「東急線・東急バス一日乗り放題パス」は、東急線と東急バスを1日自由に利用できる乗車券です。通常価格は大人1,110円・小児560円。Q SKIPなら大人は1,060円で購入できます。先に東急バスへ乗る場合も、車内でバス一日乗車券を購入し、あとから東急線の駅で550円の乗車券を買い足せば利用可能です。
東急線・東急バス一日乗り放題パスとは
東急線・東急バス一日乗り放題パスは、東急線全線と東急バスの対象路線が1日乗り降り自由になる乗車券です。
東急線だけでなく、東急線の駅から離れた地域を走るバスも利用できるため、東急沿線を広く移動したい日に便利です。
東急線・東急バス一日乗り放題パス
通常価格:大人1,110円・小児560円
Q SKIP限定価格:大人1,060円
有効期間:利用開始日の1日限り
鉄道:東急線全線
バス:東急バスの対象路線

購入方法は3種類
東急線・東急バス一日乗り放題パスには、主に次の購入方法があります。
| 購入方法 | 大人価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| 磁気乗車券 | 1,110円 | 東急線の券売機で購入 |
| PASMO | 1,110円 | 利用可能なPASMOに情報を記録 |
| Q SKIP | 1,060円 | スマートフォンで購入。大人のみ |
東急線の駅から利用する場合は、磁気乗車券・PASMO・Q SKIPのいずれかを選べます。
一方、最初に東急バスへ乗る場合は、購入方法が少し異なります。詳しくは後ほど説明します。
通常価格は1,110円、Q SKIPなら1,060円
東急線の駅で購入する場合、価格は大人1,110円・小児560円です。
大人用をQ SKIPで購入すると、通常価格より50円安い1,060円になります。
通常価格
大人:1,110円
小児:560円
Q SKIP限定価格
大人:1,060円
Q SKIPには小児用の設定がないため、子どもが利用する場合は、駅の券売機で小児用の乗車券を購入します。
東急線の駅から利用する場合の買い方
最初に東急線へ乗る場合は、東急線各駅の券売機で購入できます。
券売機では、磁気乗車券として購入する方法と、対応するPASMOへ乗車券情報を記録する方法を選べます。
発売時間は、原則として始発から20時までです。

PASMOに搭載できない場合がある
次のようなPASMOには、一日乗り放題パスを搭載できません。
- モバイルPASMO
- Apple PayのPASMO
- 有効な定期券情報が入っているPASMO
- クレジットカード一体型PASMO
- Suicaなど、PASMO以外で発行された交通系ICカード
これらを利用している場合は、磁気乗車券またはQ SKIPを選びましょう。
先に東急バスへ乗る場合も利用できる
東急線・東急バス一日乗り放題パスは、東急バスの車内では直接購入できません。
そのため、「最初にバスへ乗ったら、駅までのバス代が別にかかってしまうのでは?」と思うかもしれません。
しかし、先に東急バスへ乗る場合でも、次の手順を踏めば、合計1,110円で電車とバスを利用できます。
STEP1
東急バス車内で、560円の東急バス一日乗車券を購入
↓
STEP2
東急線の駅窓口で、バス一日乗車券が入ったPASMOまたはSuicaを提示
↓
STEP3
現金550円で、東急線用の一日乗車券を購入
↓
合計1,110円で電車とバスが乗り放題
最初にバス車内で一日乗車券を購入する
最初に東急バスへ乗車する際、ICカードをタッチする前に、乗務員へ「一日乗車券を購入します」と伝えます。
乗務員が設定したあとに、PASMOまたはSuicaを運賃機へタッチします。
大人の場合は、SF残高から560円が引き去られ、そのICカードに東急バス一日乗車券の情報が記録されます。
駅窓口で東急線の一日乗車券を買い足す
その後、東急線の駅へ到着したら、改札窓口で次のように申し出ます。
「このICカードに東急バス一日乗車券が入っています。東急線の一日乗車券も購入したいです」
バス一日乗車券が記録されたPASMOまたはSuicaを提示し、現金550円を支払うと、東急線用の磁気乗車券を購入できます。
以後は、バスではPASMOまたはSuicaをタッチし、東急線では磁気乗車券を自動改札機へ通して利用します。
PASMOなら券売機で手続きできる場合もある
バス一日乗車券を記録したカードが、クレジットカード機能や有効な定期券情報を搭載していないカード型PASMOであれば、駅窓口ではなく券売機で手続きできる場合があります。
その場合は、バス一日乗車券が入っているPASMOを券売機へ投入し、差額分を支払います。
ただし、カードの状態や券売機によっては受け付けられない場合があります。操作できない場合は、駅の改札窓口を利用してください。
先にバスへ乗る方法は「電車も使うか迷っている日」に便利
この仕組みは、バスだけで1日移動できるか、途中で電車も必要になるか分からない日に便利です。
最初にバス一日乗車券だけを購入しておけば、バスだけで移動を終えた場合は560円で済みます。
途中で電車も利用したくなった場合は、東急線の駅へ到着した時点で550円を追加すればよいのです。

