東急線・東急バス一日乗り放題パスの解説。先にバスに乗っても使えるよ。

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鉄道
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東急の電車とバスが両方乗り放題になる東急線・東急バス一日乗り放題パスは、東急線の駅でしか買えません。しかし、先にバスに乗る場合でも同様のきっぷを手にする方法があります。先にバスのIC1日乗車券を買い、東急線の駅で申し出れば、電車の1日乗車券を割安で購入することができます。PASMOなら券売機でも対応できます。Q-SKIPでの取り扱いも開始されていて、ちょっとオトクに購入できます。

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東急線・東急バス一日乗り放題パスとは

1090円でまるごと乗り放題

東急線・東急バス一日乗り放題パスは、東急全線(こどもの国線と世田谷線を含む)と東急バスの一般路線が乗り降り自由となる乗車券です。

対象外の日程はなく、東急線の駅で1090円で発売されています。

東急がカバーする全域で電車もバスも乗れることから、非常に利便性が高いものとなっています。

※東急新横浜線も利用できます

電車で「横浜に行ける」

東急にはバス単独の一日乗車券(540円)がありますが、これでは行けない長津田以西や横浜駅周辺にも電車で行けます。

バスだけでの移動は「1駅隣が遠い」というのはよくあること。本数も豊富な電車に乗れるのは大きいですね。

バスで「川崎に行ける」

東急には電車単独の一日乗車券(780円)がありますが、これでは東京駅や川崎駅、横浜市営地下鉄沿線や小田急線沿線などに行くことができません。

バスは電車が通っていない”縦移動”が得意。他社線の陣地にも平然と乗り入れていきますので、東急線から離れた場所にも到達することができます。

電車単独の1日乗車券は780円、バス単独の1日乗車券は540円ですから、個別に買うよりも230円お得になる計算です。見方を変えれば、電車の1日乗車券を買う人がバスに1往復以上乗るなら、最初から1090円支払ってしまったほうが良い、という計算になります。

※画像は運賃改訂前の情報です。現在は1090円になっています。

東急線・東急バス一日乗り放題パスの買い方

先に電車に乗る場合

東急沿線でとてつもない威力を発揮する「東急線・東急バス一日乗り放題パス」は、駅の券売機で購入することができます。

駅の券売機で、現金やSuica/PASMOの残高から磁気券を購入することができます。

クレジットカード機能や定期券を搭載していないカード型のPASMOであれば、PASMOに直接搭載することもできます。

出典:東急電鉄

ただし、バスの車内では買うことができません。

先にバスに乗る場合、駅までは別料金になってしまうのでしょうか??

先にバスに乗る場合

残念ながら先にバスに乗る場合は「東急線・東急バス一日乗り放題パス(磁気券)」を購入することはできません。しかし、先にバスに乗る場合であっても、(SuicaやPASMOをお持ちであれば)電車+バスを1090円で利用することは可能です。

