日本三名園の一つ「水戸の偕楽園」へは、公共交通機関でアクセスできます。JR水戸駅からバスで行くことができるのですが、そのルートが多岐にわたりますので「これに乗れ」と言い切れないのが難しいところ。「偕楽園」バス停は複数存在します。(1)表門ルート、(2)常盤神社前ルート、(3)関鉄ルートに分けて、写真で解説します。また、乗るべきバスの「行先表示」も可能な限り再現していますので参考にしてください。ご希望に合わせて選択してOKですが、どの選択肢を選ぶにしても「水戸漫遊一日フリーきっぷ」を購入することをお勧めします。
偕楽園へは水戸駅からバスがあります
茨城県水戸市にある偕楽園へは、水戸駅から路線バスで行くことができます。
偕楽園へはメジャーな行き方が3つあります。
そのうちの2つ(①表門ルートと②常盤神社前ルート)は茨城交通バスを使う方法、もう1つ(③関鉄ルート)は関鉄バスを使う方法です。
偕楽園周辺の「バス停」と「経由するバス」のまとめ
3つのルート、どれを使っても偕楽園にたどり着くことが出来ますが、降りるバス停が全く異なる場所になります。
私のオススメは「表門ルート」、便利なのは「関鉄ルート」です。
①表門ルートの解説
まずは①表門ルートを進む場合について解説します。
このルートでは、茨城交通バスを使います。
水戸駅北口4番のりばから「偕楽園方面」に向かうバスに乗りましょう。
偕楽園方面と言っても、いくつも種類があるので順番に説明します。
10番のバスに乗った場合
茨城交通の10番のバスは、偕楽園に向かう観光客に特化したバスになっています。
このバスに乗車した場合は、「好文亭表門入口」バス停で降りれば「表門ルート」に進むことができます。
午前中に水戸駅を発車する便は「弘道館」を経由する遠回りルートですが、バスに乗りながら水戸市内の観光もできるのでオススメです。
その他のバスに乗った場合
10番のバスを使うのがベストですが、本数が少ないため、別のバスでも行けることを覚えておきましょう。
細かく見極めるのは難しいと思いますが、2行で言い切るとすれば、
【歴史館・偕楽園入口に行くバス】
- 桜川西団地行きのバス
- ①に縦文字でごちゃごちゃ書かれているバス
上記で判断すれば間違えることは無いでしょう。
なお、その他のバスでも行けるバスは存在します。
余裕があれば「歴史館・偕楽園入口」を経由するバスか、バスの側面表示などで確認しましょう。
こちらのバスに乗車した場合は「歴史館・偕楽園入口」で下車してください。
②常盤神社前ルートの解説
常盤神社前ルートを進む場合は、水戸駅北口4番のりばから10番のバスに乗車する必要があります。
このバスに乗車した場合は、「偕楽園・常盤神社前」バス停で降りれば「常盤神社前ルート」に進むことができます。
③関鉄ルートの解説
関鉄ルートに進む場合は、水戸駅6番のりばから「偕楽園」行きのバスに乗車しましょう。
途中、「偕楽園入口」というバス停を経由しますが、偕楽園入口では降りません。
乗車したバスが偕楽園行きであれば、終点の「偕楽園」まで乗車してください。
なお、距離があるのでオススメはしませんが、水戸駅6番のりばから発着するほとんど全ての関鉄バス(新道経由と常磐大学経由赤塚駅南口行きを除く)は「常盤神社入口(神崎寺前)」を経由します。同バス停を降りても常盤神社前ルートに進むことはできます。
各バス停から偕楽園までの行き方
①表門ルート
バス停から偕楽園までのルート
徒歩:約8分(ゆっくり)
坂道:なし
砂利:なし
私がオススメしているこのルートは、ちょっと道が難しいので写真付きでご案内いたします。
10番のバスから「好文亭表門入口バス停」で降りましょう。
運賃は270円で、整理券+現金、整理券+QRコード決済、整理券+水戸漫遊一日フリーきっぷ、クレジットカードのタッチ決済、いばっピなどで支払うことができます。Suica/PASMOは使用できません。
