高知「My遊バス」を使って桂浜と牧野植物園に行ってきた。

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バス
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高知の鉄板観光地「桂浜」と「牧野植物園」に公共交通機関を使って行ってきました。サクッと半日程度で巡ろうとしている忙しい人向けに感想を述べると、桂浜は1時間あれば観光できますが、牧野植物園は1時間では厳しいです。「My遊バス」の乗車券を使えばどちらも巡ることができました。My遊バスは本数が少ないので、路線バスの片道利用も活用。そのまま空港に行く計画だったので、高知駅までは敢えて戻らずに、My遊バス乗車券でそのまま乗車できる路面電車を活用して100円節約しました。
※My遊バスは路線バスではありません。1300円の「My遊バス乗車券」がないと乗れない特殊なバスとして認識しておきましょう。「My遊バス乗車券」は、特例として高知駅〜桂浜の路線バスを片道に限り利用できるほか、路面電車の市内区間も乗車できます。

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旅行時の疑問と回答

まず初めに、高知旅行における「当初の私の疑問」と「その答え」を記載します。同じことでお悩みの場合はご参考ください。

牧野植物園と桂浜に行く方法

Q1:路線バスを使ってどちらも行くことはできるのか?
A1:路線バスでは牧野植物園に行けない。My遊バスを使えばどちらも行ける。

Q2:安く行く方法は?
A2:牧野植物園に行くならMy遊バス以外に選択肢はない。桂浜のみに行く場合でもMy遊バスが安い。

Q3:桂浜まで早く行く方法は?
A3:桂浜のみ行くのであれば、遠回りをしない路線バスが早い。

My遊バスについて

Q4:My遊バスは都度利用できるのか?
A4:都度利用はできない。使うならMy遊バス乗車券(一日フリータイプ)が必ず必要。

Q5:My遊バス乗車券はどんなもの?
A5:詳しくは本文中。スクラッチで日付を削って使用するタイプ。

Q6:高知駅の乗り場はどこ?
A6:高知駅南口の観光案内所の裏手。北口のバスターミナルではない。

Q7:My遊バスは混むの?
A7:平日であっても朝は混む。桂浜まで行くなら路線バス片道利用もうまく活用を。

牧野植物園について

Q8:そもそも行った方がいいの?
A8:行けば満足するが、高知に来た義務感から迷っているなら行かなくてもいい。

Q9:1時間で足りる?
A9:絶対に足りない。

Q10:混んでいる?
A10:それなりに人は入っているかもしれないが、それに気づかないほど広大。

桂浜について

Q11:そもそも行った方がいいの?
A11:死ぬまでには行ったほうがいいが、悪天候なら次の機会でもいい。

Q12:1時間で足りる?
A12:食事をしないなら1時間で足りる。

Q13:熱中症になる?
A13:なる。

Q14:砂浜を歩かされるの?
A14:砂浜に整備された歩きやすい遊歩道ならある。

Q15:トイレはあるの?
A15:遊歩道沿いにある。それなりに整備されている。

Q16:お土産屋さんはあるの?
A16:バス停周辺にある。一般的な観光地よりも入りやすい雰囲気。

空港から桂浜方面への移動

Q17:高知龍馬空港から桂浜まで一気に行ける?
A17:公共交通機関利用なら行けない。初心者は高知駅経由。慣れている人ははりまや橋経由。

高知観光に使える「My遊バス乗車券」

高知を手っ取り早く観光したいという人へ。

もし、レンタカーを使わずに回ろうとしていて、

  • 桂浜
  • 牧野植物園

という定番の場所が思い浮かんでいるのなら、My遊バスの出番です。

My遊バスは1300円(2024年8月現在)で発売されているMy遊バス乗車券で乗り降り自由となる観光用のバスで、これを使えば桂浜にも牧野植物園にも行くことができます。

見た目は路線バスですが、運賃計算上は路線バスではないので、一部区間を現金払いで利用することはできません。必ずMy遊バス乗車券が必要です。

一方、My遊バス乗車券を持っていると、路面電車の一部区間や桂浜方面の路線バス(片道のみ)が特例で利用できます。

My遊バス乗車券
・My遊バス一日乗り放題
・路面電車市内区間一日乗り放題
・高知駅バスターミナル〜桂浜の路線バスが片道限り利用可能

My遊バス乗車券はこんな感じ。

該当する日付を利用者が削って利用開始します。また、子ども用の場合や割引を使う場合や、路線バスの片道利用をする場合などは、別途当該箇所を係員により削るルールになっています。削れば削るほど効力が縮小する、なかなか考えられた仕組みです。

