東京(羽田)ー大阪(伊丹)線のおすすめ座席はA席。伊丹到着前に大阪観光が完了します。

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飛行機
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東京(羽田)ー大阪(伊丹)間を飛行機で移動するとき、私がオススメするのは”往復ともにA席”です。伊丹行きの見どころは大阪周辺に尽きます。風向きによってルートが変わりますが、大阪周辺の街並みを空から一望することができます。羽田行きの機内からは、雄大な富士山を浜松付近から羽田着陸後に至るまでの長時間眺めることが可能です。JALやANAであれば事前指定が無料でできますので、ぜひご参考ください。

離着陸時の航空機の飛行ルートは風向きによって変わります。必ずお約束できる内容ではございませんが、風向きに恵まれれば下記のような景色をご覧いただけます。ご参考までにお願いいたします。

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東京(羽田)ー大阪(伊丹)線について

東京と大阪を行き来する際の第一選択肢として東海道新幹線「のぞみ」を選ぶ人が多い中、羽田と伊丹の間には大型旅客機が概ね30分に1便のペースで運航されています。

駅から駅への移動であれば新幹線に軍配が上がりますが、早めの予約により飛行機の方が安価になることがある、搭乗時間自体は飛行機の方が短いなどの理由から飛行機が選ばれることもあります。

伊丹空港が市中空港であることも強いです(後ほど重要)。阪急線の蛍池駅まで徒歩で行くこともできるほど、街が近い。大阪の目的地が空港に近いケースであれば、新幹線よりも便利ですよね。

新幹線が長時間にわたってストップする事態に陥ったときは、光の速さで全便満席になります。新幹線のバイパス路線としてもしっかり機能しています。

また、羽田ー伊丹線は航空会社の上級会員が異常に多いことでも有名。便によっては半分以上が何らかのステイタスを持っているケースもあるようです。優先搭乗が優先搭乗の意味をなさず、最上級会員とそれ以外の複数回に分けられた最初の路線だったとか。新幹線が主流の都市間路線にもかかわらず大型旅客機をバンバン飛ばせるのはステイタス制度に支えられているためとも言えるでしょう。

東京(羽田)ー大阪(伊丹)線の見どころは「景色」

さて、本記事の導入部分において「伊丹空港は市中空港」とお伝えしました。

市中空港のお楽しみは「着陸時に空から街を眺められる」ということ。

羽田→伊丹

特に伊丹行きの便に搭乗する際に、着陸時の運用が南側からのアプローチの場合、大阪市内で「かなりの低空飛行」をしてくれますので、これによって大阪観光が完了するとも言えるでしょう。

…というのはさすがに言いすぎですが、

まず眼下に見えてくるのは2本の滑走路。これは、事業用や自家用の小型機・ヘリコプターが発着する八尾空港です。大阪メトロ谷町線の終着駅「八尾南駅」が付近にあり、周辺の再開発が計画されているようです。

奥に見えるのは大和川。奈良県から大阪府を経て大阪湾に流れ出る河川です。

テストには出ませんが「今はこの辺りを飛んでいるんだな」「この先には大阪湾があるんだな」という指標になるので、ぜひ覚えておきましょう。

しばらく進むと大阪市内に入ってきます。

遠くには2022年末時点で日本一高いビル「あべのハルカス」が見えてきます。

奥には大阪湾を望みます。大阪万博を2025年に控えていて、空モビリティも一つのテーマとなっているよう。

手前に見える緑地をよく見ると…

大阪城がはっきりと見えています。

この角度からの大阪城は地上からでは楽しめませんから、伊丹着の航空路線に搭乗した人だけの特権でしょう。

…と余韻に浸る暇もなく、淀川上空に至ります。

ここは鉄オタ歓喜のスポットです。

数々の路線を一度に拝めることができる絶景スポットです。

しかも、JR東海道線が一目で2系統も見られるのは超貴重です。

何を言っているのか意味不明という人に対して説明すると…

東海道は本来、淀川を渡る必要はありませんが、JR東海道線は大阪駅を経由するために、わざわざ淀川を渡ってきています。元の経路に戻るために、再度淀川を渡って元の岸に戻ってきています。その往復分を一度に見ることができるということです。

