水戸ー仙台間の移動に関する考察

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鉄道
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新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、一部路線で運休やダイヤ変更が生じている場合があります。
最新の情報は各交通機関の公式発表をご確認ください。
本記事中の時刻は、2021年5月現在のダイヤを基に、各交通機関が通常通り運転していると仮定して計算しています。

水戸から仙台まで行くのに一番楽なルートは?安いルートは?どんなルートがあるの?
とお考えの方へ。
選ぶことのできるルートを6つ示しましたので、お財布事情や家族の事情、気分の事情などを含めてお決めいただければと思います。

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水戸から仙台への移動が便利に

2011年3月11日、東日本大震災により常磐線が南北に分断されました。鉄道で直接行き来することが出来なくなった水戸ー仙台間の移動は不便になり、人によって取るルートが変わる難しい区間となりました。

しかし、2020年3月14日、常磐線が全線で再開され、直通のひたち号が運転再開となりました。これにより水戸ー仙台間の移動は大変便利になりましたが、ここで、水戸ー仙台間の移動に関して状況を整理してみました。

各移動手段を表にまとめました

ルート経路金額乗車時間乗換回数
V字ルート水戸→上野→仙台
(上野・新幹線経由)
14,110円3時間06分1回
ひたちルート水戸→仙台
(特急ひたち号)
7,060円3時間12分なし
水戸線ルート水戸→小山→仙台
(水戸線・新幹線経由)
9,780円3時間25分1~3回
バスルート水戸→仙台
(高速バス仙台線)
4,900円4時間57分なし
宇都宮ルート水戸→宇都宮→仙台
(宇都宮までバス)
10,170円3時間20分1回
いわきルート 水戸→いわき→仙台
(いわきから高速バス)
5,460円3時間58分1回

V字ルート

常磐線の全線再開前は、このルートが最も手っ取り早いとされていました。しかし、水戸から北に向かうべきところを大きく南へそれて、そこから新幹線に乗る、というのは、ある程度地理が分かっている人にとってはつらい選択でもありました。また、料金が高額であることも難点です。

しかし、こんな方にはお勧めです。

  • 新幹線に乗りたい(または子どもが新幹線好き)
  • 東京にも用事がある
  • 長時間乗りっぱなしはつらい

ひたちルート

この春、再び選択できるようになったこのルートは、乗り換えなしで行くことが出来る楽なルートです。震災前は東京ーいわき間といわきー仙台間を分断し、別の車両を使う予定でした。しかしその方針は変更され、E657系をそのまま使用しています。10両つないで仙台まで行くので、いわき以北では空いています。ただし、乗車時間が長くなるため、ときどきデッキに出て立ってみるなど、エコノミー症候群に注意しましょう。

こんな方にお勧めです。

  • 乗換が面倒くさい
  • 子どもを寝かしつけてそのまま仙台まで行きたい
  • 海が好き

水戸線ルート

北関東を横断し、小山駅へ抜けるルートです。水戸線にはE531系が使用されており、ボックスシートもあるため、家族での移動も苦にならないでしょう。ただし、小山に停車する新幹線が少ないため、小山から宇都宮まで、宇都宮線で移動することが多くなります。

こんな方にお勧めです

  • 新幹線に乗りたいけど予算を抑えたい

バスルート

水戸ー仙台線はコロナ禍における需要減少により運休しています。

水戸から仙台まで「茨城交通」が運行する高速バスです。とにかく安価であることが特徴ですが、水戸・勝田・東海・日立と細かく停車して乗客を拾うため、感覚以上に時間がかかります。そしてバスの特性上、自由に身動きが出来ないデメリットもあります。しかし、水戸市内や仙台市内でも途中停留所が設定されているため、出発地や目的地によっては便利です。

こんな方にお勧めです

  • 安く移動したい
  • 周辺停留所を利用したい

宇都宮ルート

水戸線ルートのうち、水戸ー宇都宮間の移動を高速バスにしたものです。時間を見てもコストを見てもメリットが少ないように見られますが、水戸市内において途中停留所が設定されているため、出発地によっては便利です。

こんな方にお勧めです

  • 新幹線とバスに乗りたい

いわきルート

いわきまで常磐線、その先は高速バスにシフトするルートです。いわきまでの常磐線と高速バスはそれぞれ本数が多いため、利用しやすいルートといえるでしょう。コストも抑えられています。なお、いわきー仙台間の高速バスは、かつては東北自動車道経由で運行されていましたが、現在は常磐道経由に変更されています。使用される車両も新型車両が多く、快適です。

こんな方にお勧めです

  • いわき周辺に立ち寄りたい
  • コストを抑えたい

まとめ

常磐線が全線再開となり、強力なルートが選択可能となりました。しかし、そのほかのルートにもそれぞれの魅力があり、事情や気分に合わせて選ぶといいでしょう。

子どもがいる私にとってのおすすめは「ひたちルート」ですが、最近新幹線に興味を持ってしまったらしく、V字ルートをとることも。自分一人で勝手に移動してもいいのであれば「いわきルート」も捨てがたいなと思います。

都市間の移動に関しては、今後も考えていきたいと思います。

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