福井県立恐竜博物館は福井駅から離れています。えちぜん鉄道とバスを勝山駅で乗り継いで行くことができますが、だいたい1時間30分は見ておきましょう。えちぜん鉄道福井駅では「電車+バス+入館料」がセットになったお得なきっぷが発売されているのでチェック。勝山駅で見つけた、貴重な休憩スポットもご紹介します。
福井県立恐竜博物館とは
福井県北東部に位置する勝山市。
豪雪地帯としても知られるこの地に、世界三大恐竜博物館の一つとして有名な「福井県立恐竜博物館」があります。
恐竜の展示こそ全国各地の博物館に存在しますが、ここは「恐竜専門」でございます。
40体以上の恐竜の全身骨格が惜しみなく展示されており、福井で発掘された「フクイサウルス」や「フクイラプトル」なども展示があります。
建築にも力を入れています。
エントランスが3階で、一気に地下1階の展示室まで潜りこむエスカレーターは圧巻。反対側から見るとまるで恐竜の骨のような様相を呈しています。
この博物館の見どころをお伝えするには、私には力不足です。詳しい情報を必要とされる方は、他のサイトをご覧になるか、現地でのお楽しみということでお願いします。
その代わりに、当サイトは「交通アクセス」に強みを持っていますので、ここでは福井駅から恐竜博物館をめざす人に参考になる情報を共有したいと思います。
福井県立恐竜博物館の場所
繰り返しになりますが、福井県立恐竜博物館は「福井県勝山市」にあります。
勝山市へのアクセスを担う「えちぜん鉄道」の終点「勝山駅」からバスで入ります。
何もなければかなり不便な立地なのですが、ここは恐竜博物館の集客力が功を奏し、勝山駅から恐竜博物館への直通バスが出ています。
福井県立恐竜博物館へのアクセス
福井県立恐竜博物館へは、電車とバスを乗り継ぎます。
- 福井駅→勝山駅:えちぜん鉄道
- 勝山駅→恐竜博物館:直通バスまたはコミュニティバス
えちぜん鉄道で勝山駅まで
福井駅からは「えちぜん鉄道 勝山永平寺線」に乗車。
しつこいようですがもう一度。
福井駅からは「えちぜん鉄道」に乗ってください。JR線ではありません。
新幹線停車(予定)駅のJR福井駅の隣にポツンと、しかしピカピカにきれいな駅舎を備えるえちぜん鉄道。この駅舎から出発するのは…
こちらの電車です。
必ず「勝山」行きであることを確認してくださいね。「三国港」行きでは行けません。三国港行きでたどり着くのは恐竜ではなく、崖っぷち(東尋坊)です。
1両編成の電車です。時間帯によっては2両編成で運転されることもあります。1両で混みあわないのか!?と心配になりますが…確かに混み合います。
しかし、全員が恐竜博物館に向かっているわけではなく、地元の人や永平寺を目指す人などが途中でどんどん人が降りていきますので、過度に心配しないように。
運がよければアテンダントの方が乗務しています。観光で乗車している方に向けてバスの時間などを案内してくれるので、ありがたいです。
福井駅から約55分、終点の勝山で下車しましょう。
ここは日本有数の豪雪地帯ですが、鉄道も「雪対応」されています。
2021年12月の大雪の際にも、電車は止まらずに走り続けていました。
直通バスで恐竜博物館まで
勝山駅からは恐竜博物館行きのバスが出ています。約12分です。
「どう考えても恐竜博物館行くよね」っていう、間違いようがないくらい分かりやすい車両でやって来ます。
勝山駅ー恐竜博物館間は、この直通バスのほかにもコミュニティバスが走っていますので、時間帯によって使い分けましょう。
勝山駅にはカフェがある
旅行者にとって気になるのが「途中に何があるのか」ですよね。
唯一の中継地点である勝山駅には「休憩スポット」があるのでご紹介しますね。
こちらの駅には、駅に併設のカフェがあります。
その名も「えち鉄カフェ」です。
我々もお邪魔し、えち鉄ブレンド(コーヒー)とおしるこセットをいただきました。冷え切った体には助かりますね。
子どもにはクッキーとジュースのセットがあり頼んでみましたが、結局大人のおしるこを横取りされました。
ちなみに営業時間は17時まで。(※最新情報は要確認)
そのことを知らずに少し時間をオーバーしてしまいました。すみませんでした。
オトクなきっぷのご紹介
さて…お察しの通りなのですが、えちぜん鉄道は運賃が高いです。片道770円。そして、バスも安くはありません。片道300円。合計で片道1,070円かかります。
さらに、こちらもお察しの通りなのですが、オトクなきっぷがあります。
恐竜博物館セット券
まだ恐竜博物館の入館券を「買っていない」方はこちら。
えちぜん鉄道の全線乗車券+バスのフリーきっぷ+恐竜博物館入館券がセットになって2,500円です。
しかも、大人用以外にも大学生/高校生用や中学生用、小学生用、シニア用なども扱われています。
これはオトクですね。
ちなみに企画展が開催されている際には料金が変わることがありますので注意してください。
なお、入館には予約が必要なので注意しましょう。
恐竜博物館用交通セット券
入館予約だけでなく、入館料の決済まで済ませている方には「恐竜博物館用交通セット券」があります。
これには恐竜博物館入館券がつきません。
えちぜん鉄道の全線乗車券+バスのフリーきっぷがセットになって1,500円です。
入館料相当額が割引となっていますので、こちらもオトクですね。
ご自身の状況に合わせて選びましょう。
福井県立恐竜博物館訪問時の注意点
福井駅からのアクセスについて、お分かりいただけたでしょうか。
実際に私が足を運んで感じた注意点を共有しておきます。
みなさまが訪問される際に少しでも思い返してもらえればうれしいです。
冬は雪深くなります
3度目の記載になりますが、勝山市は豪雪地帯です。
福井駅や小松空港などからレンタカーで現地入りすることを考えていらっしゃる方も多いと思いますが、雪道に慣れていない方は、冬場の運転は特にご注意ください。
のどが渇きます
福井県立恐竜博物館周辺には、手軽に飲み物を飲める場所が少ないです。
自販機もなかなか見つけることができず、博物館から徒歩4-5分のレストハウス内でようやく見つけました。
ペットボトルの水を持参すると便利かもしれません。
レストランが混み合います
博物館に入館したらすぐ目の前に、展示室に繋がる下りエスカレーターが待っています。
しかし、ここは右にそれてレストランに向かうが吉。
ピーク時間帯をずらして、午前中に入館してすぐに昼食を取ってしまうのも賢い選択だと思いますよ。
まとめ
福井県立恐竜博物館に電車とバスで訪問し、以下の知見を得ました。
- えちぜん鉄道+直通バスでアクセスできる
- 立ち寄りスポットは勝山駅のカフェ
- 企画展開催時は入館料が変わることがあります
- えちぜん鉄道は大雪でも止まりにくい
公共交通機関で向かわれる方のヒントになれば幸いです。
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ではまた。