関東の人間である私は、淀川を2回も渡る様子をここで見れるとは知りませんでしたので勝手に大興奮でした。

興奮冷めやらぬ中、飛行機は新大阪駅の上空に至ります。

ここでは航空機のライバルである新幹線を上から見ることができます。

タイミングが合えばN700系?新幹線を見ることができます。

ここを過ぎれば、もう伊丹空港への着陸を待つのみです。

伊丹→羽田

伊丹から羽田に向かう便でも、離陸の直後の数分間のみ、周辺の町並みを楽しむことができます。

伊丹空港を離陸すると、左に大きく旋回しながら方向転換します。

旋回中は機体が斜めになりますので、水平飛行時よりも満足に地上の様子をうかがうことができます。

離陸したばかりの伊丹空港の滑走路が見えます。

肉眼では、その滑走路から、後続の航空機が離陸する様子も見ることができます。

手前側にはイオンモール伊丹(伊丹駅)が見えますので、だいたい位置関係は分かると思います。

海側には山陽新幹線の線路もはっきりと映ります。

…と、ここまで書いてきましたが、離陸は着陸に比べて高度変化のペースが速いため、ことあとはすぐに雲の上となります。

しかし、根気よく窓の外を見続けていると…

分かりますか?(中央右側翼の下)

美しき雄大な「富士山」が顔をのぞかせてくれます。

なぜか上空から見ると地球の吹き出物のようにも見えますが…

富士山は、このあとず~っと見える状態が続き…

そのまま羽田空港に着陸した後もずっと拝ませ続けてくれます。

めでたしめでたし。

そういえば羽田空港のターミナルからも富士山は見えますね。

ですから、着陸までず~っと見えることは何ら不思議ではないですね。

東京(羽田)ー大阪(伊丹)線のおすすめ座席

今回紹介した写真はA席から撮影(おすすめ)

これまでご紹介してきた景色を見たい場合は、航空機進行方向左側の席に着席するといいでしょう。

多くの航空会社において「A席」が該当します。

また、今回は翼よりも後ろの席から撮影となりましたが、翼よりも前方の座席に座れば、より広く視界を楽しめることができます。JALの場合はクラスJ以上、ANAの場合はプレミアムクラスが前方座席となりますが、ご予算に余裕があればぜひ。

JALやANAであれば事前座席指定が無料でできますので、活用してください。

日当たりを気にする場合は要注意

一方、景色よりも飛行中の日当たりが気になるという場合には、時間帯によって見極める必要があるでしょう。

日陰側の座席は、伊丹行きでK席(進行方向右側)、羽田行きでA席(進行方向左側)となります。ただし、飛行中の旋回によって一時的に日差しが入りますのでご了承ください。

状況によりルートが変わります

安定な離着陸ができるよう、なるべく向かい風になるようなルート取りがされます。

そのため、風向きによって離着陸の方向が180度変わります。

A席に着席したからといって、必ずしも同じような景色を観れるとは限りませんのでご了承ください。

なお、伊丹着便が逆からアプローチする場合は、着陸直前に大きく旋回(伊丹カーブと呼ばれているようです)することが知られています。

また、羽田着便が逆からアプローチする場合は、運が良ければ東京上空を通って着陸する「東京観光ルート」を取ってくれるかもしれません。

状況に応じて変わってしまいますが、それはそれで違った景色を楽しめると思いますので、よろしくです。

まとめ

東京(羽田)ー大阪(伊丹)線に往復搭乗し、以下の知見を得ました。

  • 可能であればA席がオススメ(確約できません)
  • 伊丹着陸時に大阪上空を通り眼下に大阪城も見えます
  • 羽田行き航空機内からは富士山を拝めます
  • 風向きによりアプローチが変わりますのでご容赦ください

ではまた。

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