具体的には先にバスの1日乗車券を買っておき、後で電車用の1日乗車券を買い足す流れになります。

最初にバスに乗るとき

東急バスでは「東急バス全線IC1日乗車券」を発売しています。電車+バスを購入希望の場合であっても、先にバスに乗るときにバス専用のIC1日乗車券を買ってください。

買い方は簡単で、バスに乗車する際、タッチする前に1日乗車券購入の旨を乗務員にお知らせください。

設定の上、合図があったらタッチしてください。残高から540円が差し引かれます。

これで、お手持ちのSuicaやPASMOにバスの一日乗車券が搭載されます。

次に電車に乗るとき

続いて電車に乗るとき、駅の改札窓口に行き、

  • バスのIC1日乗車券が入っている
  • 電車の1日乗車券も欲しい

上記をお伝えすれば、その場で電車用の1日乗車券を差額で発売してくれます。

現金のみの対応になるので気をつけてください。

その後の流れ

あとは、バスに乗る時は「IC1日乗車券」をタッチして乗車し、電車に乗る時は「電車用の磁気券」を改札口に通してください。

一部のPASMOは券売機で手続き可能

クレジットカードや定期券を非搭載のPASMOであれば、改札窓口に行かずに駅の券売機に投入することで手続きすることができます。

この場合は、差額の支払い方法をPASMO残高か現金かを選択することができます。

なお、まれに条件を満たしたPASMOであっても券売機が受け付けないことがあります。

この場合は改札窓口を利用しましょう。

先にバスを使う裏技的活用法

「問題の先送り」に使える

バスだけで移動する旅行って、ワクワクしますよね。

でも、出かけた先で本当にバスだけで動けるのか、やっぱり電車にも乗らければならないか、出発時点ではわからないことってありますよね。

そういうときは、先にバスで動き始めるのがオトクです。

東急線エリアを縦横無尽に走っている東急バス。

極端な例ですが、東京駅から青葉台駅まで、バスだけでたどり着くルートもあります。

そんな感じなので、意外とバスだけで目的地までたどり着けてしまうこともあります。もしバスだけで事足りるなら540円で済みますよね。

万が一、途中で悲鳴を上げそうになったら、駅に漂着したタイミングで電車の1日乗車券を差額で買い足せばOKです。

迷っているのなら、最初から1090円課金する必要はありません。

先に電車単独の1日乗車券を780円で買ってしまうと、そこにバスの1日乗車券を差額で追加することはできませんので注意してください。

値上げの軌跡

「1000円」へのこだわりをついに破った

余談ですが、かつてバスIC1日乗車券を購入後に駅で申し出た際に支払う金額は490円でした。

2023年3月17日までは480円でOKでした。値下げ?って思いますが、これは少し事情が違います

この変化は2019年10月の消費税増税が関係しています。この増税で、ほとんど全ての企画乗車券が値上げとなり、バスの1日乗車券も510円から520円に変更されました。(電車単独の1日乗車券も660円から680円に値上げ)

一方、例外的に値上げされなかったのが「東急線・東急バス一日乗り放題パス」です。増税前から1000円だった本乗車券は、増税後も1000円に据え置き。その結果、バスIC1日乗車券との差額は490円から480円に縮小されたんですね。

本乗車券を1000円ポッキリにしたい。そんな気持ちが伝わってきますが…

2023年 東急線の大幅値上げで1000円を守りきれず

東急線では2023年に更なる値上げが実施されました。

このときの値上げは1割程度におよび、「東急は安い」というイメージを覆す結果となるほど破壊力のあるものでした。

さすがにこの値上げには逆らえず、同タイミングで1070円になりました。

2024年 バスの値上げにも対抗できず

翌年の2024年には、東急バスが値上げとなりました。

これまで1乗車220円だった運賃が、230円に値上げ。

これに伴い、東急バス一日乗車券が520円から540円に値上げとなりました。

一日乗車券の値上げ幅がそのまま反映され、東急線・東急バス位置日乗り放題パスも1070円から1090円に値上げとなりました。

1000円にこだわっていた乗車券でしたが、すでに破られていますので、今後も上がっていくことでしょう。

Q-SKIPで1040円

ところが、東急は新たな値下げ策を打ってきています。

クレカタッチで知られる「Q-SKIP」というサイトです。

ここで購入した場合、鉄道はスマホで表示したQRコードか、決済したクレジットカードのタッチで、バスはスマホ上に券面を表示する方法で乗車することになります。

磁気券やPASMOと比べるとやや使い勝手が劣りますが、そのかわりに値引きをしてくれています。

通常:1090円
Q-SKIP:1040円

ほんのわずか50円ではありますが、オトクな気分になりますよね。

クレジットカードをタッチして乗車するのも新しい体験になりそうです。

クレジットカードのタッチ乗車に関しては、以下の記事でレポートしているので、気になる方はぜひご覧ください。

まとめ

東急線・東急バス一日乗り放題パスについて、以下の知見を得ました。

  • 東急の電車もバスも乗り放題で1090円
  • バスではいけない中央林間や横浜に行ける
  • 電車ではいけない川崎や小田急沿線に行ける
  • 駅の券売機で購入することができる
  • 先にバスに乗車する場合はバスの一日乗車券を買って駅で申し出ること
  • Q-SKIPで購入するとちょっぴりオトク(使い勝手は低下!?)

東急線東急バス一日乗り放題パス
>> こちら

ではまた。

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