星野リゾートとしては珍しい駅直結型の宿泊施設「BEB5土浦」に宿泊したのでレポートします。JR常磐線土浦駅改札前にエントランスがあります。サイクリストに特化したホテルですが、部屋を選べば家族連れでも楽しめます。
土浦駅の駅ビル
JR常磐線の特別快速。水戸まで行ってくれればいいのに…何で?何で?何で土浦止まりなの?
…というネガティブなイメージしか持たれていなさそうなJR土浦駅。
そんな駅に隣接するように駅ビルがあります。
かつて営業していた「ペルチ土浦」は株式会社アトレが運営していた駅ビルで、土浦駅の改札を出て右手にはドトールが入店し、カウンターに腰掛ければ自動改札機を真横から眺めることができる筆者お気に入りの「駅員席」がありましたが、リニューアルのため閉店。
2020年3月19日に「プレイアトレ」としてグランドオープン。新たに駅ビルの3~5階に入居したのが「星野リゾートBEB5土浦」です。
星野リゾートBEB5のコンセプト
営業する地域の特産をこれでもかと使い倒すのが星野リゾートの得意技。単なる特別快速の終着駅である土浦なんか何もないはずなのに、ここでは何をコンセプトに売り出すつもりなのか?
その答えは「自転車」です。
土浦には琵琶湖に次いで国内第2位の面積を誇る「霞ケ浦」があります。この湖を周回するサイクリングロードは、土浦から岩瀬に至る「筑波線」の跡地に整備されたつくばりんりんロードに接続。拠点となる土浦は「サイクリストのベースキャンプ」というわけです。
土浦なんか何もない、という発言は早々に撤回させていただきます。
通りすぎるのはもったいない、エンターテイメントの宝庫でございます。
ホテルの内部
サイクリストが宿泊できる施設としての役割を徹底していて、自転車のまま入ることが出来ます。エレベーターにも持込出来ます。
中では素人が見てもよく分からない工具がたくさん用意されています。
おもてなしが得意な星野リゾートですが、BEB5土浦では基本的に放置。仲間同士で勝手に楽しんでね、という星野リゾートには珍しいスタンスを取っています。
本がたくさん置いてあって、旅行や自転車に関するものが目立ちます。
自転車飾っています。
今回我々が選んだのは「ヤグラルーム」というタイプ。2階建てのメゾネットで、秘密基地のようだから子どもも楽しいだろうとチョイスしました。
案の定、楽しんでくれました。ただですね、そこら中に頭をぶつけるリスクが潜んでいるので、はしゃぎ過ぎてしまう大人は注意してください。
外を見ればバスターミナルを上から眺める形に。タイミングがあえば、関鉄バスと関鉄グリーンバスと関鉄パープルバスとJRバス関東を一度に見ることが出来ます。ちなみに高速バスは東口発着なので見ることが出来ません。
深夜の駅をぶらり
駅構内に立地するホテルだからできるのが「深夜のぶらり旅」です。
深夜0時、誰もいない土浦駅改札口。なかなか見れない光景ですね。こういう所でボーっとして過ごすのも好きです。
ん???
まだ下り列車はありました。勝田行きの最終列車ですが、2021年3月のダイヤ改正で時刻繰り上げとなりました。今は走っていないので乗り遅れ注意です。
上り列車は終了していますが、いわき発土浦行きの最終列車が運行中なので、ホームの明かりはついています。
それにしてもこんな時間に、宇都宮線は久喜駅で何をやらかしたんですかね…
朝食も勝手に摂る
星野リゾートと言えば食事も楽しみですよね。
でも、BEB5土浦の場合は「外で食べて」という感じ。駅ビル内のフードコートが開いていて、ここで朝食を頂くことが出来ます。
これはこれで気楽でいいですね。せわしなく動き出す土浦駅を見ながら優雅に食事を頂きます。
チェックアウト
誰もが慌ただしくなるチェックアウト締め切り直前。
BEB5のチェックアウトは「だいたい11時」とのこと。本当にそのように案内されています。
我々も電車の時間に合わせて「だいたい11時」にチェックアウトさせていただきました。
まとめ
星野リゾートBEB5に宿泊し、以下の知見を得ました。みなさんも、決して何もなくはない土浦にお越しの際は、ぜひ泊まってみてくださいね。
- 土浦駅の改札前に立地
- BEB5土浦のテーマは「サイクリング」
- 食事は駅ビルでいただく
- 共有スペースは充実している
- 自転車も持ち込める
- ヤグラルームなら子ども連れで楽しめる
- ただし頭をぶつけないように注意
- チェックアウトはだいたい11時
施設の詳細はこちらをご覧ください
>> 星野リゾートBEB5土浦(公式)
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決して何もないなんてことはない!土浦については
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