【食べてる暇がない】ロイヤルウイング乗船記@横浜(ディナークルーズ)

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横浜の大さん橋発着のクルーズ船「ロイヤルウイング」に乗船しました。乗船~船内~下船の様子をご紹介します。船内で食事を楽しむレストラン船ですが、食べてる暇がないほど、デッキから見る外の景色が素晴らしい。実は歴史の長い船体にも注目です。

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ロイヤルウイングとは

ロイヤルウイングは、横浜を中心にクルージングを展開している旅客船です。

レストラン船です

大さん橋発着で1-2時間の小さな船旅が楽しめるロイヤルウイング。レストラン船という位置づけで、船内には複数のレストランがあり、基本的には食事をしながらクルージングを楽しむというコンセプトで運行されています。

船旅で食事をするとなると構えてしまいそうですが、そこは大丈夫。

Q.服装の指定はありますか?
A.ドレスコード(服装指定)は、ございません。Tシャツやジーンズなど軽装でもお気軽にご乗船ください。もちろん、ドレスアップしてご乗船になるのも、大歓迎です。
出典:ロイヤルウイング(よくあるご質問)

との公式見解がある通り、カジュアルな旅行にも使え、人生の一大イベントにも対応する、心の広いレストラン船でございます。

食事はいらないという人であっても、乗船券のみで船に乗り込むことは可能です。ただし、船内はすべてレストランの食事席ですので、客席はありません。外のデッキで過ごすことになります。

就航する旅客船としては日本最古です

このロイヤルウイングっていう船、実は1959年生まれのおじいちゃん。

初めは阪神ー九州間を結ぶ都市間旅客船として活躍したそうです。当時は山陽新幹線も開業しておらず、鉄道と真っ向から戦っていい勝負だったそう。その後、いろいろあって現在の姿になったわけですが、横浜でのクルージング需要に応える形で大人気に。気づけば還暦を迎えたロイヤルウイングは、現存する旅客船としては日本最高齢に。

船オタにはたまらないですね。

ちなみに一般利用者はそのことに気づかないでしょう。そんな古さは微塵も感じさせない快適な船旅が待っていますよ。船内はどこを切り取っても綺麗で、乗って帰ってきて調べるまで、私も「貴重な経験をしていた」ことに気づきませんでした。悔しい。

出発までの様子

大さん橋で手続き

繰り返しとなりますが、ロイヤルウイングは大さん橋発着となります。

大さん橋のロビーに入って右手に進むと、ロイヤルウイングの受付があるので、ここで手続きします。

ここで乗船料+レストラン料金を支払います。既にチケットがある人は、ここで渡します。お子様連れで、大人分のチケットのみを持っている場合は、お子様分の料金をここで支払います。

子どもについては、

  • 3歳未満:無料
  • 3歳以上小学生未満:食事代金のみ*
  • 小学生以上:小児乗船料+食事代金

がかかってきますので、良い子のみなさんはたくさん食べましょう。

3歳以上小学生未満のお子様は、大人1人につき1人まで乗船料無料です。お子様の人数が大人の人数を超える場合は、超えた人数に対して小児乗船料がかかります。

乗船は20分前から

乗船は出航時刻の20分前から開始になるようです。

乗船口を通ると、最初に船と対面し、そのあとスロープを下って桟橋に出ます。

桟橋では記念撮影(有料)を勧められますので、撮りたければ撮ってもらいましょう。

船内に入ると、食事のコースによって部屋が分かれますので指示に従います。

なお、船内にはエレベーターはありませんので、ベビーカーや車いすをご利用の方にはちょっとバリアを感じるかもしれません。車いすの方は予約の際に申し出るように記載がありましたので、忘れないようにしましょう。

クルージングコース

ここで船がどこを目指すのか、頭に入れておきます。

大さん橋は、横浜の中心地にほど近い、横浜港の中でも(海から見て)奥の場所に位置しています。

船は大さん橋を出発後、横浜ベイブリッジをくぐって東京湾に出ます。

そこで停泊&旋回し、再び横浜ベイブリッジをくぐって大さん橋に戻ってきます。

船酔いを心配される方もいらっしゃいますが、酔って大変なことになるのは稀だそうです。

上記のように、船はかろうじて横浜港から出るものの、東京湾の外には出ませんので、大きく継続的に揺れることはありません。普通の人であれば過度に心配する必要はないでしょう。

