水郡線で行く「袋田の滝」のアクセス方法。常陸大子駅周辺情報とともに解説。

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バス
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茨城県が誇る観光スポット「袋田の滝」へは水郡線袋田駅からバスで行くことができます。バスは一部の水郡線と接続を取って運行されていますが、最新の時刻表をチェックのこと。臨時列車が出るときは臨時バスが出ることもあります。本数は限られますが、常陸大子からもアクセス可能。常陸大子駅周辺の方が栄えているので、袋田駅→袋田の滝→常陸大子という巡り方が賢い。おすすめのきっぷや周辺の様子もお伝えします。四季折々の景色を楽しめる袋田の滝は、一年中観光シーズンですよ。お待ちしております。

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袋田の滝の基本

日本三名瀑の1つ

茨城県大子町にある袋田の滝は、日本三名瀑の一つに数えられる滝です。

日本三名瀑
・袋田の滝・茨城県
・華厳の滝・栃木県
・那智の滝・和歌山県

関東圏の人であれば誰もが知るであろう日光方面の定番観光スポット「華厳の滝」、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている「那智の滝」と名を並べます。

久慈川に繋がる滝川の上流に位置し、4段構えで大量の水が流れ落ちる様は圧巻。

春・夏・秋・冬と、全く異なる姿を見せる袋田の滝。いつ行っても魅了されます。

写真でよければネットに山ほど転がっていますが、実際に見ると圧倒されますので、ぜひ一度行ってみてほしいと思います。

さて、このブログは交通機関を専門に扱っています。袋田の滝の魅力を語るのは他のブロガーにお任せするとして、どうやって見に行くのか?という点に特化してお伝えいたします。

公共交通機関で見に行こうとしている方は是非ご参考ください。

袋田の滝の場所

繰り返しとなりますが、袋田の滝は茨城県大子町にあります。

もう少し北上すると福島県の位置です。

車で行く場合は国道118号線を郡山方面に走らせることになります。

鉄道で行く場合は、水戸駅から水郡線に乗車し、郡山方面に向かうことになります。最寄り駅は袋田駅です。

まずは袋田の滝の基本を解説します。各駅からのアクセスなどは後ほど説明します。

袋田駅の鑑瀑方法

袋田の滝は、道路沿いに車を停めて眺められるような、手安く楽しめる滝ではありません。

山奥に隠された滝で、自力で簡単に歩いて行ける場所からは見ることができません。

とはいえトレッキングは不要。

山奥の袋田の滝を多くの人に見てもらうために、歩行者用のトンネルを建設し、誰でも通行できるようにしました。

このトンネルを通っていくと、

袋田の滝を正面から眺めることができる観瀑台に抜けることができます。

トンネル内に分岐点があって、その先にあるエレベータに乗ると50メートルも上に上がることができ、袋田の滝の最上段を含めた全景を楽しむことができるようになります。

トンネルの通行料として300円がかかりますが、これには観瀑台への入場料エレベータ利用料も含まれますので、大変オトクです。

割引も充実していて、例えばJAFの会員証を見せると団体料金になりますよ。

袋田の滝での腹ごしらえ方法

袋田の滝周辺は観光地化しており、お土産屋さんが軒を連ねています。

お土産屋さんがお食事処を併設しているようで、休憩がてら腹ごしらえすることも可能。

観光地でありながら料金は控えめ(概ね1,000円以内で収まります)なので、安心して利用できますよ。

袋田の滝へのアプローチ方法

水郡線で袋田駅へ

袋田駅ではSuicaが使えません。

袋田の滝の最寄り駅は「水郡線袋田駅」です。

水郡線とは、水戸と郡山を結ぶ鉄道路線で、こういうカラフルな列車が走っています。キハE130系と呼ばれる車両です。

車内はボックスシートとロングシートが混ざっています。

水郡線は沿線の景色もいいので、可能であればボックスシート、さらにぜいたくを言えば郡山方面進行方向右側が個人的なオススメ座席です。

おひとりさまにやさしい席もありますよ

水戸駅からであれば、約70分(列車により異なります)で到着します。

なお、水郡線内はSuicaが使える駅が限られていて、袋田駅は使えません

あらかじめ紙のきっぷを購入して乗車するようにしましょう。

水郡線を走るトロッコ列車「風っこ奥久慈号」から撮影

袋田駅での乗り換え(列車-バス)

