大混雑「みさきまぐろきっぷ」を攻略。三崎口に着いたらどこに行けばいい?

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バス
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大人気の「みさきまぐろきっぷ」を使って三崎のまぐろを食べに行きました。この記事では、(1)デジタルチケットの利用、(2)三崎での観光エリア、(3)混雑回避のために実施したことを記載します。裏技的に(4)途中下車を駆使した京急沿線観光、についても記載します。「まぐろまんぷく券」と「三崎・三浦おもひで券」を使って筆者がお邪魔したお店の情報も記載しますが、あくまでご参考。混雑状況に注意しながら、好きなお店で使ってください。みさきまぐろきっぷを始めて使う人に優しい内容になっています。

この記事の結論

  • みさきまぐろきっぷのセット内容は?
    京急線各駅から三崎口までの往復乗車券と京急バス(三浦地区)フリー乗車券、まぐろ食事券、おみやげ券。
  • デジタルきっぷの使い勝手は?
    リアルタイムでの入鋏作業がないため使い勝手は良好だが、バッテリー切れに注意。
  • 三崎口に着いたら「まずどこに行けばいい?」
    迷っていたら「三崎港」に行け。
  • 三崎っぽいところを観光するならどこがいい?
    迷っていたら「堂ヶ島公園」に行け。
  • 混んでるって聞くけど大丈夫?
    週末は混んでるから大丈夫ではない。時間には余裕を持って行動しよう。まぐろ食事券は三崎港に午前中に着くように向かい、真っ先に使おう。堂ヶ島ー油壷温泉の急行バスは渋滞回避に有効。
  • 帰りに寄り道できるって本当?
    京急線各駅ー三崎口間の往復乗車券は途中下車ができる。横須賀や横浜などに立ち寄ることも可能。
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みさきまぐろきっぷとは

「とりあえずまぐろを食べさせろ!」

ちょっと待った。

この記事では、まぐろを食べたい一心で三浦半島へ突き進もうとしている方へ、まずは知っておくべき最低限の情報に絞ってお伝えます。

みさきまぐろきっぷの詳細を抜け漏れなく知りたい方は公式サイトを見た方がいいので、この記事で基本と感覚を押さえた上で、巻末のリンクからチェックしに行きましょう。

セット内容

みさきまぐろきっぷのセット内容は下記の通り。

  • 京急線各駅~三崎口駅の往復乗車券(途中下車可)
  • 京急バス(三浦地区)のフリー乗車券
  • まぐろまんぷく券
  • 三浦・三崎おもひで券

京急に乗って三浦に行き、現地での食事と体験がセットになって、次項のお値段ですから、とてもオトクなきっぷとなっています。

おねだん

京急線の発駅のほか、利用日、利用形態(磁気/スマホ)の違いにより、お値段も変動します。

出典:京急電鉄(こちら)

スマホで使えるデジタルきっぷは料金変動制で、磁気乗車券は時期を問わずデジタルきっぷの最も高い水準にあわされています。

発駅による差は想像以上に小さく、品川と横浜で片道あたり50~75円しか変わりません。遠方からの乗車がオトクということになります。

また、小児は乗車駅により変わりませんが、これは小児IC運賃が75円に統一されたことに起因すると言われています。

三崎初心者のモデルルート

京急線で三崎口に行くのは「快特」で

京急のどこかの駅から乗車し、三崎口駅をめざします。

この際に必要となるのが京急線の基本情報ですよね?

