東京モノレールを選ぶメリット4選とオトクなきっぷのご紹介

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鉄道
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浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールでは、往復利用を条件に割安になる羽割往復きっぷを発売。通常は地方空港でしか手に入りませんが、ワクチン接種またはPCR検査を条件に浜松町からも使えるように。最大級にオトクな回数券タイプの羽田6枚きっぷも期間限定で登場することがあります。モノレールを選ぶメリットともに解説します。

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東京モノレールは高い

東京モノレールは浜松町と羽田空港を結ぶ、空港アクセスの元祖です。

キャッチフレーズは「乗るたびにドラマがある。」

…いやいや、そんな頻繁に起きるドラマは思い当たりません。笑

強いて言えば、東京モノレールのドラマは券売機で始まります。

片道500円(IC492円)。

かなり強気な価格設定ですが、これでもライバルの京急線と互角の勝負でした。

しかし、京急線空港区間の建設費用がある程度回収できて値下げに踏み切り、品川ー羽田空港間が292円に。今ではモノレールが単独の高額路線になっています。

浜松町ー羽田空港間を1社のみ利用の東京モノレール経由より、2社利用する品川経由で行った方が安いという驚愕なドラマが起きています。

そこに、追い討ちをかけるような上野東京ラインの開業。

かつては浜松町乗換で羽田空港に向かっていた埼玉県や北関東の利用者にとっては浜松町を通過して品川に出た方が楽になってしまい、ますますモノレールから足が遠ざかる…

常磐線ユーザーの筆者もその一人です。

東京モノレールを選ぶメリット

でもね、たま~に使います。そのときに感じるメリットを4つ下記します。

空いています

京急線が通勤路線であるのに対して、東京モノレールは基本的に空港アクセスを担う路線。

周辺には大井競馬場や流通センターもあるので途中駅の利用者もいらっしゃいます。それでも、ラッシュ時でない限り、始発駅で1本待てば必ずと言っていいほど座れます。

特に空いているのは昭和島駅で空港快速に抜かれる普通列車

速達性はありませんが、のんびり移動するにはもってこいです。

乗り場が近いです

乗り場の近さを、特に羽田空港を利用する際に感じると思います。

私は第一ターミナルをよく利用するのですが、ここでは後から開業した京急線が地下深くを走っているのに対して、東京モノレールは比較的浅い。ターミナルの到着ロビーから改札口も至近です。

国際線ターミナル(第三ターミナル)でも同様。京急線が地下を走っているのに対して、東京モノレールは空港ロビーのある地上階を走っていて、ロビーからほとんど段差を経ることなくモノレールに乗ることが可能です。

景色がいい

東京モノレールは高いところを走ります。

車内からはレインボーブリッジやお台場周辺を望むことができます。

穏やかに流れる運河の横を走ったと思えば、やがて飛行機が見えてきて、空港に近づいていることを体感できますよ。

うん、確かにこれは…乗るたびにドラマが起きる瞬間を目にするかもしれません。

地下をひたすら走って、突然空港のホームに投げ出される京急とはひと味違いますね。

手っ取り早い

京急線はとても便利で、羽田空港からの行き先は品川にとどまりません。

泉岳寺や押上、青砥などの都心部はもちろん、川崎や横浜方面にも直通。

慣れている人なら便利なのですが…

…これが地方から来られた方には悩みの種だったりします。

印旛日本医大行きとか言われてもビビりますよね。浦賀なんて歴史の教科書だけの世界だったはずです。高砂ってどう読むのかわからないし、ここは羽田空港なんだから成田空港行きなんて漢字の書き間違えか何かのバグです。

都営地下鉄浅草線の車両なのに逗子方面に向かうエアポート急行

そんな悩みがなくなるのが東京モノレール。

列車によって速さの違いこそあれ、行き先は浜松町だけ

慣れている人には不便とも言いますが、それが不馴れな方にとっては安心に変わります。

おトクなきっぷ

じゃあ東京モノレール乗ってみようかな。って思い始めてくれる頃だと思います。

でも、もう一度お伝えしておきますが…

片道500円です。

高いですよね。少しでも安く乗れるオトクなきっぷをいくつかご紹介してみます。

羽割往復きっぷ

東京モノレール各駅では買えません

まずはオーソドックスなものをご紹介。

羽割往復きっぷは、浜松町と羽田空港の往復に使える乗車券です。

発売額は800円。片道当たり100円オトクになります。

出典:東京モノレール

通年使え、有効期間も10日間確保されているのですが、地方空港に設置している自動券売機や旅行会社でしか手に入らない代物です。

地方から東京に行く方に向けて、飛行機に乗る前にモノレール利用を約束させる、そこそこ姑息な手段です。笑

一日乗車券

土休日の日帰りにおすすめです!

こちらは誰でも買えるきっぷで「東京モノレール沿線お散歩1dayパス」というややこしい名前がついています。

名前がややこしいだけで、実態は単独の「一日乗車券」ですが、なんと700円で発売されています。

土休日のみの取り扱いですが、日帰りの場合は最もオトクな選択肢となります。

山手線内割引きっぷ

土休日の片道旅行ならこの一択です!

こちらは羽田空港に降り立ってから買えるきっぷです。

ワンコイン(=浜松町までの運賃相当)で山手線内の任意の駅まで利用できる、大変おトクな乗車券です。

出典:東京モノレール

土休日のみの取り扱いで、羽田空港発のみの発売ですが、500円で都心まで移動できるのは見逃せません。

東北本線を利用する場合は田端から、常磐線を利用する場合は日暮里から、総武線や京葉線を利用する場合は東京からの乗車券を用意しておけば、エリア内で降りることなく下車駅まで直行できますよ。

羽割往復きっぷが地方限定発売の推定理由

強烈な主観が入っていますので、ゆるく読んでください。

ここで、なんで羽割往復きっぷはモノレールの駅で買えないのか?という疑問が生まれますが、これは買えないんですね。なぜかというと、だってそういう決まりだから…。

その理由を色々考えてみましたが、「大してオトクではないきっぷでモノレールに縛り付ける(笑)」というのが1つあると思います。

確かに片道当たり100円安くなるように見えますが、そんなきっぷを使わなくても、ICカードで乗れば492円で、さらにJALのマイルが20マイル付与され(1マイル=2円換算として40円相当)、ICカードにクレジットカードでチャージすればポイントも貯まる(1%相当貯まるとして5円相当)ので、差額は47円相当に縮みます。

人によっては1マイル=5円くらいの価値をはじき出す人もいて、その場合はICカードで乗った方がオトクということに…

しかも土休日であれば山手線内まで500円というきっぷ(こちらは本当にオトク)もある…

これでいて、羽割往復きっぷに手を出すと往復モノレール縛りにされるわけです。

「大してオトクではない」ので、とりあえず地方空港できっぷを買わせておき、東京モノレール縛りをかけて京急に渡さない(笑)という作戦なのかと…私は勝手に理解しています。※偏った個人の感想です

羽割往復きっぷがモノレールでも買える(期間限定)

(2023年2月)現在は実施しておりません。再実施される見通しもございません。

そんな羽割往復きっぷですが、「新型コロナウイルスのワクチン接種orPCR受診」を条件に、期間限定・曜日限定(土休日)で、東京モノレールの羽田空港3駅と浜松町駅でも発売してくれるキャンペーンを展開したことがあります。

何度でも言いますが、大してオトクではないこのきっぷ。

でも、コロナ対策を応援しようという東京モノレールの気持ちを応援したい、

その一心で、私も買ってみました。

こんな紙のきっぷで発券いただけます。

こういうの好きな人、いますよね?

発売場所は、浜松町駅は定期券うりば、羽田空港は駅窓口とのこと。

気になる方はぜひ買ってみてください。

JRE POINT引き換えも可能に(期間限定)

(2023年2月)こちらのキャンペーンは未実施ですが、JRE POINTの利用促進を打ち出すキャンペーン中に複数回登場しています。今後も再実施される可能性があります。

こちらも期間限定ですが、キャンペーン開催中は間違いなくこれが一番安いです。

羽田6枚きっぷ

なんと、JRE POINT1,800ポイントモノレール利用券が6枚もついてきます

1枚あたり300ポイントです。

これ、完全に京急を意識していますね。笑

今となってはJRE POINTの価値は1ポイント1円以上ありますので、単純に300円相当と考えるのは誤りかもしれませんが、それでもオトク。

ポイントを大量に持っている人は活用してみてください。
>> 詳細はこちら(未実施)

まとめ

久しぶりに東京モノレールに乗り、以下の知見を得ました。

  • 東京モノレールは高いけど、選ぶメリットもある
  • 空いていて快適に移動できる
  • ホームが便利で景色もいい
  • 地方から上京した旅行者にも優しい
  • オトクなきっぷは慎重に選んで
  • 羽割往復きっぷがモノレールでも買えることがあった(期間限定)

京急線を使いたくなる気持ちはよく分かりますが(笑)、たまにはモノレールに乗ってみましょう。

乗るたびにドラマがありますよ。

羽割往復きっぷ
>> こちら

東京モノレール沿線お散歩1dayパス
>> こちら

モノレール&山手線内割引きっぷ
>> こちら

ではまた。

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