JAL国内線では、航空券予約後に座席の指定を無料で行うことができます。しかし、指定できる席が全くなかったり、中途半端な席しか残っていないケースもよくあります。そんなときは、48時間前に見てみましょう。突然、指定できる席が増えます。また、そのタイミングを逃しても、出発3時間前以降にチェックをすると、よい席が空くこともあります。なぜこのような動きが発生するのか解説します。
航空機の事前座席指定について
予約後に好きな席を選べる
航空会社によっては、航空機内の好きな席を指定できる「事前座席指定サービス」を提供しています。
JALもその一つで、事前座席指定に料金がかからないのは魅力。
このサービスを利用すると、搭乗前に自分の希望する座席を確約できます。
座席の好みは人それぞれです。窓側・通路側・中央席のほか、前方・後方、足元の広い最前列や非常口座席、地上が見える景色の良い席・つばさで地上が見えない高所恐怖症向けの席など、多くの種類がありますよね。
事前座席指定は、各々が快適なフライトを過ごすための一つの方法として重要な要素であります。

事前座席指定には制限あり
全く空席がないことも
では早速、今週末の予約を開いて事前座席指定をs…
座席指t…
…。

…できない!
ってなることがあります。
事前座席指定できないことはよくあることです。
心配になりますよね。
これは事前座席指定できる席には制限があるためです。
飛行機に乗れないのかと心配になるかもしれませんが、大丈夫。
お金だけ取られて飛行機には乗せないよ!
…なんてこと、あるわけないじゃないですか。
だから、まずは落ち着いてください。
納得のいかない席を取ることもあります
仕方なく、中央席など“納得のいかない席”を取ることもありますよね。

あんまり好きじゃない席だけど、仕方がないかぁ…窓側がよかったな。
…なんて思いながらアプリを閉じることもしばしば。
でも、知っている人は知っています。
勝負はこれからだと。
「ブロック席」がある
多くの航空会社では、事前座席指定できる座席に制限をかけています。
これは”ブロック席”とも言われています。
このような席を設定する理由は複数あり、例えば…
- 機体のバランス調整
- 上級会員優先の座席確保
- 要人の予備席
などがあると言われています。
一部では最上級会員の「隣席ブロックしておいて」の一言で指定できないようになる”とんでもないサービス”も存在しているようです。(※私はやったこともないし、やる権利もありませんが。笑)
ブロックの理由はブラックボックスではありますが、確実に言えるのは「全開放はしていない」ということです。
そして、ブロック席は少しずつ開放していくわけですが、そのタイミングには傾向があります。
出発48時間前に大開放される
航空会社が押さえているブロック席は、出発48時間前に大部分が開放されます。
そのため、出発48時間前に指定できる席が増えます。
大切なことなのでもう一度言います。
出発48時間前に指定できる席が増えます。
いいですか?出発48時間前に指定できる席が増えるんです。
どれくらい増えるかというと…
48時間01分前までは全く指定できる席が残っていなかった機内に…

…突然空席が増えます。
上記の場合は、特に機内後方で空席が大量発生しました。
これなら窓側でも取れますよね。
なので、勝負は出発48時間前に始まるのです。
出発3時間前に空席状況が変化する
上記のように、出発48時間前に勝負が始まることはご理解いただけたと思います。
でももう一つ、忘れてはいけないタイミングがあります。
それが、出発3時間前からの数分間、です。
出発3時間前から数分間は指定できる席に変化があります。
なぜ、出発3時間前から数分間の間に動きがあるかというと、出発3時間前から「当日アップグレード」ができるようになるからです。
当日アップグレードに関して、詳しくは下記記事にまとめてあるのですが…
…当日アップグレードによって、普通席からクラスJやファーストクラスに席移動する人が現れます。
傾向として、当日アップグレードする人は、航空機が好きだったり、いわゆる”修行僧”(ステイタスアップのために飛行機に乗り続ける人)だというケースが多いです。
これらの人は計画的に早めの予約を入れていますので、普通席であっても快適な席であったり、または特徴的な席を確保していることが多いのです。例えば、最前列席や最後尾席、足元の広い席、非常口座席などが挙げられます。
実際に、私が搭乗する飛行機を3時間前以降数分間張って待っていると…

…ほらほら。案の定ですよ。
非常口座席に空きが出ました。
おそらくですが、ここを押さえていた人はファーストクラスなどに移動していったのでしょう。
他にも窓側の席が新たに空きましたので、やはりこのタイミングも狙い目だと言えるでしょう。
※非常口座席は必ずしもオススメできる座席とは言い切れません。好みが分かれる席ですので指定される際はご注意ください。
「出発48時間前狙い」の注意点
取り合いになることがある
出発48時間前になるとブロック席が開放されるということは、JALに乗り慣れている人にはよく知られていることです。
よって、このタイミングを狙ってアクセスする人がライバルとして出現します。
“ぴったり48時間前”に動きがありますから、乗り遅れないようにしましょう。
そして、少しでも「いいな」と思った座席があれば、迷わずすぐに変更手続きに進むこと。
取り合いになることもありますので、負けないでくださいね。
エラーが発生することがある
出発48時間前のタイミングで座席変更の手続きを行うと、エラーを返されることがあります。
私の場合は「機材変更等の事情により座席が変更となりました」といった旨のメッセージが表示されました。
その後、出発までの間、JALアプリでの座席変更は一切できなくなりました。(Webからの手続きは可能でした)

原因は不明ですが、何らかの不具合が生じやすいタイミングであるということも覚えておき、トラブル時にも慌てずに操作するようにしましょう。
例えば、「アプリでダメならスマートフォンサイトで開く」などが有効です。
頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
JAL国内線利用時に「事前指定できる座席がほとんどない」状況に陥り、以下の知見を得ました。
- JAL国内線では、一部座席を事前指定対象外(ブロック)としている
- 出発48時間前になると、ブロック席の一部が開放される
- 出発3時間前以降は、当日アップグレードによる座席流動がある
- まれにエラーが起きることがある
JAL
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ではまた。