とりあえず、これだけ覚えておきましょう。

とりあえずやってきた「三崎口行き」に乗る

種別は特に気にせず、三崎口行きに乗りましょう。

土休日は「快特」を拾っていくのが吉。

平日昼間の快特は京急久里浜止まりとなっていますから、特急三崎口行きに乗車しましょう。

三崎口についたら「三崎港」をめざす

三崎口についたら、駅前が一大バスターミナルになっていて、初心者は早速迷います。

もし明確な目的地がなく、どこに行っていいか分からないのであれば、

「三崎港」

をめざすのがいいでしょう。

三崎港に向かうバスは「②のりば」から出ています。

  • 三崎港行き
  • 浜諸磯行き
  • 城ヶ島行き
  • 通り矢行き

少し歩いてでも急いで向かいたいという場合は

  • 三崎東岡行き

で終点下車。徒歩10分程度で向かうことも可能。

ちなみに三崎東岡は京急バスの三崎営業所がある場所で、入出庫運用のバスが運行されていますから、見かけることもあるでしょう。

三崎港の最寄りのバス停は「三崎港」。そのままです。

所要時間は20分くらいが一応の目安になりますが、渋滞により大幅に変動しますのでご参考以下まで。

三崎港周辺で「まぐろまんぷく券」を使おう

三崎港が一大観光エリアになっていて、バス停の周辺にお土産屋さんから飲食店まで集まっています。

特にこだわりのない初心者であれば、このエリアでまず「まぐろまんぷく券」を使ってしまうのがいいでしょう。

できれば午前11時頃にはついていて、早いうちに入店してしまうのが吉。

入店すると「まぐろきっぷのお客様ですか?」と聞かれます。そんなに利用者が多いのかと度肝を抜かれますが、ようはそういうことなのでしょう。

特に+αでドリンク注文を強要されるようなこともありませんから、安心して入店しましょう。

もちろん、飲みたい人は飲みましょう。これが公共交通機関利用者の最大の強みですからね。

昼から一杯、おいしいですよね。

お邪魔したのは「三崎館支店 香花」さん。

利用者が殺到し大行列ができるようなお店ではありませんが、上階に通された先の和室でゆっくりとおいしいお食事をいただけました。

我々には大変満足なお食事となりました。

ありがとうございました。

「城ヶ島公園」で三崎散策

まぐろをいただき、まんぷくになったら、散策の時間です。

店がずらりと立ち並ぶ三崎港を後にして、城ヶ島に向かいましょう。

城ヶ島行きのバスに乗車すれば、全てのバスが同じルートで城ヶ島に向かいます。

ただし、週末は「三崎口駅からやってくるバス」は渋滞に真っ向から立ち向かうため、時刻表がまるであてになりません。

油壷方面からくる土休日限定の急行バスは渋滞をうまく避けながら定刻でやってきますので、こちら(急行[東14])を利用するように行動し、三崎口駅からのバスが来たらラッキー程度に構えておくとスムーズです。

途中の「白秋碑前」で降りると、城ヶ島公園の入口となります。

【たぶん道に迷います】
らせん状の道路の中に設置された駐車場の中を進み、歩行者専用の地下道をくぐっていきましょう。道路にぶつかったら左に向かってください。公園に到着となります。

この先は坂道が続きますが、城ヶ島公園内に入れば平坦。きれいに広がる大海の景色を堪能いただけることと思います。

天気がよければね。

読者のみなさまには雲一つしかない曇り空にしか見えないでしょうから、上記写真から雲一つない晴れ渡る空への脳内変換をお願いします。

油壷温泉に浸かる

城ヶ島から三崎港・三崎口駅方面に直接戻ることはできますが、特に週末は「ダイヤが壊滅的」になっていますので、時刻表はあてになりません。

一方、土休日は城ヶ島エリアから三崎港を経由して油壷温泉に向かう急行バスが走っていて、こちらは定刻で走りやすいルート取りになっています。

このバスに乗れば、油壷温泉まで直行することができます。

城ヶ島~三崎港間は各停留所に停まりますが、三崎港~油壷温泉間はノンストップで走り抜けます。

油壷温泉につくと、ホテル京急油壷「観潮荘」まで徒歩5分程度で到着。お風呂を楽しんでから帰ることができます。

三崎口駅まで渋滞回避で戻る

油壷温泉から三崎口駅までは、直通の路線バスが走っています。

このバスをうまく使えば、渋滞ポイントの三崎港を通らずにスムーズに移動することができます。

三崎口駅に帰ってきました。

お疲れさまでした!

