーポンを利用するにはちょうどいい感じでした。クーポンがなければ選ばなかったお店ですが…

これはかなりおいしいです。同じモスバーガーとは思えません。ってモスバーガーも十分すぎるくらいおいしいんですが、どちらかというとクアアイナに寄せていった感じ。ハンバーガーをフォークとナイフで食べるのは初めての経験でしたが、おいしいごはんでお腹いっぱいになりました。ここはオススメです。

他にも魅力的なお店はたくさんありますので、この機会に頑張って探してみてください。

最近ではチェーン店も増えている

初期のころは壊滅的だったお店選びも、最近では選択肢が増えています

居酒屋がメインだったお店も、今では家族でも使いやすい店舗が加わっています。

お酒が入らないと3000円分/人も使うのに苦労するかもしれませんが、余った分はホテル併設のお土産屋さんなどで使えるケースもあるので、工夫して効率的に使ってみましょう。

かながわ旅割の意外な使い方

東京都では旅行割の受付を一時中止しているようですが、再開した場合には本項目は読み飛ばしてください。

どういう根拠でそうなっているのかよくわかりませんが(まぁ分かりますが…)、現時点では東京都内のホテルは他県民に対する割引が行われていません。

そのため、東京方面に用事があって、どうしても補助を活用した宿泊がしたいということであれば、多摩川を渡って川崎市内のホテルに泊まるという判断が有効です。

特に「羽田空港への前後泊」に使いやすくなりました。この場合は、新しく開通した多摩川スカイブリッジを渡ってすぐの川崎キングスカイフロント東急REIホテルがいい感じです。泊まってみた身としてオススメできます。
>> こちら

まとめ

地域割の神奈川県版「かながわ旅割」を利用し、以下の知見を得ました。

  • 割引は超おトク
  • 1人あたり3000円or6000円のプランを狙うとコスパがいい
  • ホテル代のベースが上がっていることがある
  • 地域クーポンの使い勝手が非常に悪い(→改善傾向)

かながわ旅割(いざ、神奈川!)
>> こちら

モスプレミアム
>> こちら
(訪問時点では)アプリのみ利用可能でした

楽天トラベルから「旅割」の予約ができます
>> こちら
予約画面でクーポンを適用する方式で、予約時点ですでに補助金額分が差し引かれますが、チェックイン時に各種証明書を提出する必要がある点は変わりありませんのでご注意ください。

ではまた。

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