両毛線の新たな途中駅「あしかがフラワーパーク駅」を利用して、あしかがフラワーパークを訪問しました。休日おでかけパスのエリアに含まれています。パークへ入園するのであればメール会員登録がおすすめ。運がよければ入園無料になることも!?
両毛線について
両毛線の線形
JR両毛線は栃木県の小山駅と群馬県の高崎駅を結ぶJR東日本の路線1)です。国道50号線の西半分に並行するように北関東を横断しています。
栃木や佐野、足利、桐生、伊勢崎、前橋などの主要都市が点在する北関東沿線。これらの都市を抜けもれなく経由しようと強引に線路を引っ張った結果、やけに蛇行する線形になってしまいましたが、そのおかげもあって通勤通学の主要路線として今でも活躍しています。
2000年頃に東京近郊区間に組み入れられてから、大回り乗車で高崎駅を経由できるようになりました。
ちなみに小山方面が下りになっています。
1) JR両毛線の正確な区間は小山ー新前橋間で、新前橋ー高崎間は上越線への直通運転扱いです。
両毛線を走る電車
両毛線には211系と呼ばれる通勤電車が充当されています。かつて、東北本線や高崎線で活躍した車両です。
沿線には足利や桐生といった観光地も点在。首都圏から両毛線内終着の臨時列車が多数運行されることが多いのも特徴です。特急踊り子から退役した185系などが充当されることもあるため、近年では一般利用者よりもいわゆる「鉄オタ」に注目されるように。トラブルも多いため、今後の運行は減少の一途をたどるとも考えられています。
あしかがフラワーパーク駅が誕生
今回ご紹介するあしかがフラワーパーク駅は、2018年に開業した、両毛線内で最も新しい新駅です。
あしかがフラワーパーク駅の位置
あしかがフラワーパーク駅は両毛線の富田ー足利間にあります。
これまでは富田駅から15分ほど歩いてアクセスしていたあしかがフラワーパークですが、せっかく線路が横を通っているのだから近くにホーム作ろうよ、という発想で新駅が開業。
もともとそんなに離れていなかった富田駅から、さらなる利便性向上に作られた新駅は富田駅にも至近。富田駅からあしかがフラワパーク駅までは0.9kmしか離れておらず、駅間距離の短さで見れば両毛線内では断トツでトップ。
足利駅までフリーエリアに含まれている「休日おでかけパス」シリーズ2)が使えます。
パークの西ゲートまで徒歩1分に短縮されました。西ゲートがオープンしていないと結局5分以上歩きますが…
2) 休日おでかけパス、のんびりホリデーSuicaパス、ひみつの平日パス(期間限定)など
駅のようす
あしかがフラワーパーク駅は1面1線の構造で、高崎方面・小山方面共に同じホームで発着します。
駅舎も簡易的な構造ですが、正面から見ると派手な階段のおかげで立派な造りに見えます。
駅からパークまで
駅からパークまで、西ゲートが開いている場合は徒歩1分で到着。駅の正面です。
しかし、西ゲートは開いていないことも多く、この場合は正面ゲートに回らなければなりません。
正面ゲートへは、駅を出て左方向(富田方面)にず~っと歩いていけば到着。小さい子どもを連れて徒歩7-8分だったと思います。
パークに入園するには
入園料
あしかがフラワーパークは売店などの一部エリアを除き、入園料が必要です。入園料は時期や花の咲き方によって変動し、随時ホームページに公開されます。振れ幅は大きく、400-1,900円です。(※通常は500円程度ですが、藤まつり期間は非常に高くなります)
しかし、メール会員登録をすることで割引券を手に入れることができ、オトクです。割引額は幅があるようで、私が登録したときは割引券ではなく無料券でした。1会員につき3枚まで適用可能なので、家族3人とも無料で入園させていただきました。個人情報に極めて厳しい考え方でない限り、一見さんでもメール会員になっておけばいいと思います。
所要時間
コロナ禍により閉まっている施設もありましたが、園内を散策するのが目的であれば今でも十分楽しめます。
食事無しで、園内を一周するだけなら1時間あれば十分です。
お花をよく見て回りたい人は2時間くらいあるといいでしょう。
まとめ
あしかがフラワーパークまで両毛線で行き、以下の知見を得ました。
- あしかがフラワーパーク駅からすぐ
- 西ゲートが空いていないと7-8分歩く
- 入園するならメール会員になるとオトク
ではまた。