…って、おい!

忘れていますよ、おもひで券

おもひで券を忘れずに使う

周りのお客さんの様子を見ていると「おもひで券」の消化に困っている人が多い様子。

おもひで券を使うことなく三崎口駅に戻ってきてしまったら、こちらのお店へどうぞ。

三崎口駅徒歩1分にある「mito cafe」さんです。

こちらでは、3つのセットメニューの中から一つを選んで引き換えることができます。

…ですが、このお店には同じことを考えている人が殺到します。

三崎港からのバスが三崎口駅に到着した数分後に大挙をなしてご来店となります。

少しでも混雑を避けるのであれば、一つ手前の「三戸入口」バス停で降りて先回りすると”勝てる”かもしれません。

三崎口から京急線でお帰り

これで思い残すことなく、楽しい思い出とともに帰路につけそうですね。

三崎口駅は始発駅ですから、よほどのことがない限りは着席できます。

駅前のセブンイレブンで最後の買いこみをして、快適に帰りましょう。

途中下車ができます

…で終わらないのが「みさきまぐろきっぷ」です。

実は、京急線の往復乗車券は途中下車ができるのです。

ぜひ、京急沿線での途中下車を楽しみながら帰りましょう。

私は横浜駅で途中下車して、中華をいただいてから帰りました。

食べ過ぎな一日となりました。

デジタルきっぷの使い心地

さて、今回使用したのはデジタルきっぷでした。

結論から言うと「何の不自由なく快適に利用できた」という感想です。

複数人数分をまとめて発券可能

デジタルきっぷは、大人とこどもを合わせた複数人数分を1台のスマホで管理できます。

しかもこれ、専用アプリをダウンロードすることなく、三浦COCOONというサイトにブラウザでアクセスするだけで利用できる優れもの。

出典:みさきまぐろきっぷ画面キャプチャ

途中下車は細かく見ていない

往復乗車券部分の利用中に途中下車する場合でも、上記の画面を係員に提示するだけで改札を通ることができます。

気軽に寄り道できるのは嬉しいですよね。

裏ワザ的に…
みさきまぐろきっぷを使って、横須賀中央や汐入を拠点とした横須賀観光もできます。

細かく履歴を残していないのが印象的。

あとは、利用者の倫理観に委ねられるのでしょう。

立場上「逆戻りは禁止」であることは強く申し添えておきます。鉄道はフリーパスではありませんよ。

まぐろまんぷく券とおもひで券はお店で直接利用

まぐろまんぷく券とおもひで券は、対象店舗での注文時に利用することになりますが…

利用済みとするためには、お店ごとの「暗証番号」を入力しないといけません。

つまり、誤って勝手に利用済みになってしまうことからユーザーを守っているのです。

これはいいですね。

バッテリー切れに注意

一つだけ注意。

バッテリー切れには気を付けて。

もしバッテリーが切れてしまった場合は、きっぷを使うことができません。

モバイルバッテリーを携行する等、必要以上に警戒した方が良いでしょう。

まとめ

みさきまぐろきっぷを利用し、以下の知見を得ました。

  • みさきまぐろきっぷは京急線各駅から三崎口までの往復乗車券と京急バス(三浦地区)フリー乗車券、まぐろ食事券、おみやげ券がセットになっている。
  • デジタルきっぷの使い勝手は良好。バッテリー切れに注意。
  • 三崎口に着いたら「まずどこに行けばいい?」→迷うなら「三崎港」に行け。
  • 三崎っぽいところを観光するならどこがいい?→迷うなら「堂ヶ島公園」に行け。
  • 混んでるって聞くけど大丈夫?→週末は混んでるから大丈夫ではない。
  • 帰りに寄り道できるって本当?→本当。京急線各駅ー三崎口間の往復乗車券は途中下車ができる。

みさきまぐろきっぷ
>> 公式サイト

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