【注意】えきねっと特典の指定席予約には「最終変更期限」があるのに、確認する術がない。

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鉄道

JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」には、主に自社管内で完結する指定席予約に対して何度でも予約変更可能となる「えきねっと特典」が適用されますが、これには「最終変更期限」があります。昔のえきねっとでは最終変更期限が画面上に表示されていましたが、新えきねっとには表示されない(確認もできない)ため、廃止になったと勘違いする人も。しかし、この制度は生き残っていますので、指定席予約は早めに使いましょう。なお、最終変更期限は「最初に予約した乗車日の3か月後」で、それまでであれば当該予約は何度でも変更できます。

旧えきねっとに詳しい人へのメッセージ
えきねっと予約に適用される「最終変更期限」は、新えきねっとに移行後の今もまだ生きています。今まで通り、予約変更の繰り返しによる先延ばしはほどほどにして、計画的に消化しましょう。

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えきねっと特典とは

えきねっとの基礎知識

JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」では、JR東日本の新幹線や特急列車はもちろん、全国のJR線のほぼすべての列車の指定席を予約することができる便利なツールです。えきねっとで予約したきっぷは、JR東日本管内の指定席券売機で発券することができます。近年では他のJR線に設置の券売機で発券できるところも増えています。

全国どこでも「えきねっと」で行けますが、あくまでJR東日本のシステムですので、やはりJR東日本管内の予約に対しては優遇処置がされています。

その一つが「えきねっと特典」というものです。

きっぷの変更・払い戻しに関する基礎知識

「えきねっと特典」に触れる前に、もう一つの基礎知識を。

通常、JR線の乗車券や指定席券(新幹線や特急列車の特急券類を含みます)の変更は1回のみに制限されています。1回であれば、差額を精算の上で手数料なしで変更することができるのですが、その際に新しいきっぷには【乗変】と印字され、そのきっぷからさらに変更することはできなくなります。

また、払い戻しについては、1枚当たり340円の手数料がかかります。さらに、払い戻す券種が指定席券の場合で、前日以降の手続きとなる場合は30%(ただし最低340円)もの手数料が取られます。

変更や払い戻しには強めの制約がかかっているのですね。

えきねっと特典が適用される予約

えきねっと特典は、下記の列車に適用されます。

  • JR東日本全線
  • JR北海道全線
  • 北陸新幹線全線
  • JR東日本線と直通する東武/伊豆急行/富士急行など

首都圏で利用する場合は、東海道新幹線以外はだいたい「えきねっと特典」って考えていいでしょう。

えきねっと特典の優遇処置

えきねっと上での乗車変更や払い戻しも、原則として上記に準ずる強めの対応が取られます。変更は1回までですし、払い戻す際には相応の払い戻し手数料がかかります。

しかし「えきねっと特典」が適用される場合は、その制限が大幅に緩和されます。

【えきねっと特典】
対象区間内の出発前*の指定席券で、券売機での受け取り前**であれば、
・何度でも無料で乗車変更ができます
・払い戻す場合は時期によらず320円/席です
*出発時刻の概ね6分前まで(券種により数分の差があります)
**受け取り後は通常の紙の乗車券と同じ取り扱いとなります

特に「何度でも無料で乗車変更ができる」という点は多くの利用者から好評です。帰りの時間が定まらないビジネスマンにも助かる制度ですね。

近年では「新幹線eチケット」や「在来線チケットレス特急券」などが各線で普及し、乗車変更自由の手軽さとの相乗効果で「えきねっと特典」の重要性は上がってきています。えきねっと特典という言葉よりも、変更自由という制度の方が知られているくらいです。

