京急2100系(2列シート)の運用や空席の狙い方。嫌いな人には避け方を伝授。

スポンサーリンク
鉄道
この記事は約6分で読めます。

京急線には2100系という車両が走っています。この車両は2ドアで運行、転換クロスシート(2列シート)、一部を除き運賃のみで利用可能、という一般には乗りトクといわれる車両です。もちろんファンが多いですが、その影にアンチもいます。特に土休日は終日にわたって運用に就いており、座席以外はほとんど居場所がないため「立てば地獄」の車両。泉岳寺・三崎口や三浦海岸(前方車両)から乗車するなら着席できますが、それ以外の駅から乗車する場合は、容赦なく車内通路に進むことが途中駅からの着席の近道です。土休日は終日にわたって運用に就いているので、どうしても乗りたくないなら「快特」や「泉岳寺行き」を避けるのがいいでしょう。

スポンサーリンク

京急2100系とは

京急2100系は、京急線で運行されている車両の一つです。

各車両にドアが2つしかなく、車内には2列シートが並んでいることが特徴です。

平日の通勤時間帯は着席サービスの向上を目的とした有料座席サービス「京急ウイング」とした運行が中心になっています。日中は泉岳寺・品川~京急久里浜をメインとした運用に就いています。

一方、土休日は泉岳寺・品川~三崎口をメインとして終日運用に就いていますから、三浦半島方面の観光利用時に乗車する機会も多いでしょう。

この車両は進行方向に向いて2列シートを楽しめることから、大人気…

…ではあるのですが、一部にはアンチもいます。

何を隠そう。私もその一人。

この車両は

座れば天国、立てば地獄

の両極端な快適性を持っているのです。

本記事では、ファンもアンチもいる京急2100系に焦点を当て、快適な乗り方or避け方を考えていきます。

京急2100系の車内

2列シートが並びます

繰り返しとなりますが、京急2100系の車内には2列シートが並びます。

席の真ん中にひじ掛けはありません。

テーブルもありません。

ドリンクホルダーもありません。

座席の回転(背もたれの反転)も(自力では)できません。

挙句の果てに、窓枠には若干の傾斜がついていて、少なくとも液体物は怖くて置けません。

じゃあ何ができるのか。

進行方向を見ながら、2人並んで仲良く座ることができます。

それが一番の売りでありますが、言い換えれば、ただそれだけの車両です。

ボックスシートもあります

車端部はボックスシートになっています。

グループで利用するのであれば、このシートがいいかもしれません。

引き出し式のシートもあります

関西の新快速でよく見る「ドア横の引き出しシート」もあります。

混雑時は利用できません。ランプがついているときは引き出せない仕組みになっています。

駅に着くたびに「いらっしゃいませ~」って感じの席になります。

網棚は完備

足元が狭い京急2100系ですが、旅行で使う場合は荷物の置き場に困るかもしれません。

しかし、網棚は完備されていますから、活用できます。

お忘れ物にご注意です。

京急2100系の運用の狙い方

京急2100系を狙いたい人も、避けたい人も。

こいつの働き方をざっくりと覚えておきましょう。

都営浅草線には乗り入れない

京急2100系は、車両構造の都合上、都営浅草線に乗り入れることはできません。

そのため、どんなに頑張っても泉岳寺までしか行きません。

羽田空港にもほとんど行かない

京急2100系は、羽田空港に乗り入れることはあります。

朝の数本のみ、羽田空港行きのエアポート急行として運行されているようです。

逆に、昼間以降は羽田空港に乗り入れることはありません。

平日昼間は「泉岳寺~京急久里浜」が多い

すべての運用が2100系で運行されているわけではありません

一方、平日の昼間は泉岳寺と京急久里浜の間を「快特」として行ったり来たりしていることが多いようです。

なぜ三崎口まで行かないかというと、平日昼間の快特は京急久里浜止まりとして運行されているからです。

三崎口まで行くのは、都営浅草線に乗り入れる「特急」であり、京急2100系は入ることができないのです。

土休日は「泉岳寺~三崎口」が多い

すべての運用が2100系で運行されているわけではありません

土休日は泉岳寺と三崎口の間を「快特」として行ったり来たりしていることが多いようです。

土休日は観光需要が多いことを見越してか、特急に加えて快特も三崎口まで送っています。

都営浅草線に乗り入れる運用でもありませんから、京急2100系が入り、三崎方面への観光客の快適な移動に寄与しています。

一部は「快特」でも一般車が入る運用もありますが、逆に必ず入るのは「ウィングシート」が連結されている旨が記されている時刻です。

なお、一部は「特急」として運行されることがありますが、その場合でも都営浅草線に入ることはありません。

京急2100系の働き方
・泉岳寺~京急久里浜・三崎口で往復
・「快特」での運用が多い
・都営浅草線に入らない

京急2100系の避け方

座れれば天国ですが、立てば地獄の京急2100系。

もし乗りたくないのであれば、前項目の逆を突けばOKです。

具体的には

  • 青砥や印旛日本医大、成田空港行きなどを狙う
  • 昼間は「特急」を狙う

などを心がければ、京急2100系を引き当ててしまうことはなくなるでしょう。

京急2100系での空席の狙い方

下り方面

下り方面で京急2100系に乗車する場合は、泉岳寺駅から乗車しておけば座れます。

一方、品川駅から乗車する場合は椅子取り合戦になります。

もし、席を取れなかった場合、多くのケースでは「ドア付近に陣取る」ことになりますが、ここは敢えて「車内通路」に進みましょう。

京急川崎や横浜で降りる人もいます。また、横浜から更なる乗車があるのが京急の特徴です。

奥の方に詰めておけば、降りる人が作り出した空席を誰よりも早くいただくことが可能です。

上り方面

上り方面で京急2100系に乗車する場合、乗車駅が三崎口駅であれば座れます。

三浦海岸駅から乗車する場合は、前寄り車両で待っていると座れることが多いでしょう。これは、三崎口駅の階段が後ろ寄りにあるためです。ただし、先頭車両の前よりは既に混みあっていることもあります(=前面展望を楽しみたい人による)。

横須賀中央付近から着席するのは至難の業となりますから、どうしても座りたい場合は「ウィングシート(300円)」の利用も検討しましょう。一部の「快特」の2号車に1両だけ、設置されています。

まとめ

京急2100系が好きな人も嫌いな人も、以下ご参考です。

  • 京急2100系は「座れば天国、立てば地獄」
  • 都営浅草線に入らない「快特」は京急2100系の可能性が高い
  • 着席できなかった場合は車内中央へ進むと空席を取りやすい

京浜急行
>> こちら
※京急では、京急2100系の運用をある程度公開しています。よくあるご質問に入っていますので、確実に狙ってor避けていきたい方は、各自ご確認ください。

ではまた。

タイトルとURLをコピーしました