東急バスは、東急線の駅同士を結ぶだけでなく、東京駅、川崎駅、小田急線沿線、横浜市営地下鉄沿線などへも走っています。
バスだけで目的地へたどり着ける可能性を残しながら、必要になったときだけ電車を追加できるわけです。
Q SKIPなら50円安く購入できる
大人用の一日乗り放題パスは、Q SKIPでも購入できます。
通常価格は1,110円ですが、Q SKIP限定価格は1,060円。50円安く利用できます。
購入したチケットは、購入日から60日以内に利用開始します。利用開始した当日に限り有効です。
東急線ではQRコードを利用
東急線では、スマートフォンに表示したQRコードを対応改札機へかざして入出場します。
QRコード対応改札機を利用できない場合は、乗車券画面を駅係員へ提示します。
東急バスでもQRコードをかざして乗車
東急バスでは、スマートフォンに表示したQRコードを車内の読取部へかざして利用します。
以前は乗車券画面を乗務員へ提示する方式でしたが、2026年3月からQRコードを車載器へかざす方式に対応しています。
東急線で行ける場所、バスで行ける場所
東急線なら横浜や中央林間方面へ移動できる
バス一日乗車券だけでは、長津田から先の中央林間方面や、東横線を利用した横浜方面へ効率よく移動することは難しくなります。
電車も利用できれば、東急線の広い範囲を短時間で移動できます。
東急バスなら川崎駅や他社線沿線にも行ける
東急線だけでは直接行けない川崎駅、東京駅、小田急線沿線、横浜市営地下鉄沿線などにも、東急バスの路線が延びています。
鉄道が得意な横方向の移動と、バスが得意な駅間・縦方向の移動を組み合わせられることが、この乗車券の大きな魅力です。
利用できない路線に注意
東急線・東急バス一日乗り放題パスでは、東急線のすべての路線を利用できますが、横浜高速鉄道みなとみらい線は対象外です。
また、東急バスでも次の路線などは利用できません。
- 空港連絡バス
- 高速乗合バス
- 溝の口駅~新横浜駅直行バス
- ハチ公バスの上原・富ヶ谷ルート
- ハチ公バスの本町・笹塚循環ルート
一方、ハチ公バスの一部路線、たまちゃんバス、しなバス、さんまバスは利用できます。
深夜バスを利用する場合は、普通運賃と深夜バス運賃との差額が必要です。
価格改定の記録
東急線・東急バス一日乗り放題パスは、以前は大人1,000円で発売されていました。
2019年10月の消費税率変更時にも1,000円を維持していましたが、その後の鉄道・バス運賃改定に伴って値上げされています。
- 以前:1,000円
- 2023年3月:1,070円
- 2024年3月:1,090円
- 2025年10月:1,110円

かつては「1,000円で電車もバスも乗り放題」という分かりやすさがありましたが、現在はQ SKIPで購入すると1,060円となり、通常価格より少し安く利用できます。
まとめ
東急線・東急バス一日乗り放題パスは、東急線と東急バスを組み合わせて移動する日に便利な乗車券です。
- 通常価格は大人1,110円・小児560円
- Q SKIPなら大人1,060円
- 東急線の券売機では磁気券またはPASMOで購入できる
- 先にバスへ乗る場合は、バス一日乗車券を買ってから駅で550円を追加する
- バスだけで済めば560円、電車も必要になれば合計1,110円にできる
- Q SKIPは大人のみで、スマートフォンのQRコードを利用する
先に東急バスへ乗る場合でも、駅までのバス代を余分に支払う必要はありません。
バスだけで移動できるか、途中から電車も必要になるか分からない日は、まずバス一日乗車券から始める方法も活用してみてください。
ではまた。


