1人でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行きました。USJでは(1)シングルライダーが充実している(=1人だと効率的にまわれる)、(2)年間パスを発売している(=思い立ったら短時間でも行ける)などの理由から、1人で遊ぶのに適したテーマパークになっています。一方、(3)通常のチケットでは途中出場できない(=食事に困る)などの注意点もあります。
はじめに
1人でテーマパークに行く行為について(ChatGPTの見解)
1人でテーマパークに行くことに関して、ChatGPTに聞いてみました。一般的な見解として完璧な回答をしてくれています。
一人でテーマパークに行くことが恥ずかしいかどうかは、個人的な価値観や文化によって異なるでしょう。一方で、友達や家族と一緒に行くことが一般的にはよくあります。しかし、一人でテーマパークに行くこと自体に恥ずかしいということはありません。自分自身と過ごす時間を楽しむことも大切ですし、テーマパークは人々が楽しむための場所であり、一人で行っても全く問題ありません。また、一人で行くことで自分自身のペースでアトラクションを楽しめたり、新しい人と出会ったりすることもできます。自分自身の楽しみ方を尊重し、自信を持って行動することが大切です。
日本は「1人テーマパーク」が普通の文化
確かにテーマパークは家族や友人と行くのが一般的です。
しかし、日本においては1人で行くこともまた、一般的でありますから、浮いているわけでもありませんし、恥ずかしいと考える必要も全くありません。
自分自身と過ごす時間を楽しむことも大切ですね。
アトラクションを楽しめる
1人でテーマパークに行くと、自分自身のペースでアトラクションを楽しめます。
後述しますが、特にUSJでは、1人で楽しむためのシステム「シングルライダー」が積極的に導入されています。
また、これに伴い新しい人と楽しい出会いを経験することも本当にあります。
以上のことから、一人ユニバに行くことは肯定させてください。
その前提で以下の話を進めます。
食事は難しい
…で、このChatGPTの回答ですごいところは「食事に関して触れていない」という点。
これね、その通りなんです。
1人テーマパークでは食事が一番難しい。
その点も含めて記事化しております。
ご興味があれば先にお進みください。
USJでの「シングルライダー」のメリット
1人席に優先案内してもらえる
一人ユニバの味方「シングルライダー」というシステムを紹介しておきます。
シングルライダーは、1人で乗ることを条件に、通常よりも短い待ち時間でアトラクションを楽しめるサービスです。
アトラクションの性質上、どうしても1席余ってしまう空席。
そのまま出発するのはもったいないので、そこにおひとり様をご案内するのです。
どういうことかというと…
例えば4人1列のアトラクションがあったとして、グループごとにご案内する場合。
2人グループの場合:他の2人グループと相席にする
3人グループの場合:3人グループで座ってもらう
4人グループの場合:1列使ってもらう
5人グループの場合:2人グループと3人グループに分かれてもらう
6人グループの場合:2人グループと4人グループに分かれてもらう
などと、グループが離れないようにしつつ、可能な限り搭乗率を高くして出発させるのですが…
問題は3人グループの場合です。
必ず1席余ります。
誰も座りたくない余席に座らせるのが「シングルライダー」です。
シングルライダーは、通常の待ち列とは別に案内されています。
空席ができ次第、順番に案内されますので、よほどのことがない限り、通常の待ち列に並ぶよりも早く案内されます。
一人ユニバに行くのであれば、シングルライダーを大活用できるのです。
対象アトラクションが多い
シングルライダーのシステムは東の横綱でも実施されていますが、西のユニバでは桁外れに充実しています。
シングルライダーに対応しているアトラクションは、以下の通りです。
- マリオカート~クッパの挑戦状TM~
- ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーTM
- ミニオン・ハチャメチャ・ライド
- エルモのゴーゴー・スケートボード
- ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド
- スペース・ファンタジー・ザ・ライド
アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド4K3D- ザ・フライング・ダイナソー
- ジュラシック・パーク・ザ・ライド
- ジョーズ
…ほぼ、大型人気アトラクションの総ナメです。
実際の待ち時間が案内より短いことが多い
USJのすごいところは、シングルライダーに対しても「目安の待ち時間」を表示しているところでしょう。
これは、東の横綱では行われていない取り組みです。
シングルライダーは「空き次第のご案内」なので、時間はズレます。
しかし、どれくらい待ち時間が伸びているかの目安にもなりますよね。
ちなみに、実績としては、
アトラクション | 案内時間 | 実際時間 |
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(1回目) | 案内70分 | 実際40分 |
