水郡線が全線で運転再開、水戸駅のようす

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鉄道
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2019年10月の台風で甚大な被害を受けた水郡線。1年半もの間、袋田~常陸大子間で運行できない状態が続いていましたが、2021年3月27日に全線で運転を再開しました。初日の乗車は控えましたが、水戸駅の様子を撮影しましたのでお送りします。

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水郡線の全線再開

水郡線について

水郡線は茨城県の水戸駅と福島県の郡山駅を結ぶ約142kmの路線*で、全線を直通する列車も設定されています。

水戸~上菅谷~常陸太田・常陸大宮間は通勤通学需要が多く、朝夕ラッシュ時には多くの列車が設定されております。一方、常陸大宮から郡山方面に向かうと、やがて渓流沿いを走る山岳列車のような一面を見せたかと思えば、福島県内に入るとのどかな景色が広がります。

単調かつ長時間の乗車になるため、水戸~郡山間の単純な往来の手段として利用するには難があるのが正直なところ。一方、袋田の滝をはじめとする観光地に向かうには重宝される路線です。

台風による被害

2019年10月の台風で橋が流され、袋田~常陸大子間が運転できない状態となりました。被害が甚大で、復旧まで1年以上かかるとの情報も流れる中、時間がかかってもいいから完全復旧してほしい、というのが地元の願いでした。

不通の間、上小川~常陸大子間で代行バスを運行しておりましたが、水戸~袋田間と常陸大子~郡山間は被災前とほぼ同じダイヤで運転されていたため、代行バスを利用すると常陸大子駅で列車に乗り継げない時間帯も生じており、旅行者にとっても難所になってしまいました。

そして被災から1年半近く経過し、全線再開の日を迎えました。

水戸と郡山を結ぶ直通列車も再び走り始めます。

正式な水郡線の区間は水戸~安積永盛間ですが、安積永盛駅を発着する水郡線の全列車が安積永盛~郡山間の東北本線に直通運転していることから、本記事では水戸~郡山間を水郡線としてご紹介しています。

水戸駅では

水戸駅では西金~袋田間が再開した時にも見られた「袋田の滝」のモニュメントが再び登場。さらに今回は久慈川第6橋梁を渡るキハ130系の模型も仲間に入りました。

※眠りに落ちた娘を抱えながらの撮影でブレています

地域と共に明日へつながる水郡線、というメッセージが掲げられています。寸断された大子町内の鉄路が復活し、利便性が向上します。

運転再開当日には水郡線乗り場に繋がる場所に移設されました。

水戸駅を19時台に出ても、その日のうちに郡山に到着できます。久々に「郡山」の表示を見ることが出来ました。

その日の仕事が終わってからでも郡山に行ける!と強がっていた過去。今ではその体力がありませんが、全線再開により物理的には再び可能となりました。

最後に見ていただきたいのがこちら。

2021年に全線再開を果たした水郡線の常陸大子・郡山・常陸太田の表示が並んだうえ、2020年に全線再開を果たした常磐線の原ノ町も相乗り。さらに前日に車との衝突で甚大な被害を受けながらも復活した常磐線の品川・土浦表示も加わりました。大洗鹿島線は…よく見えませんが、

とりあえず水戸駅発着路線は全方面完全復活を遂げた形。

おめでとうございます。これからも安全運行をお願い致します。

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