混雑時でも「並びの指定席」を狙え!誰でもできる方法をえきねっとで解説

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鉄道
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多客時の新幹線や人気の観光列車などでは、予約が好調であることが多く、グループで乗車するときに並びでの空席を確保できないこともよくあります。それでも並びで座りたい場合は、空くタイミングを逃さないように、根気よく粘りましょう。単に粘れと言われても大変でしょうから、「えきねっと」を使った例として効率よく楽に粘る方法の一例をご紹介します。

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空席が出ても並びで取れない

多客時の新幹線や人気の観光列車に乗ろうとしたとき、列車に空席が残っているのに、グループで並びでの席が取れないというのはよくあることですよね。

出典:えきねっと(画面の一部を抜粋)

そんな歯がゆい感じになっている人へ、並びを取る方法をご紹介しますが、期待はしないでください。

というのも、結論は諦めずに「粘れ」の一言。

ただ、単にそう言われてもいやですよね。

ということで、比較的簡単に、かつ効率的に粘る方法をご紹介します。

このページでは、JR東日本の「えきねっと」を活用し、

  • えきねっとの「並び席に限定する」機能
  • 希望座席が取れなかったときに元の画面に戻される”ループ”機能

を利用しています。

えきねっとにおける満席時の動き

えきねっとでは、一部を除き指定列車の好きな座席をピンポイントで指定できる機能が備わっています。

どの座席を選択するにしても、まずは列車を検索して、空きがあることを確認します。

出典:えきねっと(画面の一部を抜粋)

ギリギリ空いていた!ラッキー!と思うのもつかの間だったりします。

  • 隣接した座席に限定する
  • 座席表(シートマップ)から選択する
  • どの座席でもよい

から、2番目のシートマップを開き、希望の座席を予約人数分選ぼうと思っても、

人気列車で、特にボックスタイプの列車の場合は、4人未満の各グループが形成されていて、歯抜けになっているところだけが残っているというケースも多く、この場合は並びでは取れません。

新幹線や特急列車でも、窓側が真っ先に埋まる傾向があり、並びで取ろうと思うと難しいこともよくあります。

並びで取れない状況なのに「隣接した座席に限定する」をタップして進もうとすると、

申し訳ありませんがご希望の座席数が確保できませんでした。お手数ですが、条件を見直して再度操作してください。

との至極当然な回答が返ってきて、THE ENDとなります。

これが、空席があるのに並びでは取れないときのえきねっとの動きです。

こんなとき、並びで座るのは諦めなければならないのか?

画面上で「ループ」できます

乗車直前になり、誰もが諦めそうになっている頃。実はそのときこそが狙い目です。

申し込みとキャンセルが飛び交うため、ふとした瞬間に並び席が揃うことがあるのです。つまり、直前まで粘るのがオススメ。

…ではあるのですが…

そんな時間のないときに何回も【日時選択→区間入力→列車選択→空席を見て→あ~だめだ】というのを繰り返したくないですよね。

でも、えきねっとはちゃんと空気を読めていて、繰り返し空席状況をチェックできる「ループ構造」が出来上がっています。

並びでの空席が確保できなかったときに戻されるこの画面には、

申し訳ありませんがご希望の座席数が確保できませんでした。お手数ですが、条件を見直して再度操作してください。

とメッセージがつづられていますが、条件を見直すかどうかはこちらの勝手であり、条件を見直さずに再度操作を繰り返すことだってできるのです。

この画面のまま[申込内容を確認する]をもう一度押せば、押下した時点での空席状況を再度見てくれます。

律義にちゃんと見てくれます。

その結果、また同じメッセージが返ってきますが…

でも、前述のように当日は空席状況が刻一刻と変化しています。もしかしたら並びで空くタイミングがあるかもしれない。そう信じるのです。

そう信じて、何度もタップするのです。

本当に空くのか「3時間後の列車の並びを必ず取ってみせるから出発の準備しておいて」と家族に伝えた私の末路とともにお伝えしますので、気になる方は次項をお読みください。

人気列車で直前に並びが取れるか検証

時刻は05:30。乗車しようとしている列車は09:40発。えきねっとのシステムメンテナンス明けに空き状況をチェック。

前日までずっと×(満席:並びどころか1席も空きがない)状態だった臨時快速列車の空き状況が△(残りわずか)に切り替わります。

空席は出る。

…ここまでは想定の範囲内です。問題はここからですよね。

我々は家族で乗りたい。近くの席(この場合は同じボックス)に座りたいのです。

ここで、先ほどの画面を出し、家の中で最も通る機会の多い場所にスマホを置きます。洗い物をしている場合はスマホをラップでくるんで汚れないようにしておきます。

そして、スマホの前を通るたびに[申込内容を確認する]をタップします。何も考えずにタップします。

しつこいようですが、無心になり、押すだけです。

これをひたすら繰り返すこと3時間後…ついに。

出典:えきねっと(一部加工処理しています)

きたー!!

約束通り取れました。

あとは落ち着いていつも通りの手続きを進めるだけ。

実に、列車が発車する1時間前に取れたことになります。

間に合わないとか、体調が悪いとか、気が変わったとか…事情は人それぞれなのですが、必ずと言っていいほど席を手放す人が現れます。そこを拾わせていただくには、他のライバルよりもこまめなチェックが必須であり、それができる人が希望の席を手にすることができるのです。

こまめにチェックと言っても、何度も入力する必要がない、ただタップするだけの簡単な作業です。

諦めるくらいならやってみてください。

ちなみに、取れたことを家族に告げても「ふ~ん。」で終わり。いつものように当然取れるものだと思っていたようです。こちらは意外と焦っていたんですけど…

取りやすい列車と取りにくい列車

ここまではきれいに書いてきましたが、このやり方には向いている列車と向いていない列車があります。

取りやすい列車

発売直後に売り切れてしまうような、大人気の観光列車などは、出発直前に並び席を取りやすい傾向があります。

具体的には、イベントとして走る臨時列車、人気のある観光列車、寝台特急などが挙げられます。

せっかく苦労して手に入れたチケットを手放したくない…直前まで持っておこう…なんて思うのは自然なことですが、乗らないのであれば紙切れ(電子くず)になるだけですので、結局は手放されます。

とりあえずとっておこうという心理が働きそうな列車は特に取りやすいことは心得ておきましょう。

ちなみに上記の例で示した指定席は、発売開始直後に即完売した人気の観光列車のものです。

なお、現在運行している寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の予約に強いのはe5489(JR西日本)です。えきねっとは不向きですのでご了承ください。

取りにくい列車

逆に、発売直後は見向きもされず、発車直前になって埋まり始める列車は、出発直前には並び席を取りにくい傾向があります。

具体的には、各新幹線、定期運行の特急列車(あずさ/ひたちなど)が挙げられます。

逆に言えば、出発直前にならなければ席は埋まっていないことが多い列車とも言えますので、早めに並び席を押さえておくことをオススメします。

窓口をおすすめしない理由

かつてはみどりの窓口に出向いて空き状況を確認してもらい、運よく空いていれば発券してもらうという流れが主流でした。

しかし、それだと1回出向いて得られる空席チェックの機会は1回だけです。あまりに効率が悪い方法です。

今ではほとんどの列車がインターネット予約できるようになっています。

インターネットであれば、自分勝手な時間に自分が思うように検索をかけることができますので、大いに活用しましょう。

私もかつて、寝台特急カシオペアの寝台券をゲットするのに幾度となく窓口へ足を運びましたが、もしいまだに走っていて、インターネットで予約できる状況であれば、取るのは(これまでに比べれば)楽勝でしょうね。

注意点

取れないときもあります

当然ではありますが、粘れば並びで取れる可能性は高いものの、それは絶対に約束できるものではございません。

私自身も取れなくて断念したことはあります

取れないからと言って苦情を言わないようにお願いします。あっ、言ってくれても統計が取れるのでいいのですが、先んじては表面上謝ることしかできませんので。

時間を置きすぎるとタイムアウトします

繰り返しタップすることで接続が維持されますが、間が空いてしまうとタイムアウトしてしまいます。

タイムアウトしてしまっても、またログインすればいい話なので焦らなくていいのですが、手間なのでこまめにタップしましょう。

タップのしすぎはNGです

ここで重要なのは、1回の機会(数秒の間)に何回も押さないこと。

気持ちは分かりますが、さすがに1回目のタップと2回目のタップの間の一瞬で状況が変わる可能性は極めて低いですし、サーバーに負荷をかけているだけです。行き過ぎると不正アクセスにもなり得ます。

他の人に迷惑がかかるか、あるいは「迷惑がかかるだろ」と騒ぎ出す人がいます。あくまで1回だけタップを心がけましょう。

やりすぎないように、しかしスマホの前を通るときには必ずタップ。家事が忙しい人であれば、これでだいたい1-3分に1回くらいのペースになります。

タップのたびに期待しない

タップのたびに「空いているかな」と結果をいちいち見届けないこと。

あのね、冷たいことを言いますが、どうせ空いていません。

その数秒も積もり積もればかなりの時間の無駄になりますし、結果は変わりません。他の作業を進めましょう。

なお、空きが出てその先のステップに進んだ場合、その時点で座席は仮押さえされています。10分くらいの猶予があるので、落ち着いてください。

満席になってしまうこともあります

席の並びにぜいたくを言っている間に、全ての席が埋まってしまい、満席で乗車自体ができなくなってしまうこともあります

もし、席が離れてでもその列車に乗らなければならないのであれば、[席が離れてもよい]から必要席数分を確保しておくことをオススメします。

予約済みの状態からも[座席を変更する]ことは可能ですので、座席数を確保後に再度チェックを粘りましょう。

まとめ

人気列車の並び席を取ろうと試行錯誤し、以下の知見を得ました。

  • 空席が残っていても、並びで取れないケースがあります
  • 人気列車であるほど、直前にキャンセルが出やすいです
  • えきねっとは「直前粘り」に適した仕様になっています
  • どうしても取れないときは諦めてください

えきねっと
>> こちら

ではまた。

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