【鹿島神宮駅】JR鹿島線と鹿島臨海鉄道線の乗継時間にお参りしてみた。

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鉄道
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千葉方面から水戸方面に抜けるとき、またはその逆に、鹿島神宮駅で待ち時間が発生することがあります。この時間にお参りができるのか検証。結論として「30分はないと厳しい」です。駅周辺には何もありませんが、周辺で待つのが吉。ただし、鹿島神宮も徒歩10分程度で行ける距離なので、1本見送る気持ちで計画にゆとりを持ち、この機会に行ってみましょう。坂道などの注意点もあります。

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鹿島神宮駅とは

JR鹿島線の”途中駅”です

鹿島神宮駅は、茨城県鹿嶋市にあるJR東日本の駅です。

当駅で佐原方面と水戸方面の始発駅として列車が運行されています。

当駅始発の水戸行きは「鹿島臨海鉄道大洗鹿島線」として案内されていますが、厳密には鹿島神宮駅はJR鹿島線の途中駅。水戸方面に1駅先の「鹿島サッカースタジアム駅」が両社の境界となっています。

JR線と鹿島臨海鉄道線のそれぞれの運賃が合算されますので、鹿島神宮から水戸方面に乗車すると、短距離であっても体感以上に高運賃になります。

逆に、JR線の企画乗車券を利用している場合は鹿島サッカースタジアム駅まで有効となりますので、きっぷの買い間違いにご注意です。

※香取-佐原間はJR成田線に直通運転しています

鹿島サッカースタジアム駅は臨時駅となっていますので、通常は停車しません。スタジアムでイベントが有るときにのみ停車となりますが、基本的には大洗鹿島線の列車が臨時停車する形をとっています。

まれにJR線の列車が乗り入れることもあるそうですが、これは例外のようです。なお、E235系の行先表示に鹿島サッカースタジアムが用意されていることは確認されています。

JRと鹿島臨海鉄道との乗換駅

前述のように、JR鹿島線の途中駅である鹿島神宮駅。

実態は”JR鹿島線”と”鹿島臨海鉄道大洗鹿島線”との乗換駅として機能しています。

水戸方面からの気動車と佐原方面からの電車が1面2線のホームに並びますので、乗り換えが楽です。異なる会社同士の車両の並びを見ることが出来ますので、写真を撮る人も多いです。

両線とも本数は少なく、駅は閑散としていることが多いですが、列車が到着するタイミングには多くの人が行き交います。

ちなみに今は車両が変わり、E131系というワンマン運転対応の新型車両が走っていますよ。

両線は可能な限り接続を取ります

本数が少ない2路線が接続する駅ということもあり、そのダイヤには最大限の”配慮”が見られます。

例えばJR鹿島線から鹿島臨海鉄道に乗り継ぐ場合…

着時刻0652073407590832093710381238143816191738184219572029214022322301
発時刻065607360839094210421240144515391626171017571907192920472147

多くの列車で10分以内の接続が実現しています。申し合わせたかのようなタイミングですよね。会社の垣根を越えて、できる限りの連携をしています。

一方、鹿島臨海鉄道からJR鹿島線に乗り継ぐ場合は下記。

着時刻061907270809091010121218141214571609165717411847191820042056211821582308
発時刻064407000739081208390944112313231459163517471851200921302211

こちらも頑張っていることは伝わってきます。

しかし、旅行者にとっては肝心な昼の時間帯(09~14時台)において、待ち時間が長くなる傾向があるようです。

駅周辺の様子

駅には何もない

接続良く行ける場合も、待ち時間が生じる場合も…

せっかく鹿島神宮で乗り換えるのだから、ついでに周辺散策をしたい。

もしくは、鹿島神宮駅で長時間の待ち合わせ時間があるんだけどどうしよう…

などと考えている人のために、駅周辺の情報を。

鹿島神宮駅を出ると広大な広場があり、この中にバスの停留所などが設置されています。しかし、気軽に使える飲食店はなく、コンビニも見当たりません。

鹿島神宮駅の中にも、有意義に時間を潰せるようなところはなさそうです。

駅舎が大きいわりには、簡易改札機がぽつんと置かれているだけの改札機。

観光案内所があって、一応情報収集は出来そうですが、そんなに気合いを入れて観光するわけでもない。

改札の中に入れば簡易的な待合スペースはありますが、何十分も待つのはちょっと。。。

千葉方面には自転車をたたまずに積むことのできる団体臨時列車「B.B.BASE」が運行されているのですが、ここ鹿島神宮駅にも乗り入れるようですね。この列車の利用者も、鹿島臨海鉄道との乗り換え時間に悩まされそうですが…

