横浜ランドマークタワーは、高さ296mの高層ビルで、みなとみらい地区では最も高い建物です。69階の「スカイガーデン」からの景色は圧巻…なのは晴れの日のみ。では、雨の日や視界ゼロの日に登ったらどうなるのか、行ってきたのでレポートします。平日は雨の日、土休日は視界ゼロの日に、1000円でドリンクとポストカードが付くキャンペーンが実施されていてオトクである他、刻一刻と変わる雲の様子を見ているだけでも楽しいです。
悪天候の横浜ランドマークタワー
この記事をお読みのあなたへ。
本日はお日柄もよく、雲一つしかない素晴らしい天気となりましたね。
おめでとうございます。絶好の横浜ランドマークタワー日和でございます。
高さ296mを誇る横浜ランドマークタワーは、晴れの日であれば遠方を眺めることができるものの、天気が崩れるとその期待は外れてしまいます。
しかも、その高さがアダとなり、展望フロア「スカイガーデン」がある最上階付近は雲の中に入ってしまうこともあります。
こうなると「登る意味がない」と思ってしまうのも当然のことですよね。
では、私からひと言。
「そんな時でも横浜ランドマークタワー日和である」と。
実は私、「スカイガーデン」には5,6回行っていますが、20年ほど前のたった1回を除き、あとはすべて「悪天候の時」です。
そんな私から、悪天候ならではの横浜ランドマークタワーの魅力をご紹介します。
雨の日キャンペーン・視界ゼロキャンペーン
横浜ランドマークタワーでは、誰も登りたくないであろう悪天候時にキャンペーンを実施しています。
それが「雨の日キャンペーン」や「視界ゼロキャンペーン」です。
平日と土休日でキャンペーン発動のハードルが異なる
通常料金1,000円で入場のみのところ、このキャンペーンが実施されているときは、同額で、入場に加えワンドリンクとポストカードが付いてきます。
雨の日キャンペーン
実施タイミング:みなとみらい地区に雨が降っているとき
実施日:平日のみ(特定日を除く)
特典:スカイガーデンでのワンドリンク、ポストカード
料金:1,000円
対象:大人のみ
視界ゼロキャンペーン
実施タイミング:展望フロアからの視界がゼロのとき
実施日:土休日のみ(特定日を除く)
特典:スカイガーデンでのワンドリンク、ポストカード
料金:1,000円
対象:大人のみ
これらのキャンペーンは、特典は同じです。ただし、平日は「雨さえ降ればいい」のに対し、土休日は「視界がゼロにならないといけない」ので、土休日はキャンペーン発動までのハードルが高いことになります。
キャンペーン実施時は入口に告知あり
キャンペーンの実施判断は他にも細かい項目があります。今日はちょっときわどいなという時は、スカイガーデンの入口(3F)に掲示が出ているかどうかを確かめましょう。
最終的にはここで判断することになります。
この掲示が出ているときは、大人に関しては無条件でキャンペーン対象になります。
そのため、全ての券売機が停止され、有人窓口でチケットを購入するよう誘導されます。
※子どもはキャンペーンの対象外です。キャンペーンに参加したい場合は大人と同額が必要です。
ワンドリンクはアルコールからオリジナルドリンクまで選べる
スカイガーデンでもらえるワンドリンクは、以下のラインナップから選ぶことができます。
ドリンクラインナップ
・オリジナルドリンク
・コーヒー
・紅茶
・オレンジジュース
・ココア
・抹茶オレ
・コカ・コーラ
・ジンジャーエール
・メロンソーダ
・カルピス
・ノンアルコールビール
・ハイボール
・レモンサワー
・生ビール
アルコールも選べるのは驚きですよね。私は飲めないのですが。
ちなみにオリジナルドリンクというのは、本キャンペーン限定のドリンクで、例えばこんな感じ(写真左)。
おしゃれですね。
ポストカードは選べない
オリジナルドリンクは好きなものを選べますが、ポストカードは選ぶことができません。
無作為に渡されますので、受け入れるしかありませんが、厚手で高画質なものをもらえます。
ポストカード上で景色を楽しめます。
ちなみに165円相当です。
日本最速エレベーターを体験できる
横浜ランドマークは眺望以外にも見どころがあり、これは天候に関わらず楽しめます。
その一つが「日本最速のエレベーター」です。かつては世界最速で、ギネス記録にもなっていたようです。
上り下りともに分速750mで運行されていて、そのスピードはリアルタイムでエレベーター内に表示されます。
残念ながら閉鎖空間であり、外を見ることはできませんが、「どう頑張っても耳に違和感が出る」ほどの速さであることは身をもって体感できると思います。
分速750mで下がってきていますが、ジェットコースターのような浮遊感はありません。耳が痛くなること以外は心配せずに乗ってください。
※強風を伴う悪天候時は速度を落として運行されることがあるようです
視界が刻一刻と変わるのがおもしろい
雨の日や視界ゼロの日であっても、スカイガーデンからの景色は刻一刻と変わります。
一面真っ白の「視界ゼロ」
正真正銘の視界ゼロ状態とはこのことです。
何も見えません。
絶望的に何も見えません。
これが視界ゼロの状態です。
視界ゼロの日でも雲が消えることがある
しかし、この状態が継続することはあまりなく、雲が途切れることがあります。
そうなると、地上まで視界が開けることになります。
徐々に見えてきたなと思ったら、あっという間に
みなとみらいの景色を一望することができるようになります。
そして、また雲の中へ…
これをひたすら繰り返しているように感じます。
悪天候時の横浜ランドマークタワーは、この「雲の動き」が面白いんですよね。
伝わりますかね。。
遠くは見えないけど、近くの雲を嗜める。
雲の中から徐々に見えてくるベイブリッジ…なんて楽しみ方も。
ぜひお試しください。
歴史の長い「視界ゼロキャンペーン」
今回ご紹介した「視界ゼロキャンペーン」などですが、よく見ると「新」と冠していることが分かります。
実はこのキャンペーン、かなり歴史の長いもので、少なくとも2010年頃には既に始まっていたかと記憶しています。
当時は「雨の日」は対象外で「視界ゼロ」のみが対象だったような。
その代わりに、入場料金+ワンドリンクで700円という破格な価格設定でした。
5,6回も悪天候時に登ったことがあると言ったのもこのためです。のどが乾いたらスタバ代わりにランドマークタワー登ればいい、って発想で気軽に日本最速エレベータの旅を楽しんでいたんですね。
今では1,000円ということで、ちょっと手が出にくい価格設定になってしまいましたが、それでも移り行く雲の様子を見るのは楽しい。
これからもたまには登ってみたいと思います。
ではまた。