【東京から日帰り沖縄】ゆいレールを駆使してどこに行く?立ち寄るべき場所をご紹介

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鉄道
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週末の小旅行先は「沖縄(那覇)」。現地での滞在時間は6時間。濃密すぎる那覇での過ごし方を一例としてご紹介しますので、日帰りで沖縄へ行こうとしている人の参考になれば幸いです。残念ながら短時間過ぎて「南国気分」を味わいに行くことはできませんが、大都市「那覇」を楽しむ視点で挑めば充実した時間を過ごすことができます。必須アイテムは「ゆいレールの一日乗車券」。首里・古島・おもろまち・牧志・県庁前・小禄・赤嶺などの代表駅から、ターゲットを絞って賢くめぐりましょう。疲れるけどオススメ。家にいるより楽しいよ。

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日帰り沖縄になった背景

沖縄県に就航している航空会社のうち、日本航空(JAL)では「どこかにマイル」という、往復6,000マイルで日本のどこかに飛べる特典航空券があります。行先の最終決定権はJALにあるので、行きたいところに行けるわけではありませんが、所詮旅行なんてどこに行っても楽しいので、どこかに行きたい利用者と空席を埋めたい航空会社がともにうれしいシステムになっています。

とある週末、日帰りでどこかに飛びたいなぁと適当に申し込んだところ、帰ってきた答えが「沖縄(那覇)」でした。

6/4(土) 往復ともに「時間指定なし」
→大阪(関西)・福岡・沖縄(那覇)・宮古 で申し込み
→翌日に 「沖縄(那覇)」 の回答

まじか…うれしいけど…日帰り!?!?

果たして日帰りで沖縄(那覇)に飛んで楽しめるのか、何をすればいいのか…

滞在時間は6時間。

ろくに計画も立てずに出発しましたが、結果として1日の出来事とは思えないほど楽しく過ごせたので、同じ境遇(=諸事情で弾丸日帰りの沖縄旅行に行く人)の参考になればうれしいと思い、本記事を書くことにしました。

往路JL905便

羽田空港までの道のり

行先どころか、どの便が選ばれるのかもわからないのが「どこかにマイル」の怖いところでしたが、この日はJL905便が選ばれました。羽田空港を08:20に出発する便なので、体力的には楽でした。

日帰りとはいえ、早朝便をアサインされると思っていたため、川崎市内のホテルに宿泊していた私。渋滞もないだろうと考え、ホテル前の停留所から川崎駅→羽田空港の京急バスを選択することにしました。運賃は京急線に乗ってもほぼ同じだし、一般路線バスなので時間はかかりますが、乗り換えなしで出発ロビーの真ん前まで行ってくれるので、急ぎでなければ楽な選択です。

空港での過ごし方

羽田空港では40分程度の余裕があったので、早速ですがラウンジ巡り。

…といっても、ゴールドカードで入れる「パワーラウンジ」と、JAL運営の「サクララウンジ」の2か所を巡っただけですが…

改めて感じたのは、パワーラウンジのほうが空いていて快適であるということ。サクララウンジは混みあっていて窮屈に感じました。アルコールを嗜む方はサクララウンジ、それ以外の方はパワーラウンジ、という選択がいいのかもしれませんね。子どもがいる場合は、パワーラウンジはお金がかかってしまうので、サクララウンジ(同行者扱い)がいいと思います。

那覇便は大部分が大型機で運航されるので、ターミナル直結での搭乗で楽ですね。

機内の様子

さすが「どこかにマイル」で選ばれる便だけあって、機内はガラガラです。A350という3列-3列-3列の機体で運航されたのですが、私は窓側から3席独占できる状態でした。

いろいろなところを旅していて、一周まわって気づくことがあって、それが

「沖縄は遠い」

ということ。国内だからと舐めてかかると大変です。特に子どもと一緒のとき。ろくに「ぐずり対策アイテム」を用意せずに沖縄行きに乗り込んだときは大変なことになりましたね。

まぁ大人一人だったら、機内Wi-Fiつないで適当に過ごしていれば着いちゃいますけど。

ゆいレールを駆使せよ

さぁ沖縄に着きました。もうね、日帰りの場合の選択肢はただ一つ。

「ゆいレール一日乗車券で思いっきり動き回れ」です。

レンタカーがあるといい..と思うかもしれませんが、帰りの便に合わせて戻ってくる際に那覇市内の渋滞などを考慮するとかなり時間が絞られます。あまりお勧めできません

ゆいレールの一日乗車券は、実は2日にわたって使える24時間券というシステムを採用しているので、日帰りだともったいない…だけど、悩んでいるのはもっともったいない。だから、6時間しか使わなくても買っちゃいましょう。

