【関鉄バス】赤塚駅アクセスに新路線。千波湖にも直通の「オメガライン」に乗車

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バス
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茨城県内を走る関鉄バス。つい最近まで全く乗り入れのなかった赤塚駅への路線を充実。同駅から千波方面へのアクセスが大幅に向上しました。一日乗車券の利用にも便利です。

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関鉄バスについて

茨城県中南部で運行する関鉄バスは、地方には珍しく「攻めの姿勢」を示します。

利用が見込めない路線は躊躇なく運休する一方で、人口が増えている地域には惜しみなく新路線を投入。

ICカードを活用した土休日限定の一日乗車券を導入するなど、お得な乗車券も発売。

そんな関鉄バスが運行する路線のうち、今回は赤塚駅に新たに乗り入れた新路線について紹介します。

(注)オメガラインは関鉄バスの告知ポスターにも記載されている「公式名称」ですが、キャンパスラインは筆者が勝手に名付けた「非公式名称」となります。下記に示す「水都東線」はJRバス関東時代に使用されていた公式名称です。

水都東線と関鉄バス

水戸駅を発着する関鉄バスは本数も路線も充実していましたが、一駅隣の赤塚駅には皆無という状態がつい最近まで続いていました。

近年、JRバス関東が運行していた、水戸駅北口から赤塚駅南口まで大工町・自由が丘・常磐大学前を経由する水都東線と呼ばれる路線を関鉄バスが引き継ぎました。

歴史の長い同路線をJRバス関東が手放すというのはある種の衝撃が走りましたが、関鉄バス運行になり、利用者にとっては、バス特サービスの対象になったほか、関鉄バス一日乗車券が使えるようになるなどのメリットもありました。

これをきっかけに赤塚駅への路線を手に入れた関鉄バス。そこ路線網を活かして別の路線も延伸します。

盲腸線を延伸へ

そして、今回(2021年6月16日)に延伸したのがこちらの項目で示す通称「オメガライン」です。

かつて水戸駅からときわ台団地を結ぶ路線を運行していた関鉄バス。この路線はドル箱の水戸駅ー県庁方面の路線から緑岡中学校入口で離れ、ときわ台団地終着という地味な盲腸線でした。

のちに大山台住宅までの一停留所延伸を経て、今回は赤塚駅南口までの大延伸。地味な盲腸線が、千波地区と赤塚駅を結ぶ大動脈となりました。

路線の形からオメガラインと名付けたそうですよ。

オメガラインで行けるところ

このオメガラインによって行けるところの選択肢が増えました。車がないとか、車を運転したくないという事情を抱えた水戸市民にとっては嬉しい新路線になりそうです。

ヨークタウンとカスミと水府病院

赤塚駅周辺はかつての車両基地を再開発してできた新しい商業施設がいっぱいあります。駅の北側には水府病院という大きい病院もあります。

これまでバス路線がなかった千波地区の北側やときわ台団地周辺からダイレクトアクセスできるようになり、便利になりました。

赤塚駅南口に仲良く停車中の関鉄バスと茨城交通バス

見和図書館

水戸市が管理する図書館の中でも快適性抜群?って勝手に思っている見和図書館。水戸市内の市立図書館の中で最も利用者が多いそうです。

これまでは自動車か自転車しか手段がなかった同図書館にもバスで行けるようになりました。

大通りに面する見和図書館ですが、その真正面にバス停が出来ました。赤塚駅から170円で到達できるのも嬉しいですね。

千波山(少年の森)

子連れにとって嬉しいのはこちら。千波山バス停を降りると徒歩2分程度で巨大な公園に行けます。芝生スペースもあって、携帯型のテントを持ってきてゆっくり過ごしている人もいますね。

個人的には子どもを連れてここに来ると数時間は帰れない(笑)ので、ちょっとつらい場所でもあります。

千波湖

少年の森から階段を降りると千波湖に面した「千波公園」に出ることができます。こちらは幼児向けの小さい公園で、ここに向かうなら「千波湖」バス停が便利ですよ。

千波湖バス停から徒歩2分程度で千波湖に着きます。

前述の千波公園のほか、好文カフェもこのあたりです。

オメガラインに乗ってみた

水戸駅を出発した後は国道50号線の大通りを走行します。大工町で左折後も、千波湖を左手に、偕楽園を右手に見ながらしばらく広い道を走りますが、緑岡中学校入口で右折した後は世界が一変します。

右折して、大型バスが細い道に入っていきます

団地の合間を縫いながら進み、大山台住宅の周辺では、さらに細い道に入っていきます。下の写真の、ゴミ捨て場の横を右折して突き進みます。

周辺のあい路を抜けると広い道に出ますが、再び難所へ。

写真では分かりにくいですが、この直角に曲がるところも狭いです。水戸駅方面行のバスは、反対車線の車が来ないタイミングを見計らって大回りして左折します。狭いのに交通量が多い道なので大変です。

そんなバス路線ですが、本数はまぁまぁ確保されています。だいたい1時間に1本は来ます。

赤塚~水戸の単純移動なら「水都東線」が早い

特に土休日においては、オメガラインに比べて「水都東線」は少なくなります。しかし、赤塚~水戸間を単純移動するだけであるのなら、ひだすら東西に移動するだけの「水都東線」が早くて便利です。

時刻を確認して利用してみてください。

東京方面から来られる方へ少しお得な情報

ここまでオメガラインの説明をしてきましたが、東京方面から来られる方にちょっとだけ経済的にオトクな情報です。

東京山手線内から水戸駅までの乗車券は2,310円ですが、

東京山手線内から赤塚駅までの乗車券は1,980円となります。その差額は330円にもなります。

もし水戸にお越しになられた後「土休日限定一日乗車券(710円)」を利用される予定があるなら、赤塚駅で下車し、赤塚駅から一日乗車券を使うことをお勧めいたします。

なお、赤塚駅には特急「ひたち」や早朝夜間を除く「ときわ」は止まりませんが、品川~東京~上野から特急「ときわ」に乗車し、途中の石岡で下車すると、後続の普通列車が数分後に来ることが多いです。特急列車を石岡までの利用とすることで、特急料金も500円以上節約できます。

もし少しでも安く水戸に行きたいという方がいらっしゃいましたら、下記の記事を参考にしてくださいね。

オメガラインのまとめ

関鉄バスの新路線「オメガライン」に乗車し、以下の知見を得ました。

  • 大山台住宅~赤塚駅南口が延伸開業
  • 千波地区から赤塚への直通アクセスが実現
  • 赤塚から千波湖まで直通アクセスが実現
  • 一日乗車券も使える

水戸に住んでいる人はもちろん、観光で来られる方もご活用ください。

関鉄バスの詳細は
>> こちら
運賃検索もこちらからできます。

関鉄バスの一日乗車券は
>> こちら
※購入にはSuicaまたはPASMOが必要です。現金で紙の乗車券を購入することは出来ませんのでご注意ください。

オメガラインについては
>> こちらのページ中程からアクセスください

当ブログでは、当日に開設した水戸駅南口発着の新路線「笠原循環線」についても記事化しておりますので、よろしければご覧ください。

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