常磐線特急E657系の6号車2番席。アタリ席?ハズレ席?(上下方向で変わります)

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鉄道
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常磐線の特急列車(E657系)には車いすスペースが設けられていて、1席のみの独立席となっています(6号車1番)。この席は通常ブロックされていますが、すぐ後ろの6号車2番席は指定できることもあります。品川方面行の場合、前の席が1席しかないので、足を延ばして開放的に過ごせるかと思いきや、デメリットも目立ちます。PC使いたい人は絶対にNGのハズレ席です。一方、仙台方面行の場合はメリットが目立ってきます。

この記事では、特に注意が必要な品川方面に向かう列車に乗車する(6号車2番席の前方に1番席がある)ケースを想定して記載しています。記事の最後に仙台方面に向かう列車に乗車するケースも記載します。

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E657系とは

E657系はJR常磐線を走る特急列車に使用される車両形式です。

特急「ひたち」や「ときわ」と聞いた方がピンとくるかもしれません。

2012年3月に営業運転を開始。JR東日本管内では桁違いの快適性で話題を呼んだ在来線特急。

白と黒を基調とした車内には、全席にコンセントを配置した座席がずらり。当時としては”普通席とは思えない快適性”にびっくりした人も多かったでしょう。

その後も全車指定化とチケットレス特急券導入の先駆けとして活躍し、首都圏特急の礎を築きました。

主に水戸・日立地区への出張需要や福島方面の観光需要に応えることを基本とし、都市部の通勤の足としても活躍。

茨城県へのご移動の際に利用される機会もあるでしょう。

E657系の6号車2番席とは

E657系には車いすでも乗れる

どこに座っても快適なE657系ですが、特にこだわりがある人には以下の記事を読んでいただいております。

…ですが、上記の記事で触れていない、特異的ともいえるのが6号車2番席です。

ややピンポイント過ぎましたので、この記事にまとめています。

6号車の品川寄りに変わった座席配置があります。通常2席並びの座席が、6号車1番だけ1席となっています。

ここは車いすを利用される方が座席に横に配置できるように設計された場所です。必要な方に優先してご利用いただくため、通常はブロックされており、えきねっとなどから座席指定することは出来ないことが多いです。

6号車2番席はブロックされることがある

さらに1列後方の6号車2番席もブロックされることがあります。

車いすで利用される際に、2番BC席の利用に支障が出る可能性があるためです。

出典:えきねっと(画面キャプチャにコメント追記)

一方、開放されることもあります。

私が利用した際には指定可能でしたので、利用してみました。

【上り】E657系6号車2番席を選ぶメリット

開放的である

6号車2番席から斜めに目線を向けるとこんな感じです。

前の席が1席だけですので、開放感がありますね。

…開放感があります。

…はい。

前の背もたれが倒れてこない(通路側)

前に座席がないので当然ではありますが…

前の座席の背もたれが倒れてきません。

…はい。

…と、ここまで絞り出してきましたが。

…メリットはこれくらいです。。

【上り】E657系6号車2番席を選ぶ注意点

目立つ

開放感があるということは、周りからもよく見えるということ。

この座席の前方にはトイレもあるので人通りは多いです。

1番席に人がいなければ足も思い切り伸ばせますが、飛行機と違ってシートピッチは広く、通常席でも足は伸ばせます。

同席で同じことをすると、他の人から見て「投げ出している」印象を与え、好ましくありませんから、特に通路側の席は落ち着かないでしょう。

大きいテーブルがない

E657系のウリの一つが「大きいテーブル」ですが…

PCでも開こうかなと思って前を見ると…

あれ!?テーブルがない!ということに気づきます。

本当にないのか探してみると、ありました。ひじ掛けの横に。

出してみた結果がこちら。

いまいちサイズ感が伝わらないので、いつものドリンクを載せてみました。

当然、PCを載せることが出来ません。

もし、車内で作業をしようと考えている人がいたら、この席は避けるべきです。

コンセントの位置が異なる

通常はひじ掛けの先端に電源コンセントが付いているのですが、このテーブルを取り付けたせいで潰れてしまっています。

しかし、一応コンセントは装備されていました。ここに。

ひじ掛けの下あたりに隠れています。

E657系に乗り慣れている人は、いつもの場所にプラグがありませんので気を付けましょう。

【下り】E657系6号車2番席を選ぶメリット

ここまで上り列車に焦点を当てて書きましたが、下り列車の場合は事情が変わりそうです。

リクライニングを気兼ねなく倒せる

6号車1番席はブロックされていることが多い(=人がいないことが多い)ため、リクライニングを気兼ねなく倒せる可能性があります。

テーブルが2つになる

6号車3番の座席の背もたれにはテーブルがついています。これは、上り方面として運転する際に6号車4番席の人がテーブルを使えるようにするためです。

下り方面として運転する際には、6号車2番席の人が前方の座席テーブルを使えるようになります。

前述のように、自分の座席のひじ掛けにも小さいテーブルが付いているので、6号車2番席の人は、車内で唯一のダブルテーブルで過ごせます。

【下り】E657系6号車2番席を選ぶ注意点

コンセントの位置が異なる

方面によらず、コンセントはひじ掛けに取り付けることはできませんので、場所が変わります。

この点は上下方向問わずに気を付けておきましょう。

ただ…下り方面で気を付けるべきことはこれくらいですね。

まとめ

E657系6号車2番席に着席し、以下の知見を得ました。

  • E657系には車いすスペースがある(6号車1番席)
  • (上り方面)6号車2番席は開放的な席
  • (下り方面)6号車2番席ではテーブル2つ
  • コンセントの位置が異なるので注意
  • 特に上り方面では好みが分かれる

ではまた。

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