九段下駅のオレンジ色の改札機(改札外乗換)が消えていた

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鉄道
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コロナ禍で都市部へのお出かけを控えていたら浦島太郎に。
かつて存在した東京メトロ九段下駅での東西線ー半蔵門線間の移動で強いられていた「改札外乗換」は消滅しています。今では都営地下鉄新宿線を含めた九段下駅を行き来するすべての列車が改札内での乗り換えが可能になっています。

この記事では
・九段下駅の構造は何が変わったの?
・バカの壁ってなに?
・もう改札外乗換ってなくなったの?
こんな疑問にお答えします。

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九段下駅について

九段下駅とは

九段下駅は、東京都千代田区にある地下鉄のみが乗り入れる駅です。

周辺には日本武道館があり、コンサートが行われる際は大変に混み合います。

桜の名所で有名な千鳥ヶ淵も当駅下車。靖国神社へも最寄りになっています。

乗り入れる路線

九段下駅には東京メトロ東西線半蔵門線都営地下鉄新宿線の3路線が乗り入れています。

3路線乗り入れている割には、これらは概ね東西を結ぶ路線であり、実は乗換で利用する機会は少ない駅という感覚(※個人の感想です)。しかし、渋谷・新宿・大手町(東京)に1路線で行けるほか、直通先も含めれば、橋本・中央林間・久喜・西船橋・三鷹などへも乗換なしで到達可能。広範囲かららくらく通勤できる駅といえるでしょう。

かつては各路線が別の改札

3路線が乗り入れる九段下駅。これらのうち、東京メトロ半蔵門線(押上方面)と都営新宿線(新宿方面)は、同一ホームとして建設されました。しかし、運営する会社が違うことから、乗客が会社を跨いで移動しないようにホームの真ん中に壁を作って仕切りました。

東京メトロの都営地下鉄の事情で利用客の利便性を下げている「バカの壁」と言われたのは有名な話。2013年に取り壊され、同路線は改札内乗り換えができるようになりました。

ここまでは知っていたのですが…

東西線ー半蔵門線の改札外乗換廃止

最近になって知ってびっくりしたのは「東西線ー半蔵門線間」も改札内で乗り換えできるようになっていたこと。

半蔵門線から東西線に向かうとき、東西線のマークにオレンジ色のラインがない

あれ?これは表記ミスでは??

と思った自分が浦島太郎でした。

かつては改札を一旦出て30分(のちに60分)以内に乗り換えることを条件に通しの運賃で計算する「改札外乗換」が実施されていましたが、これが廃止されていたのです。

九段下駅では各線の乗り場が近く、かねてから乗換の際に長い連絡通路を通るようなことはなかったため、改札を通る煩わしさを差し引いたとしても乗換が便利だったのですが、改札を出なくなったことで更に利便性が向上しました。

この改良により、九段下駅の3路線が改札内で繋がりましたね。

改札外乗換が解消したデメリット

で、ここで敢えてデメリットを上げておきます。

改札外乗換って、単なる移動だと不便なのですが…

見方を変えれば「合法的に改札内から60分間解放される」ということでもあります。

かつて九段下駅で半蔵門線から東西線に乗り換えるときに、桜が満開のお堀周辺を散歩したものです。

(当時は時間制限が30分間だったので)駅近くのスタバで25分間の休憩をして、急いで駅に戻ったこともありました。

今ではもうできないのですね…

ちょっと残念ですが、日頃通勤で利用されている方には全く関係ないですね。笑

改札外乗換の廃止は2020年

え〜っとですね。

九段下駅の改札外乗換が廃止されたのは2020年3月とのこと。

1年以上、その事実に気づきませんでした。

そんな鉄道業界の常識すら知らない私のような人間が書いているブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

まだまだ知らない変化が至る所で起きているのでしょう。

コロナが落ち着いているタイミングでお出かけしたいと思います。

みなさまも感染症対策に気をつけてお出かけしてください。

ではまた。

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