船酔いしやすい人で心配であれば、酔い止めを飲んでおいたほうがいいかもしれません。心配している時点で過剰に揺れを感じてしまいやすいですし、レストランの窓から見える、船が旋回する様子などを見ていると気持ちが悪くなることがあるようです。

船内の様子

ここから先は「ディナーバイキング」の例でご紹介します。

ディナーバイキング(食事)

私が申し込んだのはディナーバイキングのコース。18:00出航の便利用で、レストランの席に着いたのが17:50頃でした。すでに料理は用意されていて、出航前から食事ができる感じでした。

で、後からの感想ですが、出航前から遠慮せずに全力でたっぷり食べておいたほうがいいです。

この船旅、見どころだらけで食べる暇がありませんよ。

船の中というだけで場所代はかかっているのでしょうが、それを差し引いてもおいしい料理が並んでいます。悔しいですが食べきれないですね。

写真向かって左のウインナーが美味。右上のゴマ団子は10年以上前にランチバイキングで乗船したころからある、我が家の中ではロイヤルウイング定番の一品です。

ドリンクについて

ドリンクは別料金になります。アルコールまで飲み放題で2,200円、ソフトドリンクだけでも1,100円でした。

ちなみに、水・コーヒー・紅茶で十分だという人は、コースに含まれているのでわざわざ頼まなくても大丈夫です。

頼まないと気まずい空気になるという雰囲気でもありませんので安心してください。

航海の様子

出航すると、ほどなくして横浜ベイブリッジに向けて船が進み始めます。

呑気に食べてる場合ではありません。

レストランからサンデッキに出ることができます。出入り自由とのことで、ちょっとお行儀悪いかもしれませんが、背に腹は代えられないので食事中に何回も離席させていただきました。

みんなは食事に夢中で、デッキには私一人だけ。こんなきれいな景色を独り占めしていいんでしょうか。代わりに食事を頂けないのですが。

サンデッキにも座る場所があります。ここまでであれば、レストランの紙コップにコーヒーを入れて持ち出すことも許されていますよ。

サンデッキから屋上に上がることもできます。後から知りましたが、屋上は飲食禁止です。

操舵室があるので前面展望というわけにはいきません。

しかしこの迫力ですよ。上が首都高速湾岸線、下が国道357号線。1989年開通の横浜ベイブリッジでございます。

真下にくるとなぜか「そうでもない感」が漂いますね…ベイブリッジは横から見るのがいいですね。

夕焼けに合いますね。

グルグル巻きになっている道路は大黒パーキングエリアで、その手前あたりが大黒ふ頭です。大きすぎて横浜ベイブリッジの下をくぐれない世界の豪華客船は、大黒ふ頭に寄港することになります。

2020年にコロナ騒ぎで大変な思いをされたダイヤモンドプリンセス号も大黒ふ頭でしたね。

日が沈むと、月明かりが横浜の海を照らします。

すっかり日も暮れて

みなとみらいは夜景に変わります。

街を彩る観覧車とランドマークタワーと…アパホテル(笑)

このころにはデッキにも人が集まってきて、思うように写真も撮れなくなってしまいました。慌てて席に戻って食事の続きを楽しみます。

食事は着岸の15分前まで取り分けることができます。

着岸後

無事に大さん橋に帰ってきたロイヤルウイング。

到着は予定通りの19:50でした。

私が半分以上の時間を過ごしたサンデッキは、外から見るとこんな感じ▲です。

バイキングを楽しんだのは3階部分。おそらく2階はフルコースのディナーを頂くところだと思います。

改めてみると、これが「日本最高齢の旅客船」とは思えませんね。すばらしい。

コロナ禍で大変ですが、これからも活躍を続けてほしいと思います。

まとめ

ロイヤルウイングに乗船し、以下の知見を得ました。

  • レストラン船です
  • 実は長寿の船です
  • サンデッキからの景色が最高です
  • 食べてる暇がありません

ロイヤルウイングは、カタログギフトにも掲載されることが多いので、手に取る機会があれば探してみてください。

ロイヤルウイング
>> こちら

ではまた。

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