【友部で接続】水戸線と常磐線の連携ダイヤ

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鉄道
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水戸市を通らない水戸線

JR水戸線は、栃木県の小山駅と茨城県の友部駅を結ぶ全長50.2キロのJR東日本の路線です。田舎を走りますが、一応「幹線」扱いです。

水戸駅に乗り入れる水戸線直通の常磐線

北関東を走る水戸線のうち、小山駅を除く全駅が茨城県内に属します。

しかしですね、路線名がおかしい。というのも、水戸線は水戸駅どころか水戸市内を全く通りません

水戸線にも友部から常磐線に乗り入れる「水戸行き」は存在しますが、あくまで水戸線は友部まで。

なんでこうなったかというと、これには開業の歴史が大きく関係しています。ざっくりと説明しますと、

  1. 水戸には鉄道が通ってなかった
  2. 東北線小山付近から分岐して水戸に至る鉄道が出来た
  3. 小山~水戸が水戸線になった
  4. 常磐線が土浦方面から伸びてきて友部でぶつかった
  5. 友部~水戸間が常磐線になった
  6. 小山~友部が水戸線として残った
  7. 直通運転は続いた
  8. 一部列車が友部発着になった

正確には「日本鉄道が開業して..国有化して..」など細かい話がたくさんありますが、常磐線よりも水戸線の方が先にあって、その後に一部区間が常磐線になった、という事実だけ知っておけば大丈夫です。

水戸線の線路に常磐線が合流する形で作られたため、いまや本線となった常磐線側が大きなカーブを描いています。

常磐線特急「ひたち」は友部を通過しますが、このカーブを安全に通過するために同駅付近で減速します。

友部駅での連携

かつては水戸線から常磐線に乗り入れて、水戸や勝田、高萩、いわき方面に直通運転する運用が数多くありましたが、ダイヤ改正のたびに常磐線直通の水戸線は減便され、友部発着が多くなっているのが現状です。

路線も列車も分断されてしまった友部ー水戸間。しかし、友部駅をはさんだ水戸線と常磐線とのダイヤの連携は今でも続いてい、利用者の利便性を考えてくれています。

昼間のダイヤを参考に見てみると、

  1. 毎時10分頃、水戸線が到着
  2. 毎時11分頃、常磐線水戸方面行が隣のホームから発車
  3. 毎時15分頃、常磐線上野方面行が到着
  4. 毎時20分頃、水戸線が発車

友部着の水戸線が到着した直後(または同時)に隣のホームに常磐線が到着する。

水戸線が折り返し準備をしている間に水戸方面からの列車が到着して、水戸線に接続したのちに小山に向かう

最小限の車両を巧みに動かす、実に効率的なダイヤになっているのです。

朝夕になるとパターンダイヤは崩れますが、それでも下り方面同士の接続はほぼ確実にとっていて、これは神ワザに近いなと、いつも感心しています。

褒めて褒めて褒めまくった後に、330分遅延の水戸線の写真を載せておきます。笑

まだ残る”無接続”

とはいえ、どうしても噛み合わないことも。

接続するのが当たり前だと思って使っていると、計画が狂います。

18時台の無接続”759M”

一つは帰宅時間帯の真っ最中にあります。

友部18:11着の水戸線(759M)に接続する常磐線は、友部18:30発の常磐線高萩行きまでありません

この時間帯は元々、常磐線の本数も少なく、17:53から18:30まで40分ほど列車の間隔が空きます。そのど真ん中に水戸線が到着するのですが、この列車は水戸に向かうことなく、友部で折り返してしまいます。

お世辞にも友部駅周辺は栄えているとは言えない状況なので、行き場を失った乗客が友部駅ホーム上の待合室に詰めかけ、3密状態に。この状況は毎年繰り返されるダイヤ改正を経ても変わらぬまま、今に至るまで残り続けています。

改善策として唯一考えられるのが友部止まりの水戸線を水戸方面に直通させる方法ですが、折り返しの友部18:20発小山行きの車両がなくなってしまいますから、別途勝田の車庫から送り込むか、常磐線-水戸線直通列車の運転が必要となります。

水戸18:00発(友部18:15着)の常磐線は水戸発の上り普通列車の中では最も混雑する列車なので、このあたりで水戸線の直通列車を走らせるのは一案ですが、なにより列車の運用を増やすことになるので、この状況は改善が厳しく、しばらく続くでしょう。

21時台の無接続”771M”

もう一つは、友部21:24着(771M)の接続です

もともとこの列車は勝田まで運転が継続されていたのですが、車両繰りの関係で友部止まりに変更となりました。接続となる常磐線普通列車は21:34までなく、乗り継ぎ時間が若干長めです。さらに内原での特急待避もあるため、水戸に着くのは21:57となります。実に水戸線が友部に到着してから水戸に達するまで30分以上かかっていることになります。

この時間帯の難しいところは特急が集中している点にあります。内原で先に通す「ときわ83号」は品川から高萩まで行く特急列車で利用者が非常に多く、もともとは満席の日も多かった。そのため、その15分前に上野発勝田行きの「ときわ81号」を走らせて、利用の分散化を図っています。21時台は、ひたち27号、ときわ81号、ときわ83号が友部-水戸間に立て続けにやってくる時間帯に重なるため、普通列車はこまめに特急待避をしながら進まざるを得ず、どうしても効率的な接続が確保できなかったのでしょう。

おまけ)ときわ81号はおすすめ

「ときわ81号」は週末を中心にガラガラな状態です。私がディズニー帰りなどで子どもを連れて乗るときは、混雑を避けるため、そして、子どもが万が一騒いでしまったときにご迷惑をおかけしてしまう人数を減らすために、「ときわ81号」一択での利用でした。

しかし乗車率があまりにも低いという点と、「ときわ81号」を走らせるために上野まで回送列車をわざわざ送り込んでいるという点から、週末に関してはそのうち無くなりそうな気がしています。

さいごに

水戸駅に乗り入れない水戸線。

友部駅で常磐線と連携し、可能な限り迅速に水戸にたどり着けるよう工夫されています。

この記事を読んでいるのは鉄道ファンの方が多いので、おそらく水戸線で友部に到達した後、140円のきっぷを片手にそのまま首都圏に戻られると思いますが(笑)、水戸方面への接続列車にも目を配ると面白いかもしれません。

ではまた。

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