常磐線龍ケ崎市駅〜牛久駅間で、山側の車窓に目を凝らすと水辺があることがわかります。これは「牛久沼」と言われる、約3.5km2ある広大な沼です。うな丼発祥の地として知られています。周辺には牛久沼水辺公園があり、ここに設置された展望デッキから牛久沼越しの筑波山を眺めることができます。龍ケ崎市駅から徒歩15分ほど。天気がいい日に途中下車を楽しみたい。
常磐線から見える沼は「牛久沼」
ある日のこと。
常磐線の普通列車グリーン車の2階席に乗り、うとうとしながら外をぼーっと眺めていると、龍ケ崎市〜牛久間で湿地帯のようなものが視界に入りました。
「ん?霞ヶ浦が歩いてきた?」
寝ぼけた頭で考えながら地図を開くと、
この湖は「牛久沼」との名がつく広大な沼であることがわかりました。
一周25.5kmの大きな沼
牛久沼の地理的情報は下記の通り。
所在地:茨城県龍ケ崎市
Wikipedia
面積:3.49km2
周囲:25.5 km
最大水深:3.0 m
水質:淡水・富栄養型
面積を聞いてもピンときませんが、周囲長が25.5kmと聞くとビビりますよね。一周したらハーフマラソンを越えてきます。
こんなところにでっかい沼があるなんて初めて知りました。
牛久沼は「うな丼発祥の地」
牛久沼について調べてみて最初にびっくりしたのは「うな丼発祥の地」ということ。
まさか、あの「うな丼」の発祥の地が茨城県にあったとは。
そして、カッパ伝説が残るそう。って、これは全国の沼や湖にありがちなやつですが。
牛久沼は牛久市ではない
ちなみに、牛久沼は牛久市にはなく、全域が龍ケ崎市に属します。
地図の写真にも、龍ケ崎市・牛久沼と書かれているのがおもしろいですよね。
さて、茨城県民であるにも関わらず「牛久沼」を知らなかった自分を恥じつつ、行ってみることにしました。
牛久沼を知らない茨城県民は少ないかもしれませんが、行ったことがある人も少ないはず。一足先に足を運ぶことで、これまで知らなかった私の非県民の称号が帳消しになるということで。
龍ケ崎市駅から牛久沼まで徒歩約15分
龍ケ崎市駅にやってきました。
改札口を出て関鉄竜ヶ崎線とは逆方向の出口(改札を出て左方向)に向かいます。
ロータリーから伸びる道路を歩いていきます。
やがて大きめの道路とぶつかります。おそらく旧国道6号線かと思いますが、この道を右方向に進みます。
すると、現・国道6号線の高架が見えてきます。この下にある交差点を左に入り、小さな橋を渡ります。この頃になると、沼の雰囲気が漂ってきます。
橋を渡って右方向の小さい道を進むと、牛久沼のそばまで行けます。
周辺が立入禁止になっていたり、バリケードが敷かれて通れないようになっていますが、然るべきところまで進めば、公園入口の案内があります。
龍ケ崎市駅からこの付近まで、徒歩15分ほど。
牛久沼水辺公園
牛久沼水辺公園は、牛久沼の南端西部に整備された公園です。
子ども用の遊具が充実しているような公園ではなく、広大な広場がドーーンとある感じ。
凧揚げをしているファミリーがいて、まさにそのような使い方に好適な公園と言えば伝わるかもしれません。
沼の方に歩いていくと、展望デッキが設置されていることがわかります。
ここから正面を見ると沼越しの筑波山を眺めることができます。天気が良ければくっきり見えることでしょう。更に天気が良ければ富士山が見えることもあるそうです。
沼に沿ってデッキも整備されています。
公園内では白鳥と出会うこともありますが、子どもが遊べる遊具類は、少なくともこの周辺には見当たりませんでした。
うな丼発祥の地ということもあって、周辺にはうな丼屋さんもありましたが、休日にも関わらず「本日休業」ということでした。
おなかが空いている場合は、龍ケ崎市駅周辺で腹ごしらえをしましょう。駅構内で済ませる場合は関鉄側の出口付近が便利です。
まとめ
常磐線から見える「牛久沼」を訪れました。
- 常磐線龍ケ崎市駅〜牛久駅間で山側の車窓に目を凝らすと水辺が見える
- 上記は「牛久沼」と言われる、約3.5km2ある広大な沼
- うな丼発祥の地として知られている
- 周辺には牛久沼水辺公園がある
- 公園に設置された展望デッキから牛久沼越しの筑波山を眺めることができる
- 龍ケ崎市駅から徒歩15分ほど
牛久沼水辺公園
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ではまた。