徳島駅や徳島空港から鳴門の渦潮を見に行くなら「徳島バス」が便利です。航空機利用の旅行者なら、徳島駅→鳴門公園→徳島空港のルートも効率的。大きい荷物があっても大丈夫。バス停近くでは預けずに、渦の道かエディまで持っていけば無料です。渦潮を間近で見たいなら船ですが、交通マニアの筆者は「渦の道」をお勧めしています。
鳴門の渦潮とは
ナルトって、アレです。あのラーメンに乗っかっているやつ。
実はあれ、海面に現れる渦がモチーフになっていて、特に出現しやすいのが徳島県の鳴門(なると)なんです。
潮の満ち引きによって波が出来るわけですが、満潮の波が太平洋から瀬戸内海に入り込むときに’邪魔’になるのが淡路島。鳴門海峡と明石海峡を残して大部分をフタしている状態です。
行き場を失った太平洋からの満潮は、大阪湾に向かって明石方面に迂回することで淡路島の反対側に回り込みますが、その波が鳴門海峡に戻ってくる頃には5-6時間が経過しており、既に鳴門海峡の太平洋側が干潮になっています。
満潮と干潮で最大1m以上の高低差が生まれるため、瀬戸内海側から太平洋側へ、鳴門海峡内を勢いよく水が流れるんですね。
鳴門海峡の海底はV字型になっていて、場所によって流れの速さも変わる。これによって渦が発生する、というわけです。
上記は瀬戸内海側から太平洋側へ水が流れるメカニズムですが、タイミングによってはその逆も起こります。
正確な説明ではないかもしれませんが、とりあえず潮の満ち引きによって渦が起きているんだということだけは頭に入れておいてください。旅の行程を考える上で重要になりますよ。
鳴門の渦潮がみれる場所
周辺は「鳴門公園」
鳴門の渦潮を見ることが出来るのは大鳴門橋の近く。
大鳴門橋のたもとになる周辺は鳴門公園と呼ばれていますよ。
渦潮を見る選択肢は
- 船に乗船して間近で見る
- 橋を渡って上から見下ろす
どちらかを選択することになりますが、私がおすすめしたいのは「橋の上から見下ろす」コースですね。
「渦の道」からの眺め
実は大鳴門橋の途中までであれば、歩いて渡ることができるのです。
それが今回紹介する「渦の道」と呼ばれる施設。高速道路の走る上段ではなく、下を見下ろせる下段に設置されています。
橋のふもとまで来たら、入口は近く。
冒頭でもお話ししたように、渦潮には潮の満ち引きが大きく関係しておりますので、時間帯を見計らっていくように。
大潮となる時間帯はホームページ(後述)でも確認できますよ。
大潮を狙っていけば、我々のような素人でも
こんな写真を撮れるほど、たくさんの渦潮を見ることができます。
「渦の道」はこんな感じ▼
外を見ながら橋を渡り、
ガラス張りの床から下を見ることも出来ます。
そして、端まで行くと
こんな橋の姿を見ることができます。
このスペースは将来的に鉄道を通せるように設計されているものです。
もし本当に鉄道が通ったら、渦の道の営業も終わることでしょう。
「エディ」もおすすめ
大鳴門橋架橋記念エディは、博物館的な存在です。
渦の道に比べると地味な存在かもしれませんが、渦潮についていろいろ学べます。
旅行先にわざわざ徳島を選ぶ人も少ないでしょうから(失礼)、子どもたちの夏休みの自由研究などにもってこいかもしれませんよ。
屋上からの眺めもいいです。
鳴門公園へのアクセス
鳴門公園へは徳島バスが乗り入れています。
徳島駅から直行できる
徳島駅から徳島バスが運行する一般路線バスでアクセスすることができます。
徳島駅から約60分のバスの旅になりますので、トイレは済ませておきましょう。
バス停の名称は「鳴門公園」ですので、迷うことはありません。
徳島空港からも直行できる
徳島空港からも直接向かうことができます。
ゆめタウンー鳴門公園線が徳島阿波踊り空港を経由しますので、これを利用します。
徳島空港は徳島駅と鳴門公園の間に位置するので、空港利用者が鳴門を目指す(またはその逆)のであれば、徳島駅には出ずに、そのままダイレクトにアクセスするのがおすすめです。
この時に気になってしまうのが荷物なのですが…それは次の項目で。
荷物は施設で預けよう
バス停を降りると商店がいくつかあって、荷物を有料で預かってくれます。
でもね、ちょっと待って。
荷物なら「渦の道」や「エディ」でも預かってもらえます。無料のコインロッカーがあるので、よほど大きいスーツケースでなければ気合いで持って行っちゃいましょう。
私は過去訪れた際に、2回とも「エディ」で荷物を預かってもらって、「渦の道」に鑑賞しに行きました。
バス停から「エディ」までは階段を上ることになるので、極端に大きな(重い)荷物であれば、諦めて商店に預かってもらうのもアリでしょう。
オトクな情報
渦潮関係
筆者のオススメは、「渦の道」と「エディ」が両方楽しめるセット券(900円)です。
別々に購入するよりも230円オトクです。
渦の道
>> こちら
セット券などのオトクな情報は
>> こちら
交通関係
筆者が訪れたころにはありませんでしたが、今では徳島バスにも「一日乗車券」がありますので、活用できそうです。
徳島バスの時刻表
>> こちら
徳島駅から向かう場合は「鳴門線」、徳島空港から向かう場合は「ショッピング・リゾートライン」を参照してください。本数が限られますので、ご利用は計画的に。
徳島バスのきっぷ
>> こちら
1,000円で全線乗り放題になるきっぷが発売されています。今の子たちは恵まれております。笑
ではまた。