【超朗報】JR東「どこかにビューーン!」を解説。JAL「どこかにマイル」との比較と、たった一つの注意点。

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鉄道

JR東日本からBIGニュースが届きました。2022年12月から「どこかにビューーン!」を開始するとのこと。わずか6000ポイントでJR東日本管内のどこかの新幹線駅に行けるという優れもの。いったい何のことなのか!?実はこのシステム、JALが2016年に導入したどこかにマイルをほぼ踏襲する内容なのですが、決定的に違うことが1つあります。鉄オタでありながらどこかにマイルのヘビーユーザーでもある私が詳しく解説します。

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どこかにビューーン!とは

どこかにビューーン!とは、2022年12月にJR東日本が開始する新たなサービスです。

JRE POINTを6000ポイント消化することで、東京駅・上野駅・大宮駅からJR東日本管内のどこかの新幹線駅まで往復利用できるというものです。

上記3駅を出発駅とし、希望出発日と出発時間帯、希望帰着日と帰着時間帯を選んで検索すると、4つの行先候補が表示され、その候補に納得できれば申し込み、納得できなければ納得できる組み合わせが出るまで再検索して申し込みます。一旦申し込んだら、「往復の列車」「目的地」の決定権はJR東日本にわたります。3日以内に決定され、通知されることになります。

どの列車が指定されても、どの目的地が指定されても、原則としてキャンセルはできません。

最終決定権はないものの、3000ポイント/片道で新幹線に乗車できるのは極めて有能。

このシステムを検討したJR東日本には頭が上がりません。もうね、新宿に足を向けて寝られませんわ。

「どこかにマイル」を全面的にパクる

実はこのシステム、同様のサービスがこの世に存在します。鉄道ファンの中で飛行機に全く興味がないという人がいれば、ちょっとつらいかもしれませんが、その先の話を進めるのに必要な情報なので、ぜひお付き合いください。

どこかにマイルについて

同じようなシステムというのは、JALのどこかにマイルです。

出典:どこかにマイル画面キャプチャ(JAL)

JALのマイルを6000マイル消化することで、羽田空港等の主要空港からJAL就航都市のどこかの空港まで往復利用できるというものです。

羽田空港等を出発空港とし、希望出発日と出発時間帯、希望帰着日と帰着時間帯を選んで検索すると、4つの行先候補が表示され、その候補に納得できれば申し込み、納得できなければ納得できる組み合わせが出るまで再検索して申し込みます。一旦申し込んだら、「往復の航空便」「目的地」の決定権はJALにわたります。3日以内に決定され、通知されることになります。

どの航空便が指定されても、どの目的地が指定されても、原則としてキャンセルはできません。厳密にはキャンセルはできますが、マイルは返ってきません。

最終決定権はないものの、3000マイル/片道で飛行機に乗車できるのは極めて有能。

このシステムを検討したJALには頭が上がりません。もうね、天王洲に足を向けて寝られませんわ。

…って、前項目のコピペをして、駅→空港&JR東日本→JALの全置換でほぼ書けちゃうんです。笑

それもそのはず、野村総合研究所(NRI)が開発したシステムを使っている点が両社で共通しているのです。表向きのシステム自体は単純なのですが、そこはビジネスですので、空席が出そうな便を割り当てるよう、予約状況を鑑みながら便を決定します。意外と裏では複雑な計算をしていると思われます。

どこかにマイルで飛んだ先

でもね、これ…

何となくですが規則性が出てきます。以下に私の実績の一部をご紹介します。

4つの候補地のうち、決定した行先を強調表示しているのですが…

  • 福岡・出雲・長崎・鹿児島
  • 札幌(新千歳)・山形・熊本・石垣
  • 沖縄(那覇)・青森・函館・釧路
  • 沖縄(那覇)・福岡・宮古・大阪(関西)

…と、もうお分かりだと思いますが、大型機が相当な便数で飛んでる都市が入っていると、そこになるという傾向があります。沖縄を大当たりという人も中にはいますが、那覇でよければ割と普通に行ける行先だったりします。石垣や宮古は本当に大当たりなのですが、なかなか当たらないですね。