もし「桜川西団地行き」や「縦文字ごちゃごちゃバス」に乗車している場合は、「歴史館・偕楽園入口」バス停で下車し、来た道を少し戻って、最初の交差点を右折すれば、以下の写真のルートに進むことができます。
一方通行路にバス停が設置されています。バスを降りたら、そのまま車の進行方向に歩いて進みましょう。
しばらくすると「好文亭表門→」という看板が見えてきますので、ここでバス通りから離れます。
このような道を3分ほど歩いていくと、
偕楽園の表門に到着です。
表門は「正門」ですので、ここから入るのが本来の楽しみ方です。もちろん、どこから入っても楽しめますけどね。
②常盤神社前ルート
バス停から偕楽園までのルート
徒歩:約5分(ゆっくり)
坂道:なし
砂利:あり
このルートは簡単なので文字情報のみで失礼します。
偕楽園・常盤神社前で降りたら、駐車場の中を進み、常盤神社に向かって歩いてください。
砂利道です。
常盤神社の前を通り過ぎると偕楽園の東門に至ります。
③関鉄バスを使うルート
バス停から偕楽園までのルート
徒歩:約5分(ゆっくり)
坂道:あり
砂利:なし
最も簡単で早いルートですが、バス停から偕楽園のゲートまで高低差があります。
繰り返しとなりますが、「偕楽園入口」というバス停では降りません。降りるのは終点の「偕楽園」でOKです。
運賃は270円で、Suica/PASMO使用可能です。もちろん水戸漫遊一日フリーきっぷも使えます。
偕楽園バス停で降りたら、
写真左奥のスロープを上がるか、この写真の右側にある常盤神社に繋がる階段を上がりましょう。
階段ルートを通ると、千波湖をバックに偕楽園駅を通過する常磐線列車を拝むことが出来ますよ。
階段を上がったら左手に進むと
東門に到着です。
オススメ乗車券
この記事でご案内している路線バスは、すべて「水戸漫遊一日フリーきっぷ」の範囲内となります。
500円で乗り放題、会社をまたいで利用可能。同区間内の一般路線バス(高速バスを除く)は全部利用できます。
水戸駅ー偕楽園間は片道270円なので、往復するだけで元が取れます。
さらに、偕楽園の入園料が300→230円に割引されます。
バスで行き来するのであれば、何も考えずに買ってください。
【発売場所】
水戸駅前(茨城交通・関鉄バスの案内所)
水戸駅北口の階段を下りて、バスロータリーに向かって左側(ローソンの方向)に進み、7番のりば付近(交差点を渡る前)で左側を見るとあります。
なお、梅まつり期間中は水戸駅北口の階段を降りてすぐの場所で売ってくれていることもあります。
ちなみにこの乗車券にはスマホで買えるデジタル版も存在します。
きっぷを買っている時間がなかったり、操作に自信がある方はデジタル版が便利です。
梅まつり期間中は「偕楽園駅」利用可
2月中旬から3月下旬にかけては、JR常磐線の偕楽園駅がオープンします。
この場合は、偕楽園駅利用が最も便利です。
偕楽園駅は、関鉄バスの偕楽園バス停の目の前に位置しています。
東京方面からの特急列車も停車します。
なお、東京方面から偕楽園駅を利用する場合、乗車券は水戸駅まで購入(→2023年からは偕楽園発着の乗車券を購入できるようになりました)することになっています。
その代わりに、偕楽園駅で下車した際に受け取ることが出来る精算済証で、後続の列車を利用して水戸駅まで追加運賃なしで行くことが出来ます。
まとめ
偕楽園への公共交通機関でのアクセスは簡単です。
- 水戸駅北口からバスに乗れ
- 4番のりばから茨城交通「歴史館・偕楽園」行き
- 6番乗り場から関鉄バス「偕楽園」行き
- オススメは好文亭表門入口ルート
- 手っ取り早いのは関鉄バス偕楽園ルート
- 梅まつり期間中は偕楽園駅も利用可能
偕楽園
>> こちら
偕楽園は有料ですが「9時までは誰でも無料」です!ひたち1号で急げ!!
ではまた。