勝田駅を早朝4時台に出発する、水戸線直通小山行きに乗車しました。早朝の水戸駅の様子や列車の乗車率・客層などを一方的にご紹介する誰得コーナーです。
JRの朝は極端に早い
首都圏の大手私鉄が動き出すのは、だいたい5時をまわってからですが…
旧国鉄を受け継ぐJR線の始発は4時台から動き始めます。特に地方の車庫に近い線区の上り方面は極端に早い印象。細かい理由は不明ですが、かつて多くの夜行列車が運行されていて、夜が明けてから首都圏付近を走行する際は沿線の始発列車として機能していたこともあり、その名残りで早い線区もあるでしょう。
まだ日が昇らない深夜だというのに、車庫から出てきます。お疲れさまです。
水戸線の始発列車に乗車
羊を10000匹まで数えても寝付けないある日、北海道&東日本パスの有効期間が残っていたので、早朝の水戸線で出かけることにしました。
早朝の水戸駅
早朝の水戸駅には誰もいませんでした。

しばらくすると、誰もいないコンコースを自転車で走っていくおじさんがいましたが、自転車は禁止ですので降りてください。
整然と並ぶ改札機も暇そうです。

ちなみにこれらの改札機は「虹」と呼ばれるキセル対策強化品でございます。悪いことはしないでね。
常磐線の始発列車は見送り
最初に断っておきますが、勝田駅を最初に出るのは水戸線ではなく、常磐線(青電)です。常磐線の始発列車は勝田駅を04:26に発車します(水戸駅は04:33発)。桁外れに早いこの電車、私は未経験ですが、意外と乗客がいるという噂も。聞いた話では、かつてディズニーランドに向かう乗客で混雑したこともあるそうですよ。
04:33発の常磐線を逃すと、次は05:16発までありません。寝坊注意ですね。

乗りたい気持ちはあるのですが、今回は常磐線の始発列車は見送りました。行先が緊急事態宣言発令中のため、やむを得ず。
代わりに、2番目にやってくる水戸線の始発列車を利用することに。
水戸線の始発列車
常磐線の始発列車程のパンチはありませんが、水戸線も早いです。

勝田駅04:52発(水戸駅04:58発)で、途中の友部ー下館間は始発列車として機能。終点の小山駅には6時過ぎに到着します。
長時間停車が発生しがちな水戸駅・友部駅・下館駅なども全て素通り。最速レベルで小山駅まで向かいます。
車両はE531系5両編成です。始発列車に限らず、水戸線はE531系に統一されています。

水戸駅から乗車したのは私を含めて6名。早朝から動く人も多いんだなと改めて思いました。
客層は特徴なしの一般人が3名、登山客らしき人が2名、眠れぬ鉄オタが1名。
水戸線には登山客が乗ることもあるんですね。途中の羽黒駅から高峰山の登山口へアクセスできるそうなので、そのお客さんなのかもしれません。
下館駅を過ぎる頃には少しずつお客さんも増え、そのほとんどが終点の小山駅まで向かいました。
小山駅からの接続
終点の小山駅には06:14に到着です。この時刻が絶妙で…

上野を05:10に出発する宇都宮線の始発列車「宇都宮行き」に乗り換えることが出来ます。
太平洋側の勝田や水戸からであっても、首都圏からの宇都宮線の始発列車と同じスジに乗ることが出来るのです。青春18きっぷなどを用いた東北方面への在来線の旅をする人にとって強い味方になりますね。
【勝田駅からの乗換案内】
勝田0452→小山0614
小山0625→宇都宮0651
宇都宮0658→黒磯0749
黒磯0754→新白河0818
新白河0842→郡山0923→福島1032
福島1040→白石1114
白石1118→仙台1207
なんと、常磐線経由の特急ひたち3号(12:29着)を仙台で迎え撃つことが出来ます。早いですね。
ちなみに当ブログでは、上記のような乗り継ぎは推奨しておりません。宇都宮線の始発は旅行者で混みあっていますので、宇都宮駅で朝ごはんを食べて休憩するなどして、タイミングを少しずらして北上することをお勧めいたします。
ではまた。