高速バスが頻発

そんな列車の閑散っぷりとは裏腹に、東京ー鹿嶋間は高速バスが非常に発達しています。高速バスとしては日本一の運行本数を記録したこともあるとか。

東京駅だけでなく、羽田空港や東京テレポートにも一直線。

これでは残念ながら鉄道は勝てませんよね。

待ち時間の過ごし方

と、ここまで書いてきて、鹿島神宮駅には何もない。ということを悟っていただいたかと思います。

ではどう過ごすか。

いきなり結論ですが、観光であれば、鹿島神宮に行っちゃうのがベスト。

実際に鹿島臨海鉄道→JR鹿島線の乗り換え時間(1012着-1123発:約70分)でお参りしてみた筆者がご紹介します。

鹿島神宮は徒歩10分程度

「鹿島神宮駅なんて駅名だけで、どうせ鹿島神宮まで離れているんでしょ?」

…という思い込みは捨てて大丈夫です。徒歩10分程度で到着します。

駅を出たら、広場を突っ切って、鹿島神宮に通じる坂道を登っていきます。

この坂はちょっときついです。どれくらいかというと…これくらい。

この傾斜がしばらく続きますので、疲れているときはしんどいです。

しばらくすると「曲がって」と言われるので、その通り従うと

2-3分で到着です。

鹿島神宮駅は、鹿島神宮に近い位置にある、正真正銘の駅名だということが分かりました。

鹿島神宮の境内は広い

鹿島神宮の中、東京ドーム15個分の広さ(公式サイト)があるようです。

逆に言えば、鉄道の時間に合わせて調整が利くともいえるでしょう。

時計を見ながら、無理なく散策しましょう。

境内にも高速バスが!?

鳥居をくぐって進むとすぐに高速バスの案内があります。

ここから直接乗れるようですね。さすがの高速バス天国ですね。

BS時代劇のロケ地にも!?

境内には、2011年に放送された塚原卜伝のドラマロケ地があり、案内看板が立っています。

間近で見ることができますので、聖地巡礼が好きな人は是非どうぞ。

奥にはパワースポットも!?

境内を奥へと進んでいくと、二手に分かれる場所に着きます。

左に進むと御手洗池という場所に着きます。一部ではパワースポットといわれていますが、元来はこちらから入って手を清め、参拝に向かうのが通常だったようです。この先には売店があり、お団子などをいただくことができるようですが、長い階段の上り下りがありますので気を付けましょう。

右に進むと要石に着くようです(筆者未確認)。公式サイトの内容を自分なりに解釈すると、地中深くまで伸びる要石が、地震を起こす怪獣の頭を押さえて安全を守っているのだそう。掘り起こそうとしたら事故が多発したのだとか。そっとしておいた方がよさそう。今後も地震の少ない世界線へのご誘導をよろしくお願い申し上げます。

おまけ

鹿島神宮駅を訪問し、以下の知見を得ました。

  • 鹿島神宮駅はJR鹿島線の途中駅
  • 佐原方面と水戸方面の接続駅
  • 接続は可能な限り取っているが、間が空く時間もある
  • 徒歩10分程度で鹿島神宮に到着

鹿島神宮
>> こちら

ではまた。

編集後記
鹿島神宮があるのも、鹿島神宮駅もあるのも、鹿島サッカースタジアム駅があるのも、鹿嶋市です。もともと鹿島市にしようとの話があったのですが、既に市として存在していた長崎県の鹿島市と折り合いがつかず、鹿嶋市としたそうです。長崎には新幹線も開業したので、”そっちの鹿島”も行ってみたいですね。

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