東京発のEXIC(チケットレス)で品川駅から乗ることは可能です。新横浜は注意。

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鉄道
この記事は約6分で読めます。

東海道新幹線を利用する際の便利でオトクなサービス「エクスプレス予約」に関する話題です。首都圏から東海道新幹線に乗車する場合、多くのケースでは東京駅や品川駅を利用することになるでしょう。では、東京駅発のEXIC(チケットレス)で品川駅から乗車することができるのか?結論として「OK」で、制限の強い「早特」商品でも発駅以外からの乗車は可能です。しかし、これは例外的な措置であり、新横浜などその他の駅では乗車できません。しかし、これはEXIC(チケットレス)の仕様上の都合であり、実際の乗車区間がきっぷの発着駅の内側にある場合(=内方乗車)、規則上は問題なく乗車できます。発駅以外から乗車する場合は「きっぷを発券」して乗車しましょう。あくまで実際に乗車する発着駅に予約変更するのが原則ですが、満席や発売期間終了などの都合で予約変更できないケースには、本記事内容をご参考ください。

まずは安心してください
EXIC(チケットレス)を利用する場合、内方乗車時に改札を通れないことがありますが、エクスプレス予約で購入したきっぷが無効になったわけではありません。予約は有効です。落ち着いて対応しましょう。

よくある間違い
この記事では、JR東海が発売するエクスプレス予約に関して記載しています。
類似商品の「ぷらっとこだま」は、JR東海ツアーズが発売する旅行商品であり、JR東海が発売するきっぷではありません。従って、当記事で紹介する「内方乗車」は認められておらず、指定された発駅~着駅間以外で利用することはできません(=全区間無効となります)のでご注意ください。なお、ぷらっとこだまであっても、東京⇔品川の選択に関しては唯一の例外として「可能」であり、どちらの駅も利用できるようです。

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きっぷの乗車区間より実際の乗車区間が短い「内方乗車」

はじめにお話しするのはきっぷの原則となります。

一部の割引商品や旅行商品には当てはめることはできないことを前置きしておきます。

そのうえで読み進めてくださいね。

鉄道に乗車するときに利用する「きっぷ」には発駅と着駅が書かれていますよね。

きっぷの券面に書かれた区間のうち、その内側の一部区間のみを利用することを「内方乗車」といいます。

一部の特殊なケースを除き、内方乗車した場合は、乗車しなかった区間は権利放棄となりますが、乗車することはルール上問題ありません。

もちろん、発駅から着駅まで利用するのが基本ですが、既に変更先のきっぷが満席または発売期間終了などの理由で発券できない等、何らかの事情で発駅から乗車したり、着駅まで乗車することができないことがあるかと思います。

金額が変わるケースもあり、もったいないことになりますから、事情が許されるのであれば乗車変更(予約変更)をすることをオススメします。ただし、変更できなければ内方乗車せざるを得なくなりますよね。

そんなとき、ちょっと心配になるのは

「本当に内方乗車しても問題なく改札を通過できるのか?」
「どこまで対応しているのか?」
「有人改札で説明を求められないか?」

ですよね。

この記事では、東京ー新大阪の早特商品で、品川ー新大阪の利用をした時の記録を残しておりますのでご参考ください。

EXICの基本(タッチで利用orきっぷで利用)

話を続けるにあたり、もう一つ重要な基本事項があります。

EXICは、その名の通り、ICカードをタッチしてそのまま新幹線に乗れることを中心としたサービスです。

しかし、カードを利用できなかったり、交通系ICカードを持たない同伴者がいる場合などに備え、きっぷを受け取って乗車するという選択肢も用意されています。

この記事では、(1)EXIC(チケットレス)で乗車する場合、(2)きっぷを受け取って乗車する場合、と表記しています。

EXIC(チケットレス)で乗車する場合

この項目では、EXICを利用した「チケットレスによる改札の通過」に関して記載しています。このケースの場合、内方乗車は弾かれることが多いです。

原則として「不可」

EXIC(チケットレス)で乗車する場合、内方乗車はシステムの都合上で「不可」であるのが原則となっています。

予約した区間の発駅以外の駅から乗車することはできません。

JR東海としても、予約した区間の発駅以外から乗車する場合は、あらかじめ乗車変更するよう呼び掛けています。

もし乗車変更できないようであれば、後述の「きっぷを受け取って乗車する」ようにしましょう。

東京発の予約で品川駅から乗車する場合のみ「可能」

前述に寄らず、東京発の予約で品川駅から乗車する場合は、特例的に「可能」となっています。

どうしても心配という人へ。

東京→新大阪の予約で、品川から乗車したことがお分かりいただけると思います。

しかも、このきっぷは「こだまファミリー早特」と呼ばれる割引商品です。

制限の強いきっぷでも大丈夫です。

きっぷを受け取って乗車する場合

この項目では、エクスプレス予約で「きっぷを受け取って乗車」するケースに関して記載しています。このケースの場合、内方乗車は問題なく利用できます。

きっぷを受け取ればどの駅でも内方乗車できる

もし、予約の発駅とは異なる駅から乗車する場合は、きっぷを受け取って乗車するようにしましょう。

きっぷの受け取りは、JR東海の指定席券売機、受け取り専用の発券機で行うことができます。

ご注意

きっぷを受け取った場合、きっぷの効力はオンラインから当該のきっぷに移ります。紙のきっぷをなくされると乗車できなくなりますので、取り扱いには気を付けましょう。

また、駅が混雑している際には、紙のきっぷを受け取るのに時間がかかることがあります。時間に余裕をもって準備をしましょう。

ぷらっとこだまは「内方乗車不可」

この記事では、JR東海が発売するエクスプレス予約に関して記載しました。これであれば内方乗車は可能なのですが…

類似商品の「ぷらっとこだま」は、JR東海ツアーズが発売する旅行商品であり、JR東海が発売するきっぷではありません。

ぷらっとこだまを利用する場合は、あらかじめ申し込みの際に指定した発駅及び着駅以外を利用することはできず、別の駅を利用する場合は「ぷらっとこだま」が無効となり、全区間の乗車券と特急券が必要になります。

気を付けましょう。

なお、ぷらっとこだまであっても、東京⇔品川間の選択に限ればできるようになっているようです。

まとめ

エクスプレス予約で予約時の発着駅とは異なる区間を利用し、以下の知見を得ました。

  • EXIC(チケットレス)による乗車の場合、予約と異なる駅では改札を通れない
    →紙のきっぷを発券すれば乗車可能
  • 東京発の予約で品川から乗車する場合に限り、そのまま改札を通ることができる
  • 心配であれば紙のきっぷを発券することが望ましい

ではまた。

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