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(2回目) | 案内130分 | 実際40分 |
マリオカート~クッパの挑戦状TM~ | 案内40分 | 実際20分 |
ジュラシック・パーク・ザ・ライド | 案内15分 | 実際0秒 |
アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド4K3D | 案内10分 | 実際15分 |
など。
全体的に案内通りか短くなる傾向があります。
流れのはやいアトラクションでは、待ち列が消化しきって「シングルライダー補充待ち」ということもありました。
一方、待ち時間が案内よりも長くなってしまうことも少なからずあるようですが、その差は許容範囲と言えるでしょう。
極端に短い待ち時間で乗れるアトラクションがある
ジュラシック・パーク・ザ・ライド
多くの対象アトラクションがある中で、最も”シングルライダー効果”が高いアトラクションとして「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」が挙げられます。
このアトラクションは5人1列なのです。
グループをよく見ると、2人や4人が多いことに気づきます。
通常のアトラクション(4人1列)では「3人を待つ」状況となり、シングルライダーの列の消化は緩やかになります。
一方、「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」では、2人+3人のグループや、5人のグループが来ない限り、空席が余ってしまうのです。
必然的にシングルライダーの待ち列の流れが早くなります。
もし大混雑のパークで困り果てたら、「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」のシングルライダーに逃げ込みましょう。
風邪をひくほど周回できると思いますよ。
ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー
続いてご紹介するのが「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」です。
アトラクション待ち列の入口でシングルライダー希望を伝えると、エクスプレスパスの利用者と同じ動線を進んで荷物置き場に付きます。しかし、ここで渡されるチケットは通常待ち列のものとは異なる色のもので、他の利用者と同じ列に進むことはできません。シングルライダーだけに用意された動線を進み、あっという間に乗り場の直前まで進みます。
このアトラクションは横4人乗りなのですが、乗り場の直前で「4人組または2人組」と「3人組」に分けられていて、シングルライダーは3人組の列を案内されることになります。
このような特殊な動きがあるからか、大々的にはシングルライダー実施の案内はなされておらず、シングルライダーの待ち時間が極端に短くなることが多いです。
私自身、何度もシングルライダーを利用していますが、10分以上待ったことはありません。
大変おすすめなアトラクションです。
…が、調子に乗って何度も乗ると酔うので気をつけましょう。
搭乗時に待ち列確認できるアトラクションがある
一方、流れの鈍いアトラクションの一つが「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」です。
しかし、このアトラクションでは「2回連続乗れるかどうか」の判断ができます。
シングルライダーとして搭乗し、出発直後が肝です。
落下に備えるのではなく、「シングルライダーの待ち列・伸び具合」をライド上から確認しましょう。
もし、建物から少し出ている程度であれば、シングルライダーの待ち時間は40~50分程度と予測できます。
さらに、「バックドロップ」というシングルライダー対象外のアトラクションが動いていない場合は、前向き乗車の回転が早まりますから、シングルライダーの回転も速くなります。
一方、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのシングルライダー待ち時間(案内表示)は、通常の待機列の待ち時間と連動するように伸ばしていることがあるようです(未確認)。この場合は、実際の待ち時間は案内表示よりもはるかに短いことになりますが、実際の「シングルライダーの待ち列・伸び具合」は入口からは確認が難しく、一般ゲストからは敬遠されがちになります。
そんな状況のときは、エントランスでの案内に関わらず2回目のシングルライダーに向かってしまうのが賢いでしょう。
ノリのいいグループと一緒だと出会いがある
こちらが1人で乗っていると、ちょっと気まずい雰囲気になってしまうことも確か。
しかし、そんなのを打ち消してくれるようなノリのいいグループとご一緒できるとラッキー。
きっと仲間に入れてもらえます。
もし「今日一人で来たんですか?」と聞かれて困ったら…
そんなときは「家族はマリオに行っちゃって帰ってこないので、これに乗りつつ外で待っています」などと適当に答えておけばOKです。
たぶんその嘘は永遠にバレないです。
一人ユニバのモデルコース
午前中が狙い目!?