袋田駅から歩いて袋田の滝に行くことも不可能ではありませんが、片道約3kmあります。

同ルートには「駅からハイキング」が設定される程度の負荷がありますから、歩いて行くなら覚悟が必要です。

一般的には路線バスを使っていくことになりますし、それをオススメします。

駅を出るとバス乗り場があります。まず迷いませんので、安心してください。

時刻表の確認が必要ですが、多くのバスが水郡線と接続を取る形で運行されています。

逆に言えば、袋田駅到着後にバスが発車するまで時間がありませんので、

  • 下車時に精算が不要なきっぷを使う(Suicaはダメ)
  • トイレは列車内で済ませておく

などを心がけましょう。

なお、たまに設定される臨時列車が水郡線を走る時は、同列車の袋田駅到着に合わせて臨時バスが運行されることがありますので、あわせて確認してみましょう。

風っこ「奥久慈号」と臨時バス

袋田駅から路線バス

路線バスではSuicaは使えません

袋田駅から袋田の滝までのバスは茨城交通が担当します。

バス停の名前は「滝本」です。

滝本バス停までは210円です。ICカードをタッチする機械がありますが、Suicaは使えず、いばっピというローカルなカードのみが使えます。いばっピを持っている人であれば、1割引きで乗車することができます。

滝本バス停から袋田の滝まで

終点の滝本バス停で降りたら、来た道正面の交差点を右側に進んでください。

川沿いにしばらく歩いて行くとお土産屋さんが軒を連ねるエリアに入っていきますので、そうなれば袋田の滝に通じるトンネルまですぐ着きますよ。

なんで滝のすぐ近くまでバスで行けないんだ!と思うかもしれませんが、のちに分かります。

行ったら「バスが折り返せない」と…

だから許してあげてください。

常陸大子発着のバスもあります

袋田の滝の最寄り駅は袋田駅ですが、滝本バス停から常陸大子までバスが出ています。1日2本のみですが、予定をあわせて使う価値はありです。

周辺情報も共有します。

道の駅「奥久慈だいご」

常陸大子駅近く(徒歩10分程度)の場所に道の駅「奥久慈だいご」があります。

決して規模の大きい道の駅ではありませんが、館内にはレストランのほかに温泉施設も入っていて、使い方によっては半日くらい時間が過ぎてしまうかもしれません。

この道の駅は、常陸大子駅から歩いて行くことも可能ですが、滝本ー常陸大子のバス路線を使う場合は「大子町役場」で降りると駅よりも近い位置となります。橋を渡って正面となります。

常陸大子駅周辺

駅まで行ってしまっても大丈夫。袋田駅周辺よりは栄えていますので、列車の時間まで充実したひとときを過ごすことができるでしょう。

私がお邪魔したことがあるのは「daigo cafe」というお店。取材許可を取っていないので中の様子はお届けできませんが、レトロな雰囲気が落ち着く喫茶店で気に入りました。

駅にもコンビニエンスストアが併設されていますので、食料補給などに使いやすいでしょう。

お疲れさまでした。ゆっくりお帰りください。

おすすめのオトクなきっぷ

奥久慈・大子周遊1日フリーきっぷ(500円版)

バスで袋田の滝を目指すのであれば、茨城交通が発売する企画乗車券「奥久慈・大子周遊1日フリーきっぷ」が選択肢に入ります。

おとな500円(こども250円)で、袋田駅~滝本、常陸大子駅~滝本間が乗り降り自由となります。

袋田駅からの単純往復だと元が取れませんが、片道でも常陸大子方面に向かうのであれば購入がオトクです。

バス車内の他、茨城MaaS(乗換案内のアプリ内)でも購入することができます。

気を付けてほしいのは「1000円版」ではないということ。1000円版はさらにエリアが広がりますが、袋田の滝が目的地であれば持て余すことになります。

まとめ

水郡線と路線バスを使って袋田の滝を巡り、以下の知見を得ました。

  • 袋田の滝の最寄り駅は水郡線袋田駅
  • 袋田駅と常陸大子駅から滝本まで路線バスがある
  • 袋田の滝は無料では見れない
  • トンネル通行料を払えば鑑瀑台につながるエレベータも使える
  • 袋田駅より常陸大子駅の方が周辺が栄えている

ぜひお越しください。

茨城交通(袋田駅-袋田の滝)時刻表検索
>> こちら

袋田の滝
>> こちら

daigo cafe
>> こちら

ではまた。

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