総武本線と東金線が接続する成東駅において、接続時間が1-2分というケースがよくあります。間に合うのか心配になりますが、隣同士に停車するため「接続する」が結論です。なお、ダイヤが乱れている場合には接続しないこともあるので、余裕をもって計画を立てましょう。
成東駅とは
成東駅の場所
成東駅は、千葉県山武市にあるJR東日本の駅です。
総武本線経由で東京と銚子を結ぶ特急「しおさい」も停車。山武市アクセスの中心駅として利用されています。
一方、当駅と大網駅を結ぶ東金線の始発駅であり、総武本線と東金線の乗換駅としても機能しています。
旅行者に大人気
この成東駅ですが、主に鉄道旅行者に大人気の場所だったりします。
週末のプチ旅行に便利な休日おでかけパス(のんびりホリデーSuicaパス)で行ける房総東の果ての駅です。
また、短距離のきっぷでわざと遠回りをして目的地をめざす「大回り旅行」でも、房総半島をめざす場合には必ず通る(かつ必ず乗り換えが必要となる)駅です。
そのような旅行者がぶち当たり、計画をどうするか迷うのが「成東1分乗り換え」ですね。
成東1分乗換はできる
以下、実際には1-4分乗換のケースも含めて「1分乗換」と明記しています。
成東1分乗換が終日にわたり出現
例えば東京駅で1分乗り換えと言われれば、それは誰もが諦めますが、ここは成東駅。
1本逃すと次がなかなか来ませんので、1分乗り換えって可能なのか?心配になりますよね。
狙っているのか偶然なのか…そこも気になり、ドキドキしてしまいます。
ということで調べてきましたが、結論から言うと、ほぼ必ず間に合うようになっています。
「お乗り換え時間がわずかとなっております」
「この電車が到着後、東金線はすぐの発車です」
「速やかにお乗り換えください」
かなり急かされる放送が繰り返し流れますが、ちゃんと乗り換えられます。
成東駅の構造
成東駅には全部で4つのホーム(0番線~3番線)があります。
これらのうち、中央の1番線と2番線を総武本線の列車が使い、0番線と3番線を東金線の列車が使います。
行き違いがない限り、東金線は0番線、総武本線は1番線を使うことが多いようです。これは駅改札口まで水平移動で済むためですが、そのほかにも、東金線と総武本線とのスムーズな乗り換えにも配慮された結果でもあります。
一方、主に総武本線において行き違いが発生する場合は、下り方面の列車が2番線に入ることになりますが、この時に接続する東金線がある場合、3番線が使用されます。
隣同士のホームに停車
1分乗り換えが発生する場合には、隣同士のホームで乗り換えられるように考えられているので安心です。
上記の写真で、左側(2番線)が総武線の銚子行き、右側(3番線)が東金線の大網経由千葉行きです。銚子行きが当駅に到着するのが08:02で、東金線が当駅を発車するのが08:03。
わずか1分の乗り換えでも、この距離感であれば写真を撮る余裕もあります。
ちなみにこのダイヤでは、総武本線が行き違いの列車と交換するため2-3番線での乗り換えが実施されています。行き違い列車が到着する前に、東金線の列車がサクッと発車し、総武本線の線路を跨いで南下していきます。
1分乗換のケースを狙った計画が吉
ここまでくると「1分乗換」はJR東日本が綿密に考えてくれたスムーズな乗り継ぎであることがわかります。
それであれば、旅行者が効率的に移動する際には成東駅で1分乗換になるような計画を立てるのが賢い、ということになりますね。
ぜひ、実践してみましょう。
なお、ダイヤが乱れたら接続しないこともあるので、他の大きめの駅で時間調整するような計画を立てるなど、余裕を持つことをお勧めします。
まとめ
成東駅での1分乗換に挑戦し、以下の知見を得ました。
- 成東駅での1分乗換は可能
- 乗換しやすいように隣同士のホームに停車
- ダイヤ乱れ時は接続しないこともある
成東駅は房総をめざす鉄道旅行者にとっては要となる駅です。
この駅での1分乗換は「できる」ものとして計画を組んで大丈夫。
ただし、これに限らず計画の詰め込みすぎは要注意です。
JR東日本成東駅の構内図
>> こちら
ではまた。