「最終変更期限」の罠があります

と、ここまではいいことを書いてきましたが…変更自由なはずの「えきねっと特典」には罠があります。

それが「最終変更期限」というもの。

最終変更期限とは、最初に予約した乗車日の3か月後に設定されるもので、何度でも変更できるはずの「えきねっと特典」対象の予約の有効期限のこと。

よく分からないかもしれないので図で示すとこんな感じ。

初回に「えきねっと特典」が適用される予約をした際の乗車指定日から3か月後に最終変更期限日が自動で設定されます。

「えきねっと特典」が適用される限りは、その時点で発売されている別の列車に何度でも乗車変更ができます。本当に無制限に何度でも変更できます。

しかし、最終変更期限を越えることはできません

例えば5/1に5/15の指定席券を予約した場合、8/15に最終変更期限日が設定されます。予定が変わり、5/15の指定席券を6/10に変更することはできますが、最終変更期限日は8/15のままなのです。何度でも変更できることを繰り返し利用して日程を後ろ倒し続けることは、最終変更期限でストップとなるのです。

JR東日本管内に住んでいる人であれば問題になることは少ないでしょうが、遠方からの旅行者などの場合は最終変更期限に引っかかってしまう可能性がありますので、注意しましょう。

最終変更期限の確認方法がない

この「最終変更期限」の概念は、えきねっとが発足した初期のころから続いています。

かつてのえきねっとでは、最終変更期限が*印付きで案内されており、利用者が意識的に期限が近い予約から消化していくことができたのですが…

2021年に刷新された新えきねっとには「最終変更期限」の記載がどこにも見当たりません

「なくなったのかな!?」

気になってえきねっとサポートセンターに問い合わせをした結果、衝撃の事実が判明。

「最終変更期限は設定されております」
「しかしお客様の画面上で確認する方法はございません」

まじかよ…

えっ、まじかよ…

「最初に予約した時に付与される予約番号は予約変更後も引き継がれますので、メールか何かを頼りにお客様ご自身で管理をお願いいたします」

えっえっ、あ~真顔で言ってるな、これ。

…ということですので、みなさまもご自身で管理をお願いいたします。

えきねっと予約の消化は計画的に。

「えきねっと」は日々細かな仕様変更をしているようです。そのうち確認できるようになるかもしれません。その際のタイムラグについてはご容赦ください。

利用者ができる「最終変更期限対策」

最終変更期限に引っかからないように、利用者ができること。

それは、「とりあえず1か月後のテキトーな指定席を取った後に即予約変更する」ことを習慣にしましょう。

いや、確実に乗るのならそんな面倒なことはしなくていいのですが。

【何も考えずに明日の予約を取ると】
5/15に5/16の予約を取ると、最終変更期限は8/16になる

【対策した予約を実践すると】
5/15に6/15のテキトーな予約を取って最終変更期限を9/15にしたあと、5/16の予約に変更しても、最終変更期限は9/15のままになる

最終変更期限の設定に1か月の差が生まれます。

乗車が不確実な予約を取り扱う場合は少しでも最終変更期限を先延ばしにした方がいいので、ひと手間加えて対策しましょう。

テキトーな予約は「JR東日本管内の列車」にしてくださいね。いきなり東京→名古屋とか取っちゃうと「えきねっと特典」が適用されなくなりますよ…

昔は1か月後の東京→上野のグランクラスを予約した後に翌日の東海道線特急「踊り子」に変更するという一手間を加えていましたが、これを今もしなければならないとは…
あっもちろんテキトーな予約にグランクラスを選ぶ必要は全くないですからね…

まとめ

えきねっとの「最終変更期限」に関して、以下の知見を得ました。

  • 「えきねっと特典」なら何度でも変更できるが「期限」がある
  • 「最終変更期限」は最初の乗車指定日+3か月後に設定
  • 新えきねっとでは「最終変更期限」を確認できない

さすがにちょっと欠陥では!?と思わされる仕様。1年たった今、「最終変更期限」がまだ生きていることを初めて知りました。

えきねっと予約のご利用は計画的に。

えきねっと予約について
>> こちら
このページのどこかに小さく「最終変更期限」のことが書かれています。探してみてください。

編集後記
私事で恐縮ですが、最高で1つの予約に対して30回以上の変更をかけたことがあります。予定の変更のほか、列車内の混雑状況を見比べながら座席を移動させたりしていますが、これ、本当にお金がかかりません。受け取る必要すらない「チケットレスサービス」なんていうものも登場している便利なえきねっと。注意点をわきまえて活用していきましょう。

ではまた。

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