茨城県で「らくがきされた路線バス」が走っている件

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バス
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茨城県の水戸を中心にバスを走らせる茨城交通では、車体に落書きをされた車両を見かけることがあります。これは「おえかきバス」というイベントで生まれたもの。きれいな車体にマジックで好き勝手に絵を描くことが許される機会です。茨城交通の場合は、年齢制限なしで参加できます。ビビットな色使いで多数の曲線を絡める小さな画伯から、目を疑うほどの卓越した才能を見せる大人まで現れます。お近くで同様のイベントがある時は立ち寄ってみましょう。

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落書きされたバスは合法

街なかで好き放題落書きされたバスが堂々と走っているのを見たことはないでしょうか?

地域にもよるかもしれませんが、私が住んでいる茨城県ではよく見かけます。

茨城県内で落書きされているのは「茨城交通」というバスで、水戸を中心に県央地域を走っています。

県央地域に住んでいる人なら間違いなく見かけたことがあるでしょう。水戸から偕楽園方面にバスで向かったことがある旅行者も、見覚えがあるかもしれませんね。

このバスには落書きされているタイプがあるのですが…大丈夫なのか?

…勝手に書くのはもちろんダメですが、書いてもいい日があるのです。

書くなら「イベント」を狙え

茨城県内では「のりもの」を取り上げたイベントが各地で不定期に開催されています。

私が向かったのは、イオンモール水戸内原(水戸市)で開催された「わくわく!いばらきの乗りもの大集合」というイベント。茨城県が主体となって企画してくれたもので、子どもをターゲットに想定しているのでしょうが…

当然ながら大きいおともだちもたくさん集まってきます。

このイベントで、お絵かきバスという企画が催されているのです。

好きなように書いてくださいと言わんばかりのバスがスタンバイしています。

「入口」「出口」「茨城交通」など、運行上必要となる文字やアイコン上には落書きされないように目隠しされています。また、書き込んでいいのは歩道側の側面のみで、前面・背面・進行方向右側には書き込めないようになっています。

当該は「茨大前営業所の所属だ」という情報も教えてくれます。これにより、水戸駅にも頻繁に乗り入れる運用に使われることが分かりますので、みなさん気合が入っているようです。

お題が決められていて、今回は「好きな乗り物」ということでした。

本当なら「Suica使えません」と大きく書きたかったのですが、そういうのは許されないのかもしれません。

我々は真っ先に常磐線E531系を(めざして)書いたのですが、どうやら伝わったようで、あとで見に行くと鉄道系のアレな書き込みが続いてくれていました。

バスの車体で永遠の愛を誓ってしまう人たちもいましたが、さすがに個人名っぽいところにはボカシを入れておきました。

こうして完成したバスが…

ふとしたタイミングで街中で会えると。

そういうわけですね。

う~ん、よく見えないけど、E531系はご健在であると思われます。

イベントに隠されたバス会社の思惑

バスに絵を描けるというのは貴重な体験ですが、これにはバス会社側の思惑もありそうです。

というのも、直接聞いたわけではありませんが、実際に絵を描くとですね…

街中でバスが通るたびに気になってしまうんです。

「もしかしてこれかな!?違うなぁ…」

「あれかなぁ、あれも違う…」

子どもたちの興味がバスに移ります。

そこを狙っているのではないかと思います。

なかなかうまい戦略だと思いますね、これ。

バスの運転席に乗れる企画も

当日はバスに絵を描くだけではありません。

他社のバスも集まっていて、乗務員の制服を着て運転席に座らせてもらえる経験もできます。

子どもたちは嬉しそうなのは当然ですが、バスオタの大人たちも楽しんでいます。

どさくさに紛れて運賃箱を凝視したり…

写真は関鉄バスの機器です

ICカードリーダーをまじまじと見たり…

ラッピングって実はシールだったんだと知ったり….

写真は関鉄バス

大きなおともだちも十分楽しんでいました。

バスの整理券を取り放題の早チン選手権が開催されたのもこの日です。

バスのイベントを見つけたら行ってみると楽しいかもしれませんね。

まとめ

茨城県内で落書きされたバスを見かけても心配ご無用。合法的に落書きされています。

  • 茨城県内で落書きされているのは茨城交通のバス
  • バスのイベント時に記入されています
  • 書き込んでもいいテーマが(一応)決まっています
  • イベント時は運転席に座ることができる企画が開催されることも

ではまた。

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