【南海ラピート】シートタイプで変わるオトクな割引きっぷのご紹介

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鉄道
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なんばと関西空港を結ぶ「南海ラピート」は、わずかなプラス料金(運賃+520円)で快適かつ迅速な空港アクセスができる手段として人気です。南海ラピートには運賃+料金をセットにしたオトクなきっぷが多数用意されています。なんばー関西空港間で南海ラピートのレギュラーシートを利用する場合に最もオトクなのは「ラピートデジタルきっぷ」で1,200円。紙タイプであれば「関空トク割ラピートきっぷ」が1,290円で、210円プラスすると上位クラスのスーパーシートに乗車できます。しかし、チケットレスサービスを利用するとスーパーシートがレギュラーシートの価格で利用できるので、スーパーシートを利用するなら「普通運賃+チケットレス」が最もオトクになります。この記事では、割引きっぷに焦点を当てて詳しく説明します。

この記事では
・南海ラピート号に乗るにはいくらかかるの?
・オトクなきっぷはあるの?
・スーパーシートにオトクに乗るには?
・梅田から行く場合のオトクなきっぷは?
こんな疑問に答えています。

ご注意ください
2023年10月01日に南海線で運賃改訂が予定されております。
・ラピートデジタルきっぷ:1200円→1300円
・関空トク割ラピートきっぷ:1290円→1350円
・関空ちかトクきっぷ:発売終了
運賃改訂後は速やかに対応いたしますが、本記事の改訂が間に合っていない場合は、発売価格を上記に読み替えてください。

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南海ラピートとは

なんば~関西空港を結ぶ南海の特急列車

関西空港は、大阪府南部にある西日本最大の国際空港です。西日本から海外に向かう人をはじめ、LCCを利用する人も関西空港が起点になるでしょう。

街中にある伊丹空港とは異なり、大阪市街地から50kmほど離れていますが、その距離感を感じさせないのが鉄道の路線網です。大阪市内から関西空港へ向かう乗客の利便性を図るため、JR線と南海線がしのぎを削って走っています。

どちらの鉄道会社も普通列車(快速を含む)が乗り入れるほか、JR線では「特急はるか」が、南海線は「南海ラピート」が有料の速達列車として運行されています。

今回は「南海ラピート」を利用する方に向けて、運賃や料金の仕組み、割引きっぷのご紹介をしております。

南海ラピートを使わなくても関空には行ける

有料の速達列車にお金をかけたくない場合は、普通列車でも関西空港まで行くことは可能です。

その場合は運賃のみで大丈夫。なんば~関西空港の場合は930円です。

南海ラピートに乗る場合は「料金」が必要

一方、南海ラピートに乗る際は、乗車券(運賃)のほかに特急券(料金)が必要です。

  • 乗車券(運賃):乗る列車に関わらず、鉄道で移動する際に必ず必要となるもの
  • 特急券(料金):「南海ラピート」に乗車する場合に、追加で必要となるもの

さらに、特急券(料金)は、使用する座席タイプによって2種類あり、どちらを選ぶかによって料金が変わってきます。

南海ラピートの2種類の座席

本項目ではシートの概要を説明するために基本運賃・料金で説明しています。割引きっぷに関する話題は次項目以降で触れています。

レギュラーシート

まずは一般的な「レギュラーシート」をご紹介します。

2列-2列の座席が並びます。

ラピート車内(レギュラーシート)

わずか1時間弱の移動とはいえ、進行方向を向いた座席でゆっくり過ごせるのは有難いですよね。

この座席は、運賃+520円で利用できます。

なんば~関西空港で利用する場合の無割引価格は、運賃+料金で1450円となります。

スーパーシート

次に、グリーン車に相当する「スーパーシート」をご紹介します。

1列-2列のシートが並びます。

これは…贅沢ですね。

この座席は、運賃+730円で利用できます。

なんば~関西空港で利用する場合の無割引価格は、運賃+料金で1660円となります。

レギュラーシートとの差額(スーパーシート料金)が210円ということになりますね。

南海ラピートで使える割引きっぷ

関空トク割ラピートきっぷ

レギュラーシートでも1450円もするのかぁ…ちょっと高いな。

…と思った人へ。大丈夫、お安いきっぷがあります。

空港アクセス用の割引きっぷとして「関空トク割 ラピートきっぷ」というチケットが発売されていて、これを使えば1290円になります。

見方を変えれば、普通運賃に+360円でラピートに乗れるということ。それならアリですよね。

…ね。

繰り返しですが、この座席が

これになるんですから、

ラピート車内(レギュラーシート)

