日立駅臨時改札口(エスカルロード改札)を使ってみた。

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現地滞在
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JR常磐線の日立駅には、平日07:30-19:00のみ使える「臨時改札」があります。ICカードのみの対応ですが、日立駅周辺のサラリーマンを支える大切な存在です。

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海の見える日立駅(通常利用)

日立駅は、美しい太平洋が望める駅として有名です。

駅に併設されたカフェも人気を呼んでいます。

日の出がきれいで、初日の出には人がごった返すともいわれています。

しかし、これは日立駅の「中央口・海岸口」につながる中央改札口の話。

海の見えない日立駅(臨時改札)

日立駅にはもう一つ、隠された出入口があるのです。

それが「臨時改札口」という出入り口です。

日立駅の中央改札口につながるエスカレーターを背中に、水戸側へ進んでいくと見えてきます。

写真でいうと、左方向に向かいます。(人の流れは右方向で中央改札に行きます)

大部分の人が向かう橋上の中央改札口とは反対方向に向かうのは勇気がいりますが、大丈夫です。

列車の停止位置をはるかに超えていますので、線路側には柵が設けられています。

ここを上がっていくと、

海とは無縁の小さな改札口に到着します。

ここは「臨時改札」と言われています。

接続する跨線橋の名前に倣って「エスカルロード改札」という人もいます。

ご覧の通り、ICカード専用の無人改札となっていて、

「あまり人件費をかけたくない」
(紙詰まりには対応しない)

ということが見て取れます。当然、券売機の類は全くありませんし、そんなものは必要ありません。

特急に乗る??

後述しますが、この改札を使う客層はほぼ全員「チケットレス」でしょうから、問題になることはあまりありません。

出張者は??

周辺企業の担当者によると、来客にはタクシーを配車して日立駅中央口まで向かわせてしまうそうですから、こちらも問題になることはあまりないと聞いています。

日立駅臨時改札
営業曜日:平日のみ
営業時間:07:30-19:00
その他:ICカードのみの対応

エスカルロードとは

この改札を出ると、エスカルロードという跨線橋に出ます。

改札を後ろに見ながら進んでいくと、

こんな感じの歩道橋に出ます。屋根もあって完璧な佇まいですね。

通勤ラッシュの時間帯を除くと、あまり人通りがないようにも見受けられます。

エスカルロードへは階段で上がることになります。

全景は上記の感じで、少々寂れた感じ。

奥に「海がきれいなガラス張りの橋上駅舎」が見えるのが対照的です。

エスカルロードからの公共交通

日立駅には多数のバス路線が乗り入れていますが、その多くが「日立駅中央口」のバスロータリーに乗り入れています。一部は「日立駅海岸口」にも乗り入れていますが、

エスカルロードにはほぼ乗り入れていません。

かろうじてバス停がありますが、

平日のみ。しかも本数少なめ。

ちょっと不便そうなエスカルロード改札ですね。

日立駅臨時改札の存在意義

それでも臨時改札は稼働を続けています。

それはなぜかというと、

国土地理院Vectorに筆者追記(こちら)

日立駅の南側に工場地帯が林立しているからです。

これらの工場に通勤する人に向けて臨時改札が設けられていて、青で示したルートで通勤できます。

もし臨時改札がなければ、オレンジで示した中央改札経由の遠回りのルートを通らざるを得ず、利便性が大きく低下します。

しかも、朝の中央改札はパンク状態になることもあるため、臨時改札を設けることでJR東日本にとってもメリットがあるのです。

何事も縮小傾向のJR東日本ですが、臨時改札の営業はしばらく安泰と考えていいでしょう。

なお、日立駅周辺の日立系の企業は安泰ではありません。日立製作所の経営方針で、切り離しが進んでいるためです。先で紹介したバス停を通る路線バスは日立電鉄交通サービスから茨城交通に。臨時改札の恩恵を受けている工業エリアも、日立駅周辺で最も影響の大きかった場所の一つ。工場に掲げられているマークも日立から三菱に変わっています。

鉄道旅行界隈で「日立駅といえば日立製作所」といった発言を耳にするたびに、「もうそれは過去の話なんだけどな」と思いながら話を合わせております。

まとめ

日立駅の臨時改札を使ってみました。

  • 平日のみ
  • 07:30-19:00のみ
  • ICカードのみ
  • 券売機なし

制約の多い臨時改札ですが、日々の通勤であれば問題なく利用することができるでしょう。

旅行者の方もぜひ、メリットはないですが使ってみてください。

ではまた。

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