私が一人ユニバに行くのは、大阪到着日の夜か、大阪滞在最終日の午前中であることが多いです。
その時にいつも思うのが、「開園~午前中にサクッと楽しむのが賢い」ということ。
開園直後は、ほぼ全員が「スーパー・ニンテンドー・ワールド」への”整理券なし入園”をめざして突き進みます。
この間に、シングルライダー非対象アトラクションや、シングルライダーで使いにくいアトラクションを楽しみましょう。
午前中に帰ると決めているわけですから、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」への入園は”整理券あり(午前中時間指定)”で問題ないのです。
私の場合は、入園直後にハリーポッターエリアに向かい、「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフTM」を待ち時間なしで楽しんだ後、すぐに「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーTM」に並びます(約15分程度)。そのあとは人の流れに逆らって戻り、「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」のシングルライダーに並ぶことが多いです。そのあとは混雑次第で「おかわりハリドリ」するか「ジュラシック」に行くかを決めています。最後に整理券を使ってマリオに立ち入り、パワーアップバンドを付けて適当に「?」をたたいていれば午前中は終わり。GoodByeです。
午後は混雑が激しくなる
逆に、夕方から入っても、混みすぎていて何も乗れない(=人気アトラクションはラインカットされている)こともあります。
わざわざ行くくらいなら別のところに行っておけばよかったなぁ…と思うこともよくあります。
上記はあくまで一例ですので、自分なりの楽しみ方を研究してみましょう。
一人ユニバのデメリット
ここまでは一人の強みを話してきましたが、当然、困ることもあります。
園内での食事が難しい
最も困るのは食事の時間でしょう。
もちろんパーク内のレストランで一人で食べることは全く問題ありませんが、抵抗があるのも事実。
USJの場合は、”東の横綱”以上に一人での食事が難しい印象があります。
そんな時は、食事の時にはパークを離れて、ユニバーサルシティウォークでいただくのがベスト。
ここには、マクドナルドやモスバーガーなど、一人でも入りやすいなじみのお店も並んでいます。
ただし、USJの場合は”東の横綱”とは異なり、一般チケットでの再入園は原則として認められておりません。
出場して食事をいただくのは、以下に示す「年間パス」の特権と言えるでしょう。
一人で「Here we go」させられる
USJのパーク内にある「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は、早朝時間帯を除き、立ち入るのに整理券をはじめとしたチケットが必要になります。
チケットの確認はキャストさんが行いますが、確認後に進む際、
「Here we go!」
…と、片手でガッツボーズのようなことをさせられることが多いです。
仲間と一緒であれば怖いもの知らずですが、一人だとさすがにきつい。
…がんばってください。
一人ユニバのおすすめチケットは「年間パス」
もし一人ユニバをするほどパークが好きなのであれば、一番安いやつでいいので、年間パスを買った方がいいです。
それ以外はありません。
裏でUSJからお金をもらっているとか、アフィリエイトやっているとか、そういう目的ではありません。純粋な意見としてお伝えしています。
年間パスが「格安」
西日本を代表するテーマパークであるにもかかわらず、USJには「年間パス」が用意されています。
しかも、その値段が格安。
券種 | 除外日 | 大人 | こども |
ユニバーサルプライム年間パス・グランロイヤル | 除外日なし | 48,800 | 33,200 |
ユニバーサル年間パス | 20日前後 | 28,800 | 19,200 |
ユニバーサルプライム年間パス・スタンダード | 70日前後 | 20,000 | 14,000 |
20,000円で年間パスを手にすることができるのはオトクすぎますよね。
私は関東在住で、めったにUSJに行くことはできませんが、「年間パス・スタンダード」を持ってます。
2泊3日以上の旅行であれば、購入後3日で元を取ってしまいますので、除外日に該当しなければ絶対に買った方が良いのです。
年間パスなら「出入り自由」
特に東の横綱に慣れている人は驚くかもしれませんが、USJでは一般チケットでの再入場は認められておらず、一旦退園すると再度チケットの購入が求められます。
年間パスであれば何度でも出入り自由です。
一人ユニバを楽しむ際には「再入場」が重要になってきますので、年間パスは必携と考えておいた方が良いでしょう。
年間パスなら「朝だけ楽しむ」ができる
USJには多くのチケットが用意されています。
1日中楽しむものから、15:00以降だけ楽しむもの、1日目15:00以降+2日目終日など、さまざまです。
一方、開園から12:00くらいまで楽しんで割安なもの…というのはありません。
一人ユニバは開園から午前中くらいまでがゴールデンタイム。
大阪を離れる最終日、新幹線や飛行機が出発するまでのわずかな時間が「高タイパ」なのです。
この時間だけをオトクに楽しめるのは年間パスの特権ともいえるでしょう。
以上のことから、年間パスは必携と考えた方がいいかもしれません。
まとめ
一人ユニバに行き、以下の知見を得ました。
- シングルライダーのシステムにより短時間でアトラクションを楽しめる
- 特にジュラシック・パーク・ザ・ライドの時間短縮効果が高い
- ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーもオススメだが実施有無は要確認
- 食事はユニバーサルシティウォークの利用が無難
- 何度でも出入りできる年間パスを買うべき
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
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シングルライダーについて
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年間パスの除外日
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ではまた。
このブログはのりものを広く扱っています。テーマパークはのりもの天国ですので、このブログでも取り扱いをしております。