関空トク割ラピートきっぷ、選ぶ価値ありですね。

ラピートデジタルきっぷ

スマホを使ったデジタルきっぷに抵抗がなければ、さらに安いきっぷをご紹介できます。

それが「ラピートデジタルきっぷ」です。

なんば~関西空港間の運賃とレギュラーシートの料金がセットになって1,200円です。

関空トク割きっぷよりもさらに安い水準で利用できることになります。

これがラピートを利用する場合の最安な選択肢となります。

ラピートSS割(チケットレスサービス)

前述のように、南海ラピートには「スーパーシート」という席が連結されていて、レギュラーシート料金に210円をプラスすることで利用できます。

「関空トク割 ラピートきっぷ」にもスーパーシート用が設定されていて、レギュラーシート用+210円の1500円で購入できます。

なのですが。

スーパーシートを使うのであれば、もっと安くなる方法があります。

それが、ラピートSS割(チケットレスサービス)です。

南海ラピートの特急券は「南海・特急チケットレスサービス」でも購入することができます。料金は紙のきっぷと同額が原則なのですが、スーパーシートを利用すると、レギュラーシート相当額に”勝手に割引”してくれます。

つまり、スーパーシートでも運賃+520円で利用できるのです。

座席指定画面でスーパーシートを選択すると、520円(ラピートSS割)と表示されます。

チケットレスサービスを利用している人であれば、むしろレギュラーシートを選ぶ理由がないんですね。

※期間限定と言いながら2018年からず~っとやっています。もう今さらやめられない雰囲気です。

そんな背景もあってか、スーパーシートは人気があって、

全6両のうち、スーパーシート車両が2両(5号車/6号車)も連結されています。

これは、ここまで近距離短時間の特急列車としてはあまり例の見ないことです。

【タイプ別】オトクなきっぷの選び方

総括すると下記の通り。

レギュラーシートを利用する場合は「ラピートデジタルきっぷ」が最もオトクで、次いで「関空トク割ラピートきっぷ」が安いです。

スーパーシートを利用する場合は「普通運賃+チケットレス」での利用が最もオトクです。

乗車する列車普通乗車券
+特急券
関空トク割
ラピートきっぷ
ラピート
デジタルきっぷ
普通930円
ラピート
レギュラーシート
1450円(チケットレス)
1450円(通常購入)
1290円1200円
ラピート
スーパーシート
1450円(チケットレス)
1660円(通常購入)
1500円

地下鉄発着の企画乗車券もあります

ご注意ください
このきっぷは2023年09月30日をもって終了します。10月01日以降はご参考になさらないよう、お願いいたします。

ここまではラピートに乗ることを前提にお得なきっぷを紹介してきましたが、運賃がオトクになるきっぷもあります。

それが「関空ちかトクきっぷ」というもの。

南海線のなんば~関西空港間と、大阪メトロの1回乗車がセットで1020円というものです。わずか90円のプラスで大阪メトロに乗れるので、なんば以外の各駅発着で旅程を立てているのであれば絶対にオトクです。

ただし、このきっぷを使ってラピートに乗る場合は注意です。

レギュラーシートに乗ると、1020+520=1540円となります。

大阪メトロ240円(なんば~梅田の場合)+ラピートきっぷ1290円=1530円ですから、あえて買わない方が安くなることもあります。

このように、大阪メトロの区間が短い場合は損をすることもあるので、思考停止で買わないようにしましょう。

なお、スーパーシートに乗るなら「関空ちかトクきっぷ」+チケットレス特急券の組み合わせが大正解です。

まとめ

南海ラピートに少しでもオトクに乗るために。以下の知見をまとめておきます。

  • 南海ラピートは、なんば~関西空港間を走る特急列車
  • レギュラーシートには運賃+520円で乗れる
  • スーパーシートには運賃+730円で乗れる
  • チケットレスで発券すれば、スーパーシートがレギュラーシートと同額になる
  • レギュラーシートの場合は「ラピートデジタルきっぷ」がオトク
  • スーパーシートの場合は「普通運賃+チケットレス」がオトク

関西空港に向かうときの最大の見どころは、りんくうタウン~関西空港間です。空港島に渡る景色のキレイな区間を全速力で走ります。ライバルであるはずのJR線と南海線が同じ線路を使っているのもみどころです。到着に向けて準備が忙しいとは思いますが、少しだけ外を見てみましょう。

南海「ラピート」について
>> こちら

ラピートデジタルきっぷ
>> こちら

南海・特急チケットレスサービスについて
>> こちら

ではまた。

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