【新型E131系】車両見学会レポート【潮来】

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鉄道
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茨城県の潮来駅で房総地区用新型車両E131系の展示会がありました。2021年3月13日のダイヤ改正でデビューする新型車両を可能な限り拝見してきました。ワンマン対応の2両編成ですが、房総の新しい顔として活躍します。房総には珍しい新型車両。鉄道ファンのみならず、地元からの期待も大。コロナ禍にも関わらず多くの人が集まってしまいましたが、見学者同士が譲り合い、温かく楽しい時間になったと思います。

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E131系が登場します

さて、今度のダイヤ改正では房総地区にも動きがあります。利用の多い千葉駅周辺に比べて、半島末端部はどうしても乗車率が低下しがち。この状態に対応するため、内房線や外房線の末端付近や鹿島線にワンマン対応の短編成を導入することになりました。

これまでの流れと大きく異なるのは「房総地区に新型車両を導入する」という点。

これまでは、首都圏で使い古した車両を千葉に送り込むのが主流でした。しかし今回はその流れを覆し、車両をわざわざ新造して房総半島を走らせるという点で、期待は予想以上に大きいようです。

見学会開催

新型車両がデビューするにあたり、勝浦駅、館山駅、潮来駅の各駅で見学会が開催されました。

各回とも1時間程度の設定。

見学会はホーム上ですが、一旦改札を出てから展示会の列に並ぶスタイルを取りましたので、無賃乗車や大回り乗車中の立ち寄りなどができない仕組み。ちゃんとJR東日本に運賃が入るようになっています。

また、これから走る車両なんだから無理に見に行かなくても…と思われる方もいらっしゃいますが、これから公共交通機関として走り始めた後よりも、見学会として開放される今回の機会を利用した方が、写真撮影などでJRや周りの乗客にご迷惑とならないと考えた結果です。

見学会に向かう

私が住んでいるのは茨城県で、房総半島を走る電車なので縁がないし、今の状況で他県に行くのは好ましくないかな。と思っていたのですが、見学会が潮来駅(ギリギリ茨城県)で開催してくれるとのことだったので、行かせていただきました。

水戸駅から12時ちょうどの大洗鹿島線に乗車しました。すでに何人か、明らかに同じところを目指すであろう人がチラホラと。笑

勝手に仲間意識を持ちながら、鹿島神宮乗り換えで潮来に向かいました。

見学会レポート

長蛇の列

まず目に飛び込んできたのは長蛇の列。ざっと200人はいるんじゃないか、という長さで、これは帰りの電車に間に合わないのではないか、という不安がよぎります。

係の方が人数を数え、そこから逆算して、車内での撮影時間を3分に制限したようです。流れが急に早くなりました。

可能な限りのコロナ対策

コロナ禍における開催でしたが、車内に立ち入り、押しボタン操作などを体験していただくため、

  • 検温
  • 手袋配布
  • 人数制限

を実施。係の方も大変そうでしたが、充実した見学会になりました。

E131系外観

外観はこんな感じ。E235系に209系のテイストを加えて、どこか気動車に寄せたような、そんな感じがしますね。

基本的にワンマン運転になるため、安全確認用のカメラも装備。

もちろんフルカラーの行先表示。

これはシングルアーム型のパンタグラフっていうんですか?

黄色と水色って映えますねぇ。

みんなドアボタンを自由にピンポンピンポンしています。

今回充当されたのはE131-7だったようですね。

E131系内部

ドア上にはLCDモニターがあります。209系からの大きな進化ですね。

座席はこんな感じ。座り心地は変わりなし。ちょうどいい固さです。

もちろんボックスタイプもあります。ちなみに個人的に好きなのはボックス横の2人掛け。

お食事中の方はすみません。

トイレですが、車いす対応の広いタイプですね。きれいに使いましょう。

子連れに嬉しいのがこのスペース。

短い編成であっても、ベビーカーを乗せられるスペースがあります。もちろん車いすの方を最優先で使いましょう。

前面展望も楽しめそうですね。
…いや、ワンマン運転だから精算の邪魔になっちゃいますかね。

ホーム上の様子

ホーム上は、見学する人と鹿島神宮行きで帰る人が入り交じり、賑わっていました。

真偽不明ですが、地元の見学者いわく、209系が上記写真のホームに入るのは珍しいとのこと。通常はE131系が停車中のホームに入線するそうですよ。

見学会を終えて

潮来って首都圏からはかなり遠いんですよね。千葉と成田と佐原で乗り換えてやっと到着できる場所。そしてまだ一都三県は緊急事態宣言中なので、新車見学会とはいえ茨城にそんな人は集まらないんじゃないか、と思った私は世間知らずでした。

鉄道ファンだけでなく、地元の人も多く来られていて、JRの方も予想以上の人出に驚いていたようでした。

ただ、車内の迅速な見学に協力したり、写真を撮影するときは譲り合ったりと、見学会自体は和やかに進行したと思います。

お土産品。おしゃれなポーチを頂きました。

おまけ)駅周辺など

予想以上に時間がなくなってしまったので、ほとんど散策はできませんでした。

駅前では野菜の直売がありました。いいですね、駅前で買えるなんて。

お土産やさんは閉まっていましたが、もし開けていればお客さんが結構入ったかもしれませんね。

子どもを連れてきたら間違いなく穴から顔を出すのでしょうが、出来上がった写真は絶妙な感じになるでしょうね。

潮来は観光にも力を入れている街。

あやめ祭りの頃には自由に動けるといいなと思います。

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