常磐線臨時列車に異変、特急ときわ96,97号が品川発着へ

スポンサーリンク
本サイト内にはGoogleAdSense等のアフィリエイトリンクを含みます
鉄道
この記事は約5分で読めます。

金曜日限定で走っている、日立駅始発上野行きの特急ときわ96号と、上野始発勝田行きの特急ときわ97号。2026年3月のダイヤ改正以降は品川発着となり、主に特急ときわ96号に時刻変更が入るのですが…何か怪しいぞ。

スポンサーリンク

特急ときわ96号、ときわ97号

常磐線は 金曜日夕方に特急が非常に混雑する傾向があり、理由として、

  • 週末旅行者の移動
  • 単身赴任者の帰宅
  • 出張帰りの移動
  • 水戸以北の大企業による需要の集中

これらが挙げられます。

JR東日本では、混雑緩和と着席機会確保のために臨時列車を設定しており、その一つが金曜日限定で運転している「ときわ96号・97号」です。

特急ときわ96号は日立始発で運転されており、その独特な設定から鉄道ファンの間では“ちょっと変わった運用”として知られていました。

一方の特急ときわ97号は上野始発で、地上ホームから発車するという珍しいパターンが注目を集めていました。

どちらも金曜日の混雑緩和に貢献するありがたい臨時列車ではあったものの、上野発着であることが利用面での弱点でした。

正確には「低迷」と言い切るほどではありませんが、例えば上り列車では、直前を走る特急ひたち22号が毎週のように満席になる一方、ときわ96号が満席になることはほとんどなく、窓側が埋まる程度で落ち着くのが一般的でした。

理由のひとつは、利用者が「東京駅発着」で検索した際に、ときわ96号・97号が候補に表示されず、存在自体が見過ごされやすかったことにあります。

そのため日立駅では、

「上野までの方は特急ときわ96号もご利用ください!」

と、案内に力を入れていたほどです。

ついに品川発着へ

そしてついに念願がかないます。

特急ときわ96号:日立16:47→品川18:40
特急ときわ97号:品川19:03→勝田20:48

なんと、これまで上野発着だったこれらの臨時列車が、ついに品川駅まで乗り入れることになりました。

これにより、東京駅・品川駅方面の利用者にとっても選択肢として認識されやすくなり、利便性が大きく向上します。

さらに注目すべきは、特急ときわ96号の時刻が前倒しされ、特急ひたち22号より先に走るダイヤへ変更された点です。

これによって、これまでひたち22号に集中していた利用が分散され、混雑緩和がより期待できるようになります。

678Mとぶつからないか?

ただ、ここで「よかった、めでたしめでたし」と終われないのが鉄道ファンの性分です。

日立16:47発なんて、どうやって設定するんだ?とつい考えてしまいます。

というのも、現行ダイヤでは 日立16:44発の普通・水戸行き(678M) が走っています。

この列車は原ノ町発の5両編成で、勝田駅でさらに5両を増結し、最終的に10両編成になって水戸へ向かうという運用です。

しかし、この普通列車のダイヤがそのままなら、たとえ「各駅停車タイプの特急」とはいえ、わずか3分後に特急を設定するのは不自然です。

途中駅で退避させるという考え方もありますが、現実的なのは勝田駅で増結しつつ退避させるパターン。

とはいえ、その場合でも特急との間隔はもう少し空けるのが自然でしょう。

つまり──

「678Mのダイヤも何らかの形で変更されているのでは?」

という結論に行き着くわけです。

嬉しいケース

嬉しいケースとして考えられるのは、678Mのダイヤが少し前倒しされ、実は日立16:41発くらいに変更されているパターンです。

この場合、678Mは勝田駅まで先行して逃げ切ることができ、勝田で増結作業を行いながら特急を待避させる──という筋書きが成立します。

常磐線の普通列車を利用する側としては、まさにこの展開を期待したいところです。

悲しいケース

一方で、悲しいケースとして考えられるのが、678M〜561M〜568M〜571Mの一連の10両運用が、すべて5両編成に縮小されてしまっているパターンです。増結がなくなることを見込んで678Mの運行時間を7分くらい遅らせていて、実は勝田での増結そのものを取りやめているからこそ、特急ときわ96号の新しい時刻での設定ができた、というストーリーです。

現在、678Mは増結後、水戸始発のいわき行きとして折り返し、さらにいわき始発の水戸行きとして戻り、水戸始発の大津港行きとして下っていき、勝田で切り離す──という流れで運用されています。

そのため、仮に増結をやめても、運用全体への影響は最小限で済んでしまうのです。

もちろん、そんなことをすれば乗客が溢れるのは目に見えています。

ただ、水戸支社には、かつて415系8両編成を一気に廃止し、翌日からE531系5両編成で“力技”の運用を始めた前例があります。

だからこそ、どうしても胸騒ぎがしてしまうわけです。

まとめ

  • 96号は日立始発、97号は上野始発という珍しい設定で、鉄道ファンからも注目されていた。
    ただし上野発着だったため、東京駅・品川駅を基準に検索する利用者には見つかりにくく、利用は伸び悩んでいた。
  • 2026年3月のダイヤ改正で、ついに両列車が品川発着に変更。
    • ときわ96号:日立16:47 → 品川18:40
    • ときわ97号:品川19:03 → 勝田20:48
      東京・品川方面の利用者にも選択肢として認識されやすくなり、利用増が期待される。
  • 特に大きいのは、ときわ96号の時刻が前倒しされ、ひたち22号の“前”を走るようになったこと。
    これにより、これまで以上に利用が分散される可能性が高い。
  • 一方で、日立16:47発という設定は、現行の普通列車678M(16:44発)と“ダイヤ上で衝突する”可能性があり、普通列車側のダイヤ変更が濃厚。
    • 嬉しいケース:678Mが少し早発(例:16:41発)になり、勝田で増結しつつ退避できる
    • 悲しいケース:678Mの増結が廃止され、5両運転に縮小される
      → 過去の水戸支社の例から、後者の可能性もゼロではなく、利用者としては不安が残る
  • 今回のダイヤ改正は、特急利用者にとっては改善だが、普通列車利用者にとっては“運用変更の影響”が気になる内容でもある。

ではまた。

タイトルとURLをコピーしました