子連れでのラウンジ利用は遠慮しがちですが、国際線各空港や羽田空港国内線のサクララウンジには子ども向けの設備がそろっていますので、安心して利用できます。地方の小さなサクララウンジでは子ども向け設備が省略されていることが多いので、準備を万端に。羽田空港(国内線)のサクララウンジを紹介します。
サクララウンジについて
このページを読んでいる人はすでにご存じだと思いますが、念のため復習です。
サクララウンジとは
サクララウンジは、JALが運営する空港ラウンジです。
航空機を利用するために早めに空港に着いた際、出発時間まで快適に過ごしていただくように用意された空間で、ゆったりとした待合スペースに各種ドリンクが用意されています。
国際線のサクララウンジでは食事も用意されています。
サクララウンジの利用資格
当日出発のJALの飛行機に搭乗する乗客のうち、下記の有資格者が利用できる空間となっております。
- 当日出発のファーストクラス利用者
- oneworldサファイア以上のステイタス所持者
- JMBのサファイア以上のステイタス所持者
- JAL Global Club(JGC)のメンバー
全員が使えるわけではないんですね。
利用者はどんな人?
上記の利用資格の中で、「ステイタス」という単語が連発されています。
これは、偉い人とか生活レベルが高い人とか、そういうわけではなく、単に航空機を利用すれば勝手に上がっていくもので、「回数」や「距離や運賃に応じたポイント(Fly On Point)」で数値化されています。
JMBのサファイア以上のステイタス保持者というのは、飛行機を50回/年搭乗するレベルのことを言います。これはシンプルにすごいですよね。
ですが、JAL Global Club(JGC)という会員制度があって、これに入会していれば全く飛行機に乗らなくてもステイタスを維持できます。JGCへの入会基準は、JMBサファイア以上を達成すること。一度達成した人は会員カード(JALカードの年会費高めのやつ)を持つ限り、ほぼ永久に会員であることを維持できます。
普通の人が普通に持っています
JMBサファイアを取得するのはすごいことですが、たまたま出張や旅行の機会が多い年があれば達成できるので、意外と普通の人が普通に持っている感覚。
ラウンジ内には特別な人や怖い人が溢れているわけではありませんので、過度に緊張したり、子どもがいるからという理由で遠慮したりする必要は全くありません。
ただし、みなさんはいろんなシチュエーションでラウンジを使われていますので、子どもを連れてラウンジに入るのであれば、周りに対する配慮は必要です。
子連れ向け設備
そんなサクララウンジですが、実は子どもにも優しい設備があります。国内線としては最大の羽田空港サクララウンジにある子ども向け設備を紹介します。
キッズスペースあります
子どもが生まれてから初めて利用した時にびっくりしたのは、ラウンジ内にキッズスペースが用意されていること。
決して広くはありませんが、子どもが靴を脱いで遊ぶスペースがあり、その横には親がドリンクを飲みながらゆっくりできるカウンターも完備。おまけにコンセントもついている。
これは本当にありがたいです。
ビームスと共同開発(?)したタイプのキッズスペースもありました。今は移転されていますが、子ども歓迎のムードは変わらずです。
一般エリアとは扉で仕切られていますが、コロナ禍では開け放たれています。
北欧のテイストが入っていますね。
利用したのが平日の昼間だったので、閑散としていました。
あと、かつては滑走路の見える開放的な空間でしたが、2019年頃の改装で移転され、外が見えない閉鎖的な空間になってしまった点はマイナスです。
多目的トイレあります
多目的に使えるトイレが各ラウンジにあります。おむつ替えをしたい人にも重宝しますね。
優しいグランドスタッフいます
私が多目的トイレを使おうとしたとき、他に利用者がいて使うことが出来ませんでした。その様子を見たラウンジの係員の方が、ラウンジ外にあるトイレを教えてくれました。助かりますね。
シャワールームあります
おむつ替えで済めばいいですが、問題となるのはちょっと盛大になってしまったとき。
羽田空港のサクララウンジにはシャワールームがありますので助かります。利用するときはラウンジのカウンターで申し出てください。
なお、国内線のサクララウンジの場合、シャワーブース内に個別のトイレは設置されていません。国際線のタイプに慣れてしまっている人はそのつもりで行かないように。
うるさくすると迷惑かな?
子ども連れで出かける際に気になるのは、うるさくして他の人に迷惑をかけてしまうことですよね。
うるさくすると迷惑か?という点ですが、まぁ、やっぱり迷惑ですよね。
(※自分に子どもがいる立場だからこそ言えます)
なので、過ごし方には気をつけていきたいところ。子ども連れにお勧めできるエリアを共有します。
お勧めできるエリア
下記公式ページを参考にしながらお進みください。別ページで開きます。
キッズスペースを利用しよう
言うまでもありませんが、全力でお勧めできるエリアはキッズスペースです。
他にも子ども連れで利用している方がいらっしゃれば、勝手に一緒に遊び始めます。そうこうしているうちに機嫌が悪かった子どもでも泣き止んだり。
やっぱり泣き止まなかったり。
とりあえず連れて行ってマットエリアで遊ばせておき、親が心身ともに休む機会にしましょう。
かつては滑走路が見える場所でしたが、今は内側に移転されてしまいました。
景色が見えなくて残念ですよね。
ということで、これ以降はキッズスペース以外のおすすめエリアを紹介。
ダイニングエリアを利用しよう
ラウンジ内にはダイニングエリアというゾーンがあり、ここには食事用のテーブルが並んでいます。コロナのない時代には、旅の仲間と談笑することが出来ました。
どちらかというと静かに過ごしたい人向けというよりは、和気あいあいと過ごしたいグループ向けに作られていますので、多少の騒音は気にされないと思います。
ただ、たしかラウンジ内では持ち込んだ食事はできないはず…。
エスカレーター横のスペースも便利
穴場的な存在なのが、エスカレーター横のスペース。誰もいないことが多いうえ、ロビーにつながる下りエスカレーターがいい感じに空間を仕切ってくれています。
ちょっと高めのイスに座れる年齢になれば、気兼ねなく利用できるでしょう。
泣き叫んじゃう年齢だと、響いちゃうのでちょっと厳しいかも。
お勧めできないエリア
逆にお勧めできないのは、個別に仕切られている区画があるエリアです。
仕切られているから子ども連れでも迷惑かけないかな…と思いがちですが、仕切られているからこそ、仕事を短時間で済ませたいビジネスマンや、少しの間でもお休みされたい方も利用されています。
テレワークが定着している今、そこから密かにオンライン会議に出ている人もいたりいなかったり。
子どもを連れているとどうしても大きめな音を出してしまいますので、このエリアは避けた方が無難だと思います。
子連れで使っていいのか?
結論として、子連れで使ってもOKです。
子どもは遊んで、大人は休む。
用意されている設備を有効に活用し、飛行機の搭乗に向けて万全な準備をしましょう。
ご注意
今回は羽田空港国内線のサクララウンジについて記載しましたが、地方のサクララウンジには子ども向けの設備が備わっていないことがあります。利用の際は注意しましょう。
日本航空ホームページ
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いってらっしゃ~い!
ではまた。