これを活用して桂浜と牧野植物園に行ってきましたので、その様子をご紹介します。

My遊バス乗車券の購入

My遊バス乗車券は、利用当日でなくとも購入できます

高知駅南口の観光案内所内で購入可能。

払い戻しに制約が出ても良ければ、クレジットカードを利用することもできます。

購入した乗車券は、乗車券の有効期限(私が購入したときは翌年3月31日)までのうち、1日限り有効です。有効化は利用者が日付のスクラッチを削ることで可能。

削る日を間違えると悲惨です。

ホテル〜高知駅

高知駅の繁華街に宿泊していた私。

ホテルから高知駅までも路面電車を使います。

「路面電車を使うとかえって厄介だよ(観光案内所の方)」というお話もありましたが、熱中症になりたくなかったので。

有効化したMy遊バス乗車券で利用できます。

市内完結の路面電車の場合は整理券が出ないので、そのまま乗車し、降りるときに提示します。

高知駅〜牧野植物園

高知駅南口・観光案内所の裏手からMy遊バスが出発します。私を含めてよく間違えられるそうですが、乗り場は北口のバスターミナルではありません

平日1本目のMy遊バスは座席が埋まる程度の乗車率で発車。

途中から五台山の登山道に入ります。ガードレールのない細い道をそこそこのスピードで上がっていきます。

約25分の乗車で牧野植物園正門前に到着します。

牧野植物園

牧野植物園は、MHKテレビ小説「らんまん」でも登場した牧野の植物園です。

広大な敷地を有しており、じっくり見るなら3時間は必要ですが、次のバスで進みたい私には1時間しかなく、結果としてこれは後悔の残る結果となりました。

しかし、牧野植物園がどういうところなのか、というのは感じ取ることができました。

同じように1時間しかない人であれば、「スエコザサ」だけは絶対に見ておくべき。

これだけは現地現物で確認し、バックストーリーも覚えて帰れば、高知に行ったエビデンスとして使えます。

牧野植物園内からも高知市内を見渡すことができます。展望デッキもあるので立ち寄ってみるといいかも。

牧野植物園は730円かかりますが、My遊バス乗車券を見せれば630円になりますので、提示漏れのないように。

また、入園料の支払いにはクレジットカードや交通系ICなども利用できます。

牧野植物園〜桂浜

牧野植物園から桂浜まで、再びMy遊バスに乗車します。

橋を渡り、坂本龍馬記念館を経由しつつ、約25分の乗車で桂浜バス停に到着します。

桂浜バス停付近は2023年にオープンした桂浜テラスがあるので賑わっています。バスの待合所も広々していますから、待ち合わせの時間が生じたとしても困ることはなさそうです。

桂浜

桂浜テラス内に観光案内所があります。

その裏手の階段を上がっていくと、坂本龍馬の銅像があります。

超ベタベタのベタ観光地ですが、想像よりも大きくてびっくりしますから、ぜひ拝んでください。

その先に進むと下り階段があり、桂浜のビーチに出ます。

ビーチ沿いに歩きやすい遊歩道が整備されていて、足元の悪い砂浜を歩く必要はありません。

途中、休憩所が何箇所かあるほか、トイレも整備されているので安心して歩けるでしょう。

桂浜水族館の横の道を上がっていくと、桂浜のサインを見つけることができます。こちらもお約束のスポットかと思います。

桂浜〜高知駅バスターミナル

桂浜バス停に戻ると、My遊バスの運行間隔が開くタイミングとなりました。

ここで路線バス片道利用の出番です。

高知駅バスターミナル行きの路線バスに乗車し、約30分で高知駅に戻ることができます。

路線バスは五台山は登らずに高知駅方面に進みますから、My遊バスよりも早く到着することができます。

片道利用は積極的かつ上手に活用したいですね。

ちなみに途中の東桟橋五丁目からは路面電車と並走する区間となりますが、路面電車よりもバスのほうが早いので、そのまま乗車するのが正解です。

途中、はりまや橋を経由しますので、例の赤い橋を現地現物での確認がお済みでなければ下車しましょう。

はりまや橋〜高知龍馬空港(100円安くする方法)

はりまや橋周辺には、高知龍馬空港方面へのリムジンバスが出ています。

ここから乗ると900円かかりますが、My遊バス乗車券でそのまま乗れる路面電車で空港方面に近づいておけば、800円で済みます。

ごめん方面に乗車し、知寄町二丁目で降りて乗り換えれば100円オトク。お時間に余裕があればぜひ。

まとめ

公共交通機関を利用した高知観光をして、以下の知見を得ました。

  • 高知の鉄板観光地「桂浜」と「牧野植物園」に公共交通機関を使って行くことができる
  • 桂浜は1時間あれば観光できる
  • 牧野植物園は1時間では厳しい
  • 「My遊バス」の乗車券を使えばどちらも巡ることができる
  • My遊バスは本数が少ないので、路線バスの片道利用も活用
  • My遊バス乗車券を活用すると空港リムジンバスの運賃を100円節約可能

ではまた。

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