券種金額
1日乗車券(24時間)800円
2日乗車券(48時間)1,400円

ゆいレールのきっぷはQRコードを読ませるという面白い造りになっています。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば楽勝です。

気を付けてほしいのは、この券をパスケースに入れてQRをかざさないように。ゆいレールではSuicaも使えますので、読み取る前にパスケース内のSuicaが反応して普通運賃が差し引かれる可能性があります。

立ち寄り場所の一例

ゆいレールを使って弾丸巡りをすることは決まりました。ここから先の動き方ですが、まずは最も遠いところまで行ってしまうのが吉です。後ほど解説しますが、那覇空港側にお土産を買うところがあるので、手前から攻めるよりも奥から帰ってきながら巡った方が効率的です。

てだこ浦西駅

私が向かったのは「てだこ浦西駅」です。私(=おじさん)が10年前に初めて沖縄に来たときには、まだ首里駅までしか開業していませんでした。延伸開業後は初めてだったうえ、ポケモン列車が来たこともあり、最初に乗り通しました。

車窓からは那覇市内の景色を楽しめます。どこか南国の雰囲気が漂っていることを感じられると思います。

てだこ浦西までくると、折り返し列車が始発となるので、大人気の展望席をゲットすることもできるようになります。

首里駅

※今回私はパスしました。

首里城までは15分、観光を含めるとかなりの時間を要します。苦渋の決断になるかもしれませんが、弾丸旅行であればパスするのが正解かもしれません。

しかし、首里城にどうしてもいきたいというのであれば、他の行程を取捨選択して首里駅で下車して向かいましょう。首里城では火災の影響が色濃く残っていますが、復元に向けて着実に歩みを進めています。応援の気持ちを込めて訪れるのも素晴らしいと思います。

古島駅

古島駅から徒歩5分程度の場所にあるのがA&Wバーガーです。沖縄では有名なハンバーガー屋さんですが、ここに来たら是非挑戦してほしいのがルートビアというドリンク。

最初に飲んだときはクソが付くほどマズいと思いますが、2回目にはイケる!?となり、3回目には美味しいと感じるように。4回目にはジョッキで飲み干すようになり、5回目で依存性に気づき、ついに6回目にはわざわざ日帰りで沖縄まで飲みに行くようになります(笑)。

繰り返しですが、たぶん1回目はマズいと感じるでしょうから、依存性は心配しないで大丈夫です。

ちなみに価格帯はこんな感じ。バーガー+カーリーフライコンボが基本ですので、約1,000円くらいです。

ちなみにJALの機内で配られる「ちゅらナビ」を見せるだけで、ドリンクのサイズアップをサービスしてくれます。

おもろまち駅

那覇新都心とも呼ばれるおもろまち駅周辺。

ここには有名すぎる国内免税店「Tギャラリア」があります。化粧品やブランド品にかかる輸入時の関税や消費税が免除となっているのでオトク…なように見えますが、実は地元の百貨店で買ったほうが安いなんてこともあるので、お買い物は慎重に。

ちなみに私はTギャラリアには目もくれずに、その奥に行きました。そこには

那覇メインプレイスというショッピングセンターがあります。那覇の人たちが集まるスポットなので、休憩などにも使いやすいでしょう。私は懲りずにスタバに行きました。沖縄県のストアスタンプゲットです。

さらにその奥にはロードサイド店舗が軒を連ねます。店舗の間隔が空くので、歩きだときついですね。那覇メインプレイスまでで留めておくのがいいでしょう。

牧志駅

那覇の観光地と聞いてぱっと思いつくのが「国際通り」です。

ここにはさまざまなお土産屋さんや飲食店が軒を連ねますので、日帰りの中で時間がなくても、ぜひ立ち寄っておきましょう。

国際通りはゆいレールと並行して伸びていて、北側の入口にあたるのが牧志駅になります。てだこ浦西方面からやってきて国際通りに向かう場合は、牧志駅で下車するのがいいでしょう。

美栄橋駅

国際通りへは美栄橋駅からもアクセスすることが可能ですが、少し距離があります。

国際通りの中心地(スタバのある交差点のあたり/ドンキホーテの近く)まで人混みを避けて到達したい場合は利用価値がありそうです。

ちなみに私は、過去に沖縄にJALの修行をしていた通い詰めていた時に、美栄橋駅近くのリッチモンドホテル那覇久茂地に何度もお世話になりました。その時の記憶をたどろうと、美栄橋駅を利用して国際通りに向かいました。

中心にあるスタバは沖縄一号店ですので、ここももれなく立ち寄っておきます。

県庁前駅

県庁前駅は国際通りの南側の入口に近いです。那覇空港からやってきて直接国際通りに向かう場合は、県庁前駅で下車するのがいいでしょう。

国際通りにもA&Wバーガーがあります。ちょうど県庁前駅から国際通りに向かう場合に、国際通りの入口に店舗がありますので使いやすそうです。

県庁前にはパレットくもじという商業施設が直結していてにぎわっています。ゆいレールの中心的な駅として認識して間違いないでしょう。

小禄駅

さぁ、だいぶ那覇空港よりに戻ってまいりました。小禄駅は那覇空港から2駅目の駅ですが、ここに立ち寄る理由は…

はい、イオンショッピングセンターでございます。

沖縄まで来てイオンによるのもどうかとか、逆に「イオンモールじゃねぇのか」とかいろいろ聞こえてきますが、ここで重要になるのは「スーパーマーケットが入っている」という点。

日帰り沖縄も終盤戦です。ここからは荷物が多くなっても大丈夫なので、沖縄の特産品をたっぷり買って帰りましょう。

ちなみに私が買ったお土産はこちら。

さんぴん茶にはそらとぶピカチュウプロジェクトのロゴが入っています。じゅーしぃは沖縄の郷土料理です。現地で食べられなかったので、じゅーしぃの素を買って家で楽しみます。保存のきく肉の塊と、定番「ちんすこう」、ラフテーも買いました。

今回は私一人で沖縄に飛びましたが、料理に使えそうなものを買って帰れば家族にも沖縄気分を味わってもらえそうです。これで「沖縄行きたい」というセリフを引き出せばこっちのものです(※我が家の事情はきいてない?失礼しました)

ともあれ、みなさんが日常の中で散々見慣れたイオンとの違いに着目しながら買い物をするのも楽しいですよ。

ちなみにイオンモールは「沖縄ライカム」というところまで行かないとありません。日帰りでは無理ですが、こちらは館内に巨大水槽があるなど見どころたくさんなので、レンタカーがあれば絶対行くべきスポットです。

赤嶺駅

赤嶺駅。特に周辺に何かあるわけではありませんが、ここは日本最南端の駅として有名ですので、その道に興味がある方はぜひ立ち寄っておきましょう。

駅前には石碑も建っています。

※2012年に撮影したものです

当日雨だったので石碑は遠めから拝みましたが、10年前から変わらず同じ場所にあることを目視できてよかったです。

顔をはめて記念撮影するパネルなんかも、10年前から変わらずに置いてありました。

復路JL916便に搭乗

そんなこんなで戻ってきてしまった那覇空港。もう、お別れの時間です。

思い返せば、ゆいレールの「ポケモン列車」に乗り、全線乗車して、首里城を遠くから拝み、ルートビアをいただき、おもろまちを散歩して、スタバで休憩しながら国際通りも散歩して、お土産もたくさん買って、最南端の駅も訪れて…

信じられないくらい濃密すぎる6時間でした。こんなに効率的に動けるのもゆいレールのおかげでしょう。

サクララウンジではオリオンビールを楽しめるのですが…薬を飲んでいてアルコールを飲めない私はどうすれば…お!シークワーサージュースがあるなんて嬉しいじゃないですか。

23番ゲートから乗り込んだ機体は往路と同じA350ですが、さらにガラガラの状態。私が指定した席の周辺はすべて満席扱いになっていたのですが、それは機体のバランス調整を兼ねた後方座席への誘導だったようで、実際には誰も乗っていませんでした。

帰りのフライトもあっという間。さすがにうとうとしてしまい、気づけば房総半島の上空に至ります。

東京ディズニーリゾートを眼下に見ながらB滑走路に着陸。ターミナルへと到着。

意外と知られていないことですが、到着後にも「パワーラウンジ」を利用できます。もちろん入室しますが、目覚めの水だけを飲んですぐ退散。滞在時間は60秒…

寝ぼけた頭でどうやって帰ろうかと悩んでいた時、目の前に無料循環バスが来たので、とりあえず第3ターミナルへ、歩みを進めながら時間稼ぎ。その後京急線に乗り、都営浅草線直通であることをいいことに泉岳寺→宝町まで進みました。

宝町から東京駅八重洲口までは徒歩で700mくらいの距離。ここから高速バスに乗れば、自宅まで一直線です。普段は「やれ特急ひたち」とか「やれ普通グリーン車」とか、乗車券は分割すると安いよねとか、いろいろ言い始めるのですが、疲れた時は何も考えたくなく、足が勝手に高速バスへ向かいます。

おやすみなさい。

まとめ

日帰りで沖縄に行き、以下の知見を得ました。

  • 滞在時間6時間でも楽しめる
  • ゆいレールを活用するしかない
  • 奥から那覇空港に戻りながら観光するといい
  • また行きたくなるので注意

ではまた。

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