【黒磯発着の日光線!?】車両代走の宇都宮線に乗車。路線の注意点など

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鉄道
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JR宇都宮駅に入線する宇都宮線(宇都宮ー黒磯)と日光線(宇都宮ー日光)は205系(のちにE131系予定)が使われています。これらのうち、日光線用の車両には茶色いラインとロゴマークが飾られていますが、車両運用の都合上、日光線用の車両が宇都宮線に入線することがあります。利用者は間違えないように、見た目に惑わされず行先を確認してから乗車しましょう。

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宇都宮線について

JR宇都宮線は、東京ー盛岡間を結ぶ東北本線のうち、東京ー宇都宮ー黒磯間に付けられた愛称です。正式には東北本線ですので、乗車券の経由も「東北」となりますが、駅や車内での案内は「宇都宮線」が積極的に使われていて、地元にも馴染んでいます。

かつては東北本線を走る多くの長距離列車が走行していた(らしい)宇都宮線も、遠距離旅客輸送は新幹線に役割を譲っていて、比較的短距離の普通列車が細切れに運行されています。東京ー黒磯間を走破する列車もありますが、早朝や終電に限られていて、ほとんどは宇都宮駅で系統が分断されています。黒磯発着の通勤快速がいつの間にかなくなったかと思えば、小金井発着の普通列車が古河発着に短縮されるなど、徐々に本数削減も進んでいます。

一方、貨物輸送は旺盛です。多くの貨物列車が行き交うのも東北本線の一部である宇都宮線の特徴であります。

宇都宮線で使われる車両

宇都宮線の宇都宮以南の列車は、グリーン車付きの10両または15両編成で、上野東京ラインや湘南新宿ラインに直通して首都圏に乗り込んでいきます。特に1時間に1本運転される湘南新宿ラインの快速列車は、今も昔も大混雑。コロナのない時代には、グリーン車ですら満席であることもザラにありました。

一方、宇都宮より北の区間ではローカル色が強くなってきます。基本的には205系という4両編成の電車が宇都宮ー黒磯間を行ったり来たり。

色合いは宇都宮以南の首都圏仕様の列車に似ていますね。

宇都宮線に日光線の車両が現れる

宇都宮駅には「JR日光線」も乗り入れていて、日光線だけは重厚感出ています。

写真は2012年の日光杉並木マラソンに参加する際に早朝に利用した時のもので、今とは異なるかもしれませんが、テイストは今も変わりません。

そして、鉄道車両も特別です。205系の4両編成のうち、一部は日光線用の車両としてドレスアップされています。

…ん??

あれ?さっきと同じ場所??

そうなんです。

宇都宮線に、この電車が入ってくることがあるんですね。堂々とこのロゴを出しながら。

「嘘つくのやめてもらっていいですか?」状態ですが、そういうこともあるのですね。

宇都宮線用の205系も日光線用の205系も小山車両センター所属で、宇都宮線用の205系が検査などの都合で運行できないときに、日光線用の205系が代走することがあるんですね。

利用者の立場としては、車体の色で区別せずに、ちゃんと行先を確認して利用しましょう。

宇都宮線を旅する人へ

過去に通勤通学でさまざまな路線にお世話になりましたが、宇都宮線が最もくせものでした。

控えめに言って、二度と利用したくない…それは言い過ぎか。でも、もうコリゴリです。

関東内陸の気象条件は特に夏の夕方は悲惨です。両毛線や水戸線とともに、豪雨と落雷で止まることが多いという印象。

また、宇都宮線は、宇都宮線内のみならず、高崎線や京浜東北線内で発生した人身事故等の影響を受けやすい路線としても知られていて、頻繁に止まります。

しかも、止まっても代替手段がほとんどありません。運良く栗橋や久喜で止まれば話は別ですが、他の駅ではバス路線もほとんどない状況。

新幹線への振替輸送を実施してくれることもありますが、その判断も遅い…

宇都宮線の旅に出られる方は、気を付けてお出かけください。

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