【数字の覚え方】鉄道マニアは4桁までの数字をこうやって覚えます。

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「数字を覚えるのが得意」とか「特定の数字に執着する」という鉄道マニア界の”あるある”があります。鉄道マニア流の数字の覚え方をご紹介します。一般の人にそのまま適用するのは難しいですが、みなさまが得意とする分野において特徴的な数字があれば、これを軸に数字を覚える方法は応用できるはずです。

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鉄道マニアは数字に強い

鉄道マニアを嫌わないで

鉄オタという言葉は「鉄道オタク」を略したもの。

残念ながら、世間からの評判は徹底的に良くありません。

写真を撮る場所で罵倒し合ったり、鉄橋によじ登って電車を止めたり、勝手に木を切り崩したり、平然と無賃乗車したり、前照灯を付けるように非常通報ボタンで連絡したり…特に「撮り鉄」と呼ばれる類の人たちは評判が悪いようです。

「オタク」は家に籠っていることからつけられた言葉ですが、割と真面目に「外に出たことないんじゃないか」と思われるような振る舞いで自ら肩身を狭くしていく様子は、もう見ていられないレベル。

このようなブログを立ち上げている私が「全員がそうではない…」などとフォローすることも苦しくなってきています。

いや、私も我がふりを直さなければならないことがあるかもしれず、反省の日々。

鉄道マニアが得意とすること

とはいえ、やっぱり「全員がそうではない」わけです。

そうではない人を「オタク」と差別化し、「鉄道マニア」と呼ぶことにします。

変わらない?うん、確かに。

まぁとりあえず「鉄道マニア」と呼びます。

そんな鉄道マニアの中には、日常生活で役立つ“ならでは(?)の得意技”もあったりします。

その一部を世間一般とは少しずれた視点でご紹介します。

ご興味があればお進みください。

数字を簡単に覚えます

鉄道マニアには、数字に強い人が多いことをご存じでしょうか?

例えば、通勤通学で利用している路線の時刻表を始発から終電まですべて頭にインプットしている人もいます。

データイムのパターンダイヤだけでなく、早朝や夜間の変則的なダイヤも覚えている。

もう変態の領域ですが、覚えようとしているわけではなく、何となく頭に入ってしまうんですよね。

鉄道だけでなく、日常生活や仕事上の様々な場面で出てくる数字。

キーとなる数字はメモを取って忘れないようにするのが普通でしょうが、メモを取らずに数字をすらすらと覚えてしまう鉄道マニアもいます。

仕事上で数字の羅列が出てきたときに「どうせ忘れるんだからメモを取れ」と言われ、「この程度の数字も覚えられないの!?」と思ったことがきっかけで、とりあえずこの記事を書こうと思ったわけです。

4桁までの数字の覚え方の一例

鉄道マニアが特に覚えやすい数字の一例を書いていきます。

時刻とリンク一例

4桁の0000から2400までのうち、下2桁が60未満の数字は特に覚えやすいです。その理由は、時刻に換算してしまうから。

具体例を挙げるときりがありませんが、

例えば1815の場合の、とある鉄道マニアの思考回路は

あぁ1815ね。あれか、あれだな。

18時15分といえば「いわき行き」のE501系の10両編成の電車が水戸駅を出る時間だよね。

他には、1634の場合であれば

え?1634?

16時34分といえば特急「いなほ14号」が秋田駅を出発する時間だね。

そんな感じで、次から次へと頭の中に叩きこんでいきます。

※いなほ14号の時刻はダイヤ改正により変更となっています。

運賃とリンクする

少しまれな例になりますが、例えば2270という数字の場合、

そういえば120キロを超える乗車券って、昔は2270円だったね。

とか、3520という数字なら

3520?聞いたことあるなぁ。あれか?

リアルファインディング・ニモしたときに使った仙台ー水戸のトク50の値段だな。

とか、時刻以外の何かに結び付けて覚えてしまうケースもあります。

車両形式とリンクする

ドンピシャなものが来れば簡単に覚えてしまいます。

だって、これとか、

これですから。

これだって、

これですから。

簡単なことです。

私鉄もうまく使う

4桁以上の場合で、時間とリンクできない場合は私鉄の車両形式が便利です。

例えば5202であれば、東急5000系の第2編成のあのあたりに連結されている車両、という感じで覚えます。

飛行機マニアも同様の傾向?

今回は鉄道の話ばかりをしてしまいましたが、飛行機にも同じことが言えますよね。

例えば、便名や機体と一致するとすんなり覚えてしまう事があると思います。

私自身も「300.9 mg」という数字が出てきたとき、

あぁ、JAL3009便って懐かしいなぁ。成田から伊丹まで国際線機材で飛ぶ便だよね。どこか旅行行きたいなぁ。ここ1年以上、つまらない日が続いているなぁ。

と、数字は覚えたものの、余計なことまで考えが及び、仕事の手が止まってしまったことがあります。

便名に限らず、列車番号と紐づけてしまう人もいるでしょうね。

375Mって覚えていますか?覚え方は「みんな(37)でゴー(5)!」。かつて373系で走っていたころのムーンライトながらの列車番号です。その後…たしか391Mになりましたよね。

3763Mはムーンライトえちご。覚え方は「みんな(37)で岩(ロック)(6)山(3)へ」。谷川岳に向かう列車から、このように覚えました。

以上の情報は、全て過去の時刻表を読み返すことなく書いています。列車が走らなくなった今でも覚えているんです。

いや、覚えなくてもいいんですよ。

何の役にも立ちません。

でも…

覚えちゃうんです。

なぜなら、

好きだから。

注意点

上記のような、自分の好きなこととリンクさせて数字を覚えるというのが得意といいましたが…

数分から1時間程度でさっぱり忘れてしまいますので、大切な情報をメモすることは心掛けなければなりません。

何を忘れるかというと、元の数字ではありません。紐づけを忘れるんです。

専門外なのであまり詳しくありませんが、記憶には「長期記憶」と「短期記憶」があるらしいです。

「長期記憶」は習慣によって得られる記憶で、脳に深く根付います。そのため忘れにくい。

鉄道マニアにとって特徴的な4桁の数字は「長期記憶」に該当するものです。ムーンライトながらの列車番号なんて小学校の時に覚えたのに、オッサンとなった今でも出てきますから…

もはや鉄道の話題は習慣なわけですね。

一方、「短期記憶」は一時的に覚える瞬間的な記憶で、脳には根付いていません。そのため、用事が済めばすぐに忘れます。

自分の好きな数字とリンクさせた記憶というのは「短期記憶」に該当します。

数字自体を覚えていても、何と何をリンクさせて覚えたものなのかすっぽり抜けます。

一時的な記憶に活用したとしても、しっかり記録に残す癖はつけなければなりません

当たり前のことを言っているようですが、これが一番抜けるポイントなんですよね。

まとめ

鉄道マニアが数字を覚える方法の一例として書いてみました。

  • 時刻とリンクする
  • 運賃とリンクする
  • 車両形式とリンクする
  • 列車番号とリンクする

世間を騒がせることもある鉄道ファンですが、得意なこともあります。

お付き合いがある際には、上手いように使ってあげてください。

ではまた。

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