逆手にとって、地方都市に行きたいときには大型都市を入れないのがミソになります。

  • 岡山・大阪(関西)・奄美大島・秋田
  • 徳島・宮崎・大阪(関西)・青森
  • 宮崎・秋田・函館・旭川

偉そうに書いていますが、外すときは外します。

  • 沖縄(那覇)・奄美大島・旭川・函館

この時は心から沖縄に行きたくて上記の組み合わせで申し込んだのに、正反対の行先に決定。最初はショックでしたが、行ってみたらとても楽しかったです。

そんな思い出も「どこかにマイル」ならでは…なのです。

どこかにビューーン!の決定的な違い

どこかにビューーン!はどこかにマイルと同じユーザビリティになると予想できますが、裏での計算はさらに複雑であると予想されます。

どこかにマイルの場合

どこかにマイルの場合は、出発空港と到着空港を結ぶ航空便を指定することになります。

飛行機の場合は、途中での乗り降りがないため、始発地点から終着地点までの搭乗率は変わりません

よって、空席が余りそうな便を抽出して、それが申込者のニーズと合致すれば便の決定までスムーズに進むんです。

究極は旅の行き先なんてどこでもいいんです。どこ行ったって楽しめます。

航空会社にとっては空席を埋めることができ、乗客にとっては極めてオトクにどこか適当な場所に行ける。まさにWin-Winとはここで使うべき言葉なんじゃないかと思うくらい、理にかなったシステムなのです。

どこかにビューーン!の場合

これがどこかにビューーン!の場合は非常に複雑です。なぜなら、新幹線は途中での乗り降りがあり、始発地点から終着地点までの乗車率が常に変化しているから、東京発着時点の空席状況から列車単位だけで見極めればいい、という問題ではなくなるのです。

越後湯沢で乗降扱い中の上越新幹線「とき333号」新潟行き

よって、空席が余りそうな列車だけでなく、空席が余りそうな区間まで割り出し、中途半端に売りづらい席番がないか!?というところまで分析しないと、効率的な運用ができないのです。

これがどんなに難しいことか…。

だからこそ、このシステムの実現なんて夢にも思わなかったのです。

【問題】

正解はたぶん①>②=③>④の順。または①>④>②>③の順。たぶんですよ、たぶん。全く自信ないです。

①は郡山ー盛岡間が埋まっていて、東京ー郡山が余るので真っ先に割り当てることはほぼ確実でしょう。
②③は「各停タイプのやまびこ」で盛岡まで乗り通す人は少ないと考えられる前提の上で、どうせなら「どこかにビューーン!」に申し込んでくれた人を遠くまで運ぶことで楽しませてSNSで拡散するなりリピーターになるなりしてもらうため、埋まる見込みがないなら割り当てます。東京と大宮は誤差範囲。
④は古川ー盛岡だけが埋まっているので、古川以南をビューーンに割り当てるのが効率的かとも思いますが、一方でおそらく直前でも来るであろう仙台までの有償顧客の需要にも応えられる枠を進んでビューーン!に割り当てる理由はないかもしれません。

…な~んて趣味の範囲で素人がいろいろ考えたりしましたが、ホントのところはまだわかりません。上記は「どこかにマイル」では考える必要のなかったファクターだから、実績がないんです。

みなさんはどう思いますか?

どこかにビューーン!参加者の注意点

まぁでもそのあたりはシステム開発の野村さんが何とかしてくれるので、申込者には関係のない話。とにかく安くオトクにどこかに行けるのは大変にありがたいことです。

そんなどこかにビューーン!に期待ですが、たった一つの注意点があります。

それが「ホテル」の問題です。

どこかにマイルの場合は所詮「都市」に飛ばされるだけで、よほどのことがない限り路頭に迷うことはありません。しかし、どこかにビューーン!の場合は山間の何もない駅(安中〇名など)になることもありますので、難易度は格段に高くなります。

新幹線の駅周辺は「何もない」ことがよくあり、言い換えれば泊まるホテルに困るという確率がどこかにマイル以上に高いのです。

この点だけは非常に心配です。申し込み決定ボタンを押す前に、4つの候補地すべてに対してホテルの調査(空室状況や金額など)だけは入念に実施しましょう。現地で何をするか…なんて戯言は二の次ですよ。

これだけは絶対に守りましょう。

どこかにマイルで申し込み後にホテルが全て満室or超高額で途方に暮れた経験をした私から、しっかり警告しましたよ。

まとめ

どこかにビューーン!について考察し、以下の知見を得ました。

  • JALどこかにマイルと同様のシステム
  • システムの中身は非常に複雑と思われる
  • 6000ポイントでJR東日本のどこかの新幹線駅に行ける
  • ホテルには要注意

楽しみですね。

どこかにビューーン!
>> こちら

どこかにマイル
>> こちら

ホテルの調査
>> 早めに実施のこと

ではまた。

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