高松駅周辺に宿泊した際にランニングした記録を共有します。
夕方は「せとしるべ」方面。瀬戸内海に沈む夕日を見ながら灯台への一本道を駆ける爽快感はたまりません。
早朝は「栗林公園」方面。高松駅から中央通りを走って向かいます。栗林公園は日の出(夏は5:30)から開園しているので、園内散策もできます。※栗林公園内は走れません
高松市内ランニングの記録
この記事では、どこかにマイルで飛ばされた「高松」に1泊2日(実質滞在時間18時間、夕方着ー翌昼発)した筆者が、
「何もしないくらいならランニングしよう」
と、シューズを持って旅に出た記録です。

サンポート高松~せとしるべ 往復ラン
高松でのランニングといえば必ずここが紹介されるという場所があります。それが、
「サンポート高松~せとしるべ」の往復コース
です。

サンポート高松というのは、地域のコンペンションホールのようなもの。海沿いにあります。
せとしるべというのは、灯台の愛称です。高松港の沖合にありますが、堤防で陸続きになっています。

高松駅・高松築港の北側に走っていきます。あるべき道順はよくわかりませんが、とにかく海に向かっていけば大丈夫。高松駅の駅舎を出たら左のほう(駅舎に向かって右のほう)です。
あとは「せとしるべ」に向かって瀬戸内海に飛び出ている堤防をひたすら走るだけなのですが、
このコースが特徴的なのは、せとしるべまでの1本道が瀬戸内海に突き出しているということ。

地図上では細く見えますが、高松空港に着陸する飛行機の機内からも目視できました。

そして、このコースからは瀬戸内海に沈む夕日をきれいに見ることができます。

フルマラソンに向けたジョグの練習であれば、日没時刻の60分くらい前から走り出すとちょうどいいかもしれません。

ちなみに日が暮れたあとも街頭があるので安心して走ることはできます。
ただ、夕日が上がっているときに比べると物足りなさがあるかもしれません。

なお、コースの途中にトイレがありますので、頻尿ジョガーでも安心です。

サンポート高松~せとしるべ
片道距離:約1.0km (堤防部分のみなら約0.5km)
高松駅ー玉藻公園ー栗林公園 市内ラン
各公園内の有料エリアではランニングできません
翌朝。
東横インに宿泊していたので朝食がついているのですが、これを食べてからのんびり観光していては飛行機が飛んでしまいます。
翌朝は早起きをして、白湯を飲んでから市内ランに出かけました。
高松の良いところは、市内の公園施設が日の出とともに開けてくれること。
夏季期間は5時30分からオープンしています。

まずは高松築港駅隣接の玉藻公園へ。
ここは高松城跡の公園で、入園料は200円。
城を取り囲むお掘には海水が導入されているのが面白いところ。鯉ではなく鯛が泳いでいるそうです。
高松城自体は1884年に取り崩されていますが、土台となっていた「天守台」は現存。ここにつながる鞘橋からは高松築港駅のホームを見ることができます。

逆に言えば、高松築港駅のホームから鞘橋を見ることもできます。

櫓も間近で見ることができますが、こればかりは園外からのほうが写真映えする気はします。

玉藻公園は20分ほど滞在し、ここを出発。
中央通りを南下します。

歩道は歩行者レーンと自転車レーンに分けられていますが、あまり徹底されていない印象で、特に自転車が歩行者レーンを走行している様子は危ないなと。もちろんランナーは歩行者レーンを走りますが、人通りが多いときは自身のペースを鑑みて自転車レーンを走ることもありましたので、強くは言えませんが。
ひたすら中央通りを南下するだけのコースですが、大通りと交差する2箇所において、強制的に地下道へ誘導されました。坂がきついですが、地下では「▲栗林公園」「▲高松駅」などと表示があるので迷うことはありませんでした。

栗林公園に到着。こちらも夏季(4月〜9月)は5時30分からオープンしているので助かります。
しかも玉藻公園の入園券を持っていると団体料金(410→330円)で入ることができます。
電子マネー(交通系IC)やクレジットカードも使えますから、小銭が増えなくて助かります。
係の方も親切で、
「南庭回遊コースがおすすめです。北は別に行かなくてもいい(笑)」
「いやもちろん時間があれば周ってほしいけど」
と教えてくれました。

時間も限られますから、今回は南庭回遊コースのみにしました。
所定60分のコースですが、だいたい40分で巡れます。
ところどころに案内板が出ているので迷いません。

また、南庭回遊コースには飛来峰が含まれます。
ここは栗林公園内随一のビューポイントで、栗林公園の写真はだいたいここから撮られたものが使われています。

朝早いと空いているので、写真を撮るのにも好都合です。
サクッと見たら来た道を戻ります。 平日であれば、このころになると通勤時間帯となり、自転車の通行も増えますから、スローペースで戻りましょう。

高松駅~玉藻公園~栗林公園
片道距離:約2.6km
旅ランの注意点
既に経験ある方には釈迦に説法かもしれませんが…
旅先でランニングする「旅ラン」は、トレーニングのために走るわけではありません。
あくまで旅を楽しむために走るのです。
ペースは意図的に落として、観光や移動のために、体に疲れが残らないようにしましょう。
私は最速で4’45″/km程度の人間で、普段のジョグは6’20″/kmまで落として走りますが、旅ランの時はさらに6’40″~7’00″”/kmくらいまで意図的に落として走ります。
信じられないほど遅いペースかもしれませんが、これでいいのです。
ぜひ楽しむことを第一に